【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022エリザベス女王杯G1 全馬指数

今週はエリザベス女王杯を予想する。

阪神2200mで行われる牝馬限定G1だ。

 

全馬指数・前提条件

  • 出走馬18頭の指数を算出した。近4走指数1位はジェラルディーナで79。
  • 優勝想定ラインは79と設定する。牝馬限定G1としては平均からやや低いレベル。
  • Aコース13日目/15日。連続開催13日目/26日。
  • 近4走逃げ経験あ3/18頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)5/18頭。
  • 阪神開催の6週目。先週の馬場を見る限り、馬場はやや外伸びで、差しよりは先行有利。時計はまだ早い。
  • 逃げ先行馬は平均的でミドルペース想定。先週までの馬場と変わらなければ、18頭立て内回りコースで後方から差し届くのは相当展開利がないと難しいか。理想は中段からの外差し。中段程度につけて直線瞬発力で抜けだせる馬を選びたい。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 ジェラルディーナ   79

2位 デアリングタクト   78

2位 イズジョーノキセキ  78

2位 ウインマリリン    78

5位 スタニングローズ   76

5位 アカイイト      76

7位 テルツェット     75

7位 ナミュール      75

7位 アンドヴァラナウト  75

7位 クリノプレミアム   75

7位 ウインマイティー   75

7位 ローザノワール    75

13位 ルビーカサブランカ   74

13位 ウインキートス     74

15位 ピンハイ        73

15位 ライラック       73

15位 ホウオウエミーズ    73

指数なし マジカルラグーン 海外競馬のため

 

 

ジェラルディーナ79

近4走指数ベストは前走のオールカマーで79。

近4走指数は72→76→73→79。

4走前の阪神牝馬Sでは指数72と平凡も後方から脚を余しており能力的にまだ上はある。斤量は54kg。

3走前の鳴尾記念では後方待機から瞬発力勝負で能力発揮。やや脚を余したが指数76と好走した。斤量は54kg。

2走前の小倉記念ではやや仕掛け遅れもあったがほぼ能力を発揮でき指数73。斤量は54kg。

前走のオールカマーでは指数79とベスト大幅更新。ただし圧倒的に内枠有利なレースに恵まれた結果であり再現性はない。斤量は54kg。

さて今回だが、状態はかなり良好で上積み十分。とは言え、前走は枠に恵まれておりそこから斤量が2kg増える。状態良化があっても指数77程度を想定し抑え評価とする。

 

デアリングタクト78

近4走指数ベストは2走前の宝塚記念で78。

近4走指数は海外→75→78→68。

生涯ベストは6走前のJCで指数81。斤量53kgにも恵まれた。

4走前のQE2世Cでは海外競馬なので指数は出していないが、ラヴズオンリーユー、グローリーヴェイズの3着と好走し力を示した。

その後右前脚を故障し、3走前のヴィクトリアマイルが1年以上ぶりのレースとなった。ただし休み明けで指数75と平凡。

2走前の宝塚記念では叩いた上積みもあり、指数78とベスト更新。斤量は56kg。

前走のオールカマーでは指数68と落とした。斤量54kgも考慮したらもう少し頑張って欲しかったが、内枠有利なレースで不利な外を回した結果であり多少の度外視は可能。

さて今回だが、前走を叩いて状態はかなり良好。宝塚記念並みの指数78程度を想定し対抗評価とする。

 

イズジョーノキセキ78

近4走指数ベストは前走の府中牝馬Sで78。

近4走指数は66→62→70→78。

2走前の垂水Sを指数70で勝利しOP入りを決めた。

前走の府中牝馬Sでは指数78とベスト大幅更新。ただし内枠有利かつ差しが決まるペースが完璧にはまった結果かつ、斤量も54kgと恵まれており再現は難しいか。

さて今回だが、状態は普通。斤量は2kg増の56kgを背負い、前走は相当上手くいった結果でもあり、前走並みは難しい。指数75程度を想定し消しとする。

 

ウインマリリン78

近4走指数ベストは前走の札幌記念で78。

近4走指数は53→56→73→78。

生涯ベストは5走前のオールカマーで指数79。状態は良好かつ内有利馬場にも恵まれ指数79とベストタイ。斤量は55kg。

4走前のエリザベス女王杯は指数53と落とした。オールカマー反動で状態は悪かったし、外差し優勢レースを先行しており展開も合わなかったため度外視でいい。

3走前の大阪杯は指数56と力負け。

2走前の宝塚記念では指数73とそこそこ好走した。

前走の札幌記念では先行有利な展開にやや恵まれはしたが、指数78と好走した。斤量は55kg。

さて今回だが、状態は普通。斤量1kg増の56kgと前走若干恵まれたことも考慮し、フラットな展開では指数76程度を想定し消しとする。

 

スタニングローズ76

近4走指数ベストは前走の秋華賞で76。

近4走指数は68→74→74→76。

3走前のオークスでは指数74と好走。

2走前の紫苑Sでも引き続き指数74。

前走の秋華賞では指数76とベスト更新。斤量は55kg。

さて今回だが、状態は特に変わり身なし。秋3戦目で使った上積みはない。今回斤量は54kgであり、斤量分の上昇は可能であり、指数78程度を想定し3番手評価とする。

 

アカイイト76

近4走指数ベストは4走前の金鯱賞で76。

近4走指数は76→71→74→67。

生涯ベストは6走前のエリザベス女王杯。状態抜群であり斤量56kgを背負いながら指数79とベスト更新。ただし差し優勢レースで展開には恵まれていた。

4走前の金鯱賞では指数76と好走。フラットな展開ではこの程度が現状の能力か。斤量は55kg。

3走前の大阪杯では指数71と落とした。後方からレースに不参加であり度外視で良い。

2走前のヴィクトリアマイルでは指数74と平凡。こちらも後方から不参加であり度外視で良い。

前走の府中牝馬Sでは指数67と落とした。後方から外を回して届く位置ではなかったが、それでも物足りないか。

さて今回だが、状態は良好。それでも斤量56kgでフラットな展開なら指数75程度を想定し消しとする。

 

テルツェット75

近4走指数ベストは前走のクイーンSで75。

近4走指数は70→74→71→75。

生涯ベストは2021年のクイーンSで指数77。状態良好かつ得意の時計のかかる馬場も合っていた。斤量は55kg。

4走前のエリザベス女王杯では完調手前で指数70と落とした。

3走前の中山牝馬Sでは指数74。斤量56.5kgを考慮したら十分能力を発揮できた方か。

2走前のヴィクトリアマイルは前で決まったレースを後方から不参加だったし、そもそも持ち時計もなく高速馬場のマイルは合わない。指数71と低値だが度外視で良い。

前走のクイーンSでは斤量56kgを背負いながら指数75と好走。ただイン突きの好騎乗がはまった結果でもあった。

さて今回だが、状態は普通。フラットな展開では指数75程度を想定し消しとする。

 

ナミュール75

近4走指数ベストは前走の秋華賞で75。

近4走指数は71→69→72→75。

3走前の桜花賞は後方から伸び切れず指数69と落とした。

2走前のオークスでは指数72とベスト更新。

前走の秋華賞では休みを挟んで成長分があり指数75とベスト更新。斤量は55kg。

さて今回だが、秋2戦目で上積み十分で状態良好。斤量1kg減も考慮し、指数79程度に伸ばすと想定し本命とする。

 

アンドヴァラナウト75

近4走指数ベストは前走の府中牝馬Sで75。

近4走指数は69→74→69→75。

4走前の愛知杯では休み明けの完調手前で指数69と落とした。度外視で良い。

3走前の阪神牝馬Sでは十分仕上がり、指数74と好走した。

2走前のヴィクトリアマイルでは指数69と落とした。完調手前であり度外視で良い。

前走の府中牝馬Sでは、指数75とベスト更新。ただし斤量54kgかつ内差し優勢レースがはまっており再現性は薄い。

さて今回だが、状態は普通。斤量2kg増の56kgも考慮し指数72程度に落とすと想定し消しとする。

 

クリノプレミアム75

近4走指数ベストは2走前の京成杯AHで75。

近4走指数は74→68→75→71。

生涯ベストは5走前の中山牝馬Sでは指数75。若干の外伸び馬場と斤量53kgに恵まれはした。

4走前の福島牝馬Sでは指数74と引き続き好走した。

3走前のヴィクトリアマイルでは指数68と落とした。折り合いを欠いたのもあるが、距離短縮で高速馬場のマイル戦に対応できなかった方が大きいか。この馬は中山牝馬S福島牝馬Sのように1800mぐらいでかつそこそこ持続力が問われるレースがベストか。

2走前の京成杯AHでは指数75とベストタイ。先行有利レースを前付けで恵まれ、勝ち時計1分33秒6のレースに対応して好走。

前走の府中牝馬Sでは指数71と落とした。揉まれ弱い馬なので馬群に揉まれた分もあるが、高速馬場の時計勝負は基本的に合わない。斤量は54kg。

さて今回だが、状態は悪い。斤量2kg増の56kgも考慮し指数70程度に落とすと想定し消しとする。

 

ウインマイティー75

近4走指数ベストは2走前のマーメイドSで75。

近4走指数は58→68→75→74。

4走前の福島民報杯では指数58と大敗。先行馬には厳しい展開であり度外視で良い。

3走前のメトロポリタンSでも指数68と平凡。

2走前のマーメイドSでは指数75とベスト更新。ただし開幕週で極めて先行有利なレースを先行して恵まれており指数通り評価はできない。斤量は54kg。

前走の京都大賞典では指数74と好走。斤量は54kg。

さて今回だが、状態良好。ただし斤量2kg増の56kgを背負って指数を伸ばすのは難しい。最大で指数74程度を想定し消しとする。

 

ローザノワール75

近4走指数ベストは3走前のヴィクトリアマイルで75。

近4走指数は71→75→74→56。

4走前の中山牝馬Sでは伸びない内を通り、先行馬が残れない展開もあり指数71と落とした。

3走前のヴィクトリアマイルは逃げて先行有利の展開利の恩恵を受けて指数75と好走した。斤量は55kg。

2走前のクイーンSでは状態も良くフラットな展開で指数74と好走。斤量は55kg。

前走の府中牝馬Sでは指数56と大敗。ハイペースで逃げて脚を残せておらず度外視で良い。

さて今回だが、状態は普通。斤量2kg増の56kgも考慮し指数72程度に落とすと想定し消しとする。

 

ルビーカサブランカ74

近4走指数ベストは前走のクイーンSで74。

近4走指数は71→72→64→74。

生涯ベストは5走前の愛知杯では指数75。ただし斤量52kgと恵まれたし、イン突きの高騎乗もあり再現性は薄い。

4走前の中山牝馬Sでは斤量55kgを背負い指数71と落とした。

3走前の福島牝馬Sは斤量54kgで指数72。

2走前のマーメイドSは指数64と落とした。先行決着を中段から取り零してはいるが、伸び自体も平凡で力負け。

前走のクイーンSでは斤量55kgで指数74と能力を示した。

さて今回だが、状態は普通。斤量1kg増の56kgも考慮し指数72程度に落とすと想定し消しとする。

 

ウインキートス74

近4走指数ベストは2走前の目黒記念と前走のオールカマーで74。

近4走指数は59→66→74→74。

生涯ベストは8走前の目黒記念で指数79。ただし極端なスローペースを2番手追走で展開に恵まれた面が大きい。さらに、斤量52kgにも恵まれており再現性はない。

4走前の有馬記念は指数59と大敗。タフな馬場でのハイペースのスタミナ比べとなり、適性以上にスタミナが問われ直線で既に余力がなかった。

3走前の日経賞もタフな展開に対応できず、そもそも後方からレースに参加できておらず指数66と低値だが度外視でいい。

2走前の目黒記念では指数74と直近高値。逃げて展開利もあり再現性は薄い。斤量は54kg。

前走のオールカマーでも指数74と据え置き。このレースも内枠有利なレースに恵まれており再現性はない。斤量は54kg。

さて今回だが、状態は悪い。斤量2kg増の56kgも考慮し指数71程度に落とすと想定し消しとする。

 

ピンハイ73

近4走指数ベストは3走前の桜花賞と前走の西宮Sで73。

近4走指数は69→73→71→73。

3走前の桜花賞では指数73と好走。斤量は55kg。

2走前のオークスでは指数71と若干落とした。

前走の西宮Sでは指数73とベスト更新。斤量は53kg。

さて今回だが、状態は普通。斤量は桜花賞から1kg減の54kgも、最大で指数75程度を想定し消しとする。ミッキーアイル産駒かつ桜花賞、西宮Sでの好走、距離延長のオークスで指数を落としたことから見て、距離は最も短い1600m〜1800mで時計も上がりも速いレースの方が向いている可能性があるか。

 

ライラック73

近4走指数ベストは2走前の紫苑Sで73。

近4走指数は63→61→73→68。

2走前の紫苑Sで指数73とベスト更新。

前走の秋華賞では指数68と落としたが、最後方から大外ぶん回しで届くレースではなく度外視で良い。斤量は55kg。

さて今回だが、状態は良好。斤量は紫苑Sと同じ54kg。良化分で指数76程度まで伸ばすと想定するが、それでも足りないため消しとする。

 

ホウオウエミーズ73

近4走指数ベストは前走の新潟牝馬Sで73。

近4走指数は71→58→ダート→73。

4走前の福島牝馬Sでは斤量54kgで指数71。

3走前のマーメイドSでは指数58と大敗。後方から不参加ではあったが、伸び自体は平凡で力負けか。

2走前はダートを使った。

前走の新潟牝馬Sでは指数73とベスト更新。斤量は54kg。

さて今回だが、状態は普通。斤量2kg増の56kgも考慮し指数70程度を想定し消しとする。

 

マジカルラグーン 指数なし

海外競馬のため指数は算出していない。

愛オークス勝ち馬であり能力は上位か。ただし父ガリレオ、母系はニジンスキー系という血統を考えたら日本の馬場に合う可能性は高くない。スノーフェアリーと繋げてしまいそうになるが、スノーフェアリーはエリザベス2連覇に香港C勝ち、凱旋門賞3着もあり1枚レベルが違う馬ということにも留意したい。

斤量は愛オークスから4kg減の54kgと恵まれたが、適性面の評価で最大で指数75程度を想定し消しとする。

 

まとめ

ナミュール    想定指数79

○デアリングタクト 想定指数78

▲スタニングローズ 想定指数78

△ジェラルディーナ 想定指数77

 

秋2戦目で状態面での上積みもあり、能力も上位クラス、斤量減の恩恵も受けれらるナミュールを本命とする。スタニングローズは秋3戦目で上積みは小さいと判断し3番手評価までとした。対抗デアリングタクトは状態良好で能力も上位であり宝塚記念並みのパフォーマンスを想定した。最後に斤量増を埋める必要はあるが、状態も良さそうなジェラルディーナを抑えた。

あとは、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。