今週は福島記念を予想する。
福島2000mで行われるハンデG3だ。
全馬指数・前提条件
- 出走馬16頭の指数を算出した。近4走指数1位はユニコーンライオンで80。
- 優勝想定ラインは76と設定する。ハンデG3としては平均レベル。
- Aコース4日目/4日。連続4日目/6日。
- 近4走逃げ経験あり7/16頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)5/16頭。
- 先週に引き続きAコース。先週は先行有利で開催が始まったが、日曜の終盤には差しが決まるレースも見られた。まだ全体的には先行有利という評価だが、今週の土日で内側がダメージを受ければフラット程度にはなるだろうか。
- 馬場は先行or差しはフラット想定も、逃げ先行馬が多いことを考慮して差し優勢レースと想定したい。中段以降から差して来れる馬を選択したい。
JRA芝近4走最大指数
1位 ユニコーンライオン 80
2位 アラタ 77
3位 サトノセシル 76
4位 ベレヌス 75
4位 カテドラル 75
6位 コスモカレンドゥラ 74
7位 ゴールドスミス 73
8位 エフェクトオン 72
8位 フォワードアゲン 72
8位 シャムロックヒル 72
11位 フィオリキアリ 71
11位 オニャンコポン 71
11位 パトリック 71
14位 ヴァンケドミンゴ 69
15位 ロザムール 66
16位 サトノエルドール 65
ユニコーンライオン80
近4走指数ベストは4走前の宝塚記念で80。
近4走指数は80→ダート→60→59。
4走前の宝塚記念では指数80とベスト更新。斤量58kgに対応し能力を示した。
3走前は1年ぶりの出走となりダートを使った。
2走前の札幌記念は指数60と大敗。極めてスタミナの問われるレースで直線まで余力が残せなかった。
前走の京都大賞典も指数59と力負け。
さて今回だが、状態は上向いていはいるが、近2走を見る限り、ベスト時の能力は維持できていないと見ている。先行馬も多く展開も合わなそうであり指数70以下を想定し消しとする。
アラタ77
近4走指数ベストは前走の札幌記念で77。
近4走指数は73→69→68→77。
4走前の金鯱賞は指数73。前で決まったレースで、後方からレースに参加できていない。斤量は56kg。
3走前の巴賞は指数69。スローペースで逃げたにしては物足りない結果だった。斤量は57kg。
2走前の函館記念では指数68と落とした。極めて上がりのかかるレースであり、度外視も可能。
前走の札幌記念では指数77とベスト更新。前が止まらないレースで中段から差し切れなかったし、指数以上に評価も可能。斤量は57kg。
さて今回だが、状態は普通も前走並みの指数77で十分に足りるレース。指数77程度を想定し本命とする。
サトノセシル76
近4走指数ベストは前走の府中牝馬Sで76。
近4走指数は69→66→75→76。
2走前のクイーンSで指数75とベストタイ指数で好走。持続力が問われる展開での好走。
前走の府中牝馬Sでは指数76とベスト更新。瞬発力勝負でも好走し、ここ2走で条件を問わない強さを見せている。斤量は54kg。
さて今回だが、状態は良好。斤量も前走から1kg減の53kgと恵まれたし、指数77程度を想定し対抗評価とする。
ベレヌス75
近4走指数ベストは2走前の中京記念で75。
近4走指数は71→72→75→74。
3走前の谷川岳Sで指数72とベスト更新。
2走前の中京記念ではスローペースで逃げて若干の展開利はあったが、指数75とベスト更新で能力を示した。状態も良好だった。斤量は55kg。
前走の京成杯AHでは指数74。先行有利レースを前付けし恵まれたことが、斤量57kgに増加した分指数を落とした。
さて今回だが、状態は普通。斤量据え置きの57kgだし、フラットから差し優勢のレースで展開的にも厳しいだろうし、最大で指数73程度を想定し消しとする。
カテドラル75
近4走指数ベストは2走前の中京記念で75。
近4走指数は69→61→75→69。
生涯ベストは7走前の京成杯AH。後方からの差し競馬でベストタイの指数76と好走した。斤量は56kg。
4走前のダービー卿CTは展開利も受けて指数69と力負け。
3走前の安田記念は指数61。斤量58kgを考慮しても力負け。
2走前の中京記念では状態良好で立て直しに成功。斤量57kgを背負い指数75と好走した。
前走の小倉記念では指数69と落とした。
さて今回だが、状態は良好。斤量も57kgと据え置きであり、2走前並みの指数75程度を想定し3番手評価とする。差し優勢レースになれば展開も合う。
コスモカレンドゥラ74
近4走指数ベストは前走のケフェウスSで74。
近4走指数は62→67→68→74。
前走のケフェウスSで指数74とベスト大幅更新。ただし単騎の楽逃げで恵まれてもいた。斤量は54kg。
さて今回だが、状態は良好も、斤量は1kg増の55kgとなるし、逃げても同型多数で展開的に厳しいか。最大でも指数74程度を想定し消しとする。
ゴールドスミス73
近4走指数ベストは前走のオクトーバーSで73。
近4走指数は65→72→69→73。
3走前の阿武隈Sで指数72とベスト更新。8歳にして漸く3勝クラスを突破しOP入りを決めた。斤量は54kg。
前走のオクトーバーSでは指数73とベスト更新。斤量56kgにも対応し、8歳にして充実期か。
さて今回だが、状態は普通。最大でも前走並みの指数73程度を想定し消しとする。
エフェクトオン72
近4走指数ベストは3走前の日経新春杯で72。
近4走指数は71→72→68→69。
3走前の日経新春杯は斤量53kgで指数72とベストタイ。
2走前の日経賞は指数68、前走の大阪ハンブルクCでは指数69と近走は低値続き。
さて今回だが、状態は悪い。斤量は53kgと恵まれたがそれでも指数70以下を想定し消しとする。
フォワードアゲン72
近4走指数ベストは前走の新潟記念で72。
近4走指数は61→63→62→70→72。
2走前のSTV賞では指数70とベスト更新。3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。斤量57kg。
前走の新潟記念ではやや外伸びのレースに恵まれたこともあり指数72とベスト更新。斤量は53kgも斤量鈍感傾向のため斤量影響は小さかった。
さて今回だが、状態は平凡。斤量は据え置きの53kgで前走並みの指数72程度までを想定し消しとする。
シャムロックヒル75
近4走指数ベストは4走前のマーメイドSで75。
近4走指数は55→72→69→66。
生涯ベストは6走前のマーメイドSで指数75。ただし斤量50kg、単騎の楽逃げと好走条件が揃っていた。再現性は薄い。
4走前のエリザベス女王杯では斤量56kgを背負い指数55と大敗。ただし差し優勢レースを逃げており度外視でいい。
3走前の中山金杯では指数72と好走したが斤量52kgと恵まれていた。
2走前の中山牝馬Sでは指数69と低値。
前走の新潟牝馬Sでも指数66と低値。
さて今回だが、状態は特に変わり身なし。斤量は52kgと恵まれたが、それでも最大で指数72程度を想定し消しとする。
フィオリキアリ71
近4走指数ベストは2走前のクイーンSと前走の札幌記念で71。
近4走指数は67→70→71→71。
3走前の五稜郭Sで指数70とベスト更新。3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。
2走前のクイーンSでは指数71とわずかにベスト更新。
前走の札幌記念でも指数71と据え置き。
さて今回だが、状態は悪い。指数70以下を想定し消しとする。
オニャンコポン71
近4走指数ベストは3走前の皐月賞で71。
近4走指数は67→71→67→64。
3走前の皐月賞で指数71とベスト更新。
2走前のダービーは指数67と低値。
前走のセントライト記念では指数64kgと低値。
さて今回だが、状態は良好。斤量は54kgと恵まれた。ただ持ち指数71では足りないか。斤量と成長分を考慮しても最大で指数74程度を想定し消しとする。
パトリック71
近4走指数ベストは4走前の都大路Sと前走のオクトーバーSで71。
近4走指数は71→64→53→71。
4走前の都大路Sで指数71とベスト更新。
3走前の鳴尾記念では指数64と落とした。
2走前のケフェウスSでも指数53と低値。
前走のオクトーバーSでは指数71とベストタイ。
さて今回だが、特に上積みはなく、前走並みの指数71程度を想定し消しとする。
ヴァンケドミンゴ69
近4走指数ベストは4走前の福島記念と前走のカシオペアSで73。
近4走指数は69→66→68→69。
生涯ベストは10走前の福島記念では指数77。
近4走は指数70以下の低値続きで、能力のピークは過ぎているか。
さて今回だが、状態は近走との比較では良い方か。福島競馬場(4,1,1,3)と福島巧者であるが、得意の福島でも近走は凡走しているし、好走は難しいか。指数70以下を想定し消しとする。
ロザムール66
近4走指数ベストは4走前の中山牝馬Sで66。
近4走指数は66→30→62→52。
生涯ベストは8走前の七夕賞で指数76。マイペースで逃げて、先行馬決着の展開と得意条件の時計のかかる馬場、さらに斤量53kgも味方した。
4走前の中山牝馬Sでは指数66と低値だが、伸びない内を通ったことや、先行して前が多少潰れる展開になったこともあるし度外視で良い。
3走前の福島牝馬Sでは前が厳しい展開で先行し伸びない内を通ったこともあり指数30と低値。度外視でいい。
2走前の七夕賞では指数62と力負け。
前走の新潟牝馬Sでも指数52と大敗。
さて今回だが、状態は悪い。斤量52kgと恵まれたがそれでも指数70以下を想定し消しとする。
サトノエルドール65
近4走指数ベストは前走のオクトーバーSで65。
近4走指数は63→障害→障害→65。
障害ベストは2021年の巴賞で指数72。
直近高値は前走のオクトーバーSが指数65。
さて今回だが、状態は悪い。指数70以下を想定し消しとする。
まとめ
◎アラタ 想定指数77
○サトノセシル 想定指数77
▲カテドラル 想定指数75
逃げ馬には厳しく、中段程度からの差しが決まると想定している。能力上位のアラタ、サトノセシルを高評価とした。今回のメンバーレベルでは、1枚抜けているのではないか。基本的にはこの2頭で勝負したい。3番手評価はムラ傾向で読めないところはあるが、カテドラルを置いた。
あとは、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想（印と買い目1500円分）は、Twitter＠K16005で公開する。
