【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022マイルチャンピオンシップG1 全馬指数

今週はマイルCSを予想する。

阪神1600mで行われるG1だ。

 

全馬指数・前提条件

  • 出走馬17頭の指数を算出した。近4走指数1位はセリフォスで83。
  • 優勝想定ラインは82と設定する。G1としては平均レベル。
  • Aコース15日目/15日。連続開催15日目/26日。
  • 近4走逃げ経験あり5/17頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)6/17頭。
  • 長きに渡る阪神開催Aコースの最終週。先週の馬場を見る限り、馬場は外伸びでやや差し優勢。時計はまだ早い。
  • 逃げ先行馬はそこそこ頭数はいるが、どれも飛ばすタイプではないためミドルペース想定。先週までの馬場と変わらなければ、理想は中段からの外差し。中段程度につけて直線瞬発力で抜けだせる馬を選びたい。また内枠は割り引きたい。
  • 前哨戦を見ると、今年は富士S毎日王冠も極めてハイレベル。しかしどちらも東京競馬場の高速馬場の瞬発力勝負である。阪神マイルは東京よりかは持続力も問われる。特にエリザベス女王杯の週に雨も降って馬場も傷んでいるし今週も雨予報ということもあり、若干問われる適性が異なりそうな点には留意したい。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 セリフォス       83

2位 シュネルマイスター   82

2位 サリオス        82

4位 ソウルラッシュ     81

4位 ダノンスコーピオン   81

6位 ジャスティンカフェ   80

7位 ソダシ         79

8位 ロータスランド     78

8位 ダノンザキッド     78

8位 ピースオブエイト    78

11位 エアロロノア       77

11位 ウインカーネリアン    77

13位 ファルコニア       76

13位 マテンロウオリオン    76

15位 ホウオウアマゾン     75

16位 ベステンダンク      72

17位 ハッピーアワー      67

 

 

セリフォス83

近4走指数ベストは前走の富士Sで83。

近4走指数は71→72→78→83。

3走前のNHKマイルで指数72とベスト更新。斤量は57kg。

2走前の安田記念では斤量54kgの恩恵を受け、指数78とベスト更新。

前走の富士Sでは状態良好で指数83とベスト大幅更新。完全なる瞬発力勝負であり適性も十分。斤量は54kgと恵まれたいた。

さて今回だが、前走に引き続き状態は良好。枠も5枠と内すぎない枠を引けたし、鞍上もレーン騎手に強化。斤量2kg増の56kgはあるが、それでも指数80程度は出せると想定し抑え評価とする。

 

シュネルマイスター82

近4走指数ベストは4走前のマイルCSで82。

近4走指数は82→海外→79→75。

4走前のマイルCSでも指数82とベスト更新。伸びない内を通っており指数以上に評価できる。斤量は56kg。

3走前のドバイターフでは指数は出していないが8着と力負け。

2走前の安田記念では指数79。斤量58kgを背負い、直線では前が壁になったことを考慮したら十分高指数。

前走のスプリンターズSでは指数75と落とした。休み明けかつ1200mも忙しく、さらに当日伸びない外を回して脚を余しているし、直線で一度前が壁になったロスもあり度外視で良い。

さて今回だが、前走を叩いて状態は良好。2枠とかなり競馬が難しい枠に入ってしまったが、昨年のマイルCSでも不利な枠で指数82と好走しているし、今回も指数82程度を想定し3番手評価とする。

 

サリオス82

近4走指数ベストは前走の毎日王冠で82。

近4走指数は海外→71→78→82。

生涯ベストは9走前の毎日王冠で指数83。ただし斤量54kgと恵まれている。

4走前の香港マイルは指数は算出していないが、海外G1で3着と好走した。

3走前の高松宮記念では指数71と力負け。ベストは高速マイルだろうから、重馬場も1200mもよくはないだろうし、度外視は可能。

2走前の安田記念では斤量58kgに対応し指数78と好走した。斤量を考慮したらベストに近い。

前走の毎日王冠では状態良好で指数82と好走。斤量56kgを考慮したらベストと言って良い。高速馬場の瞬発力勝負という条件もあっていた。

さて今回だが、状態は平凡。叩き良化タイプではないので、特に上積みなし。斤量は57kgとなることと、3枠で割り引いて指数79程度を想定し抑え評価までとする。

 

ソウルラッシュ81

近4走指数ベストは前走の富士Sで81。

近4走指数は74→77→72→81。

4走前の春興Sでは指数74と既にOP特別レベルの指数で快勝。3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。

3走前のマイラーズCでは指数77とベスト更新で重賞制覇。稍重馬場であり、時計のかかるパワーのいるレースだった。斤量は56kg。

2走前の安田記念では指数72と平凡。斤量58kgもあったが、直線で詰まった影響が大きく度外視で良い。

前走の富士Sでは斤量57kgで指数81とベスト更新。高速馬場の瞬発力勝負に対応し能力を示した。

さて今回だが、状態良好で上積みあり。6枠と良い枠を引けたし、指数82程度に伸ばすと想定し対抗評価とする。雨が降れば、持続力が問われるマイラーズCのような展開になるだろうから、雨は歓迎なタイプ。

 

ダノンスコーピオン81

近4走指数ベストは前走の富士Sで81。

近4走指数は65→71→75→81。

4走前の共同通信杯では指数65と低値。

3走前のアーリントンCでは指数71とベスト更新。

2走前のNHKマイルでは指数75と再度ベスト更新だ。斤量は57kg。

前走の富士Sでは指数81とベスト大幅更新。瞬発力勝負で力を示した。斤量は春にNHKマイルを勝っていることもあり56kgを背負っていた。

さて今回だが、状態はまずまず良好。8枠という好枠を引けたし競馬はしやすい。斤量も前走から据え置きであり、指数82程度に伸ばすと想定し本命とする。富士Sでは究極の瞬発力勝負でやや分が悪かったが、マイルCS富士Sよりは持続力も必要なレースになるためこの馬にとっては上昇余地あり。

 

ジャスティンカフェ80

近4走指数ベストは前走の毎日王冠で80。

近4走指数は68→73→76→80。

3走前の湘南Sで指数73とベスト更新で3勝クラス突破。この指数はOP特別レベルであり、条件戦にしては高め。

2走前のエプソムCでは指数74とベスト更新。馬場の悪い内を通ったので、それを考慮したら好走と言って良い。

前走の毎日王冠では高速馬場の瞬発力勝負で指数80とベスト更新。斤量は56kg。まだ上昇余地はあった。

さて今回だが、状態良好で上積もあり絶好調か。斤量1kg増の56kgには状態分で対応可能。4枠は微妙だが、それでも指数80程度までを想定し抑え評価とする。

 

ソダシ79

近4走指数ベストは3走前のヴィクトリアマイルで79。

近4走指数はダート→79→74→77。

3走前のヴィクトリアマイルは高速マイルのベスト条件。成長分もあり指数79とベスト更新。斤量は55kg。

2走前の札幌記念は指数74と落とした。高速マイルがベスト条件のこの馬にとって、時計も上がりもかかる2000mは好走不可能であり度外視で良い。むしろそれで指数74はかなり評価できる。

前走の府中牝馬Sでは斤量56kgを背負いながら指数77と好走し能力を示した。

さて今回だが、状態は特に変わり身なし。前走から斤量は1kg減も考慮し指数79程度を想定し抑え評価とする。3枠は割引。

 

ロータスランド78

近4走指数ベストは3走前の高松宮記念で78。

近5走指数は77→78→74→76。

4走前の京都牝馬Sでは指数77とベスト更新。状態が抜群に良くベスト時から2kg増の56kgに対応して指数を伸ばした。また2歳時以来の1400mで、今回は時計の出る高速馬場だったが、忙しい様子もなかったし、指数も出ていることから距離短縮がプラスに効いたのだろう。

3走前の高松宮記念ではさらなる距離短縮に対応し指数78とベストを更新した。斤量は55kg。

2走前の安田記念は指数74と平凡。適距離よりは長く度外視で良い。斤量は56kg。

前走のスワンSでは完調手前で指数76と平凡。度外視で良い。

さて今回だが、前走を叩いて完調。距離は長いし枠も4枠と微妙。状態面でカバーできる可能性もあるが、それでも最大でベスト時並みの指数78程度を想定し消しとする。

 

ダノンザキッド78

近4走指数ベストは2走前の関屋記念と前走の毎日王冠で78。

近4走指数は66→76→78→78。

生涯ベストは5走前のマイルCS。叩き2戦目で指数81とベストを大幅更新。ここで完全に本格化した。斤量は56kg。

4走前の中山記念では完調手前、出遅れ、道中捲り気味で消耗などもあり指数66と落とした。度外視でいい。

3走前の安田記念では指数76。斤量58kgを考慮してもまずまず好走と言えるか。

2走前の関屋記念では状態良好で指数78と好走。前有利バイアスの強いレースを差し遅れたにしては好走と言って良い。斤量は57kg。

前走の毎日王冠ではゲートを壊すハプニングなどもありながら指数78と好走。斤量は56kg。

さて今回だが、状態は平凡。斤量1kg増の57kg、3枠という悪枠も考慮し最大でも指数78程度を想定し消しとする。

 

ピースオブエイト78

近4走指数ベストは前走の富士Sで78。

近4走指数は69→6→64→78。

4走前の毎日杯では逃げて指数69と3歳春という時期を考えたら高指数。

3走前のダービーでは指数6と大敗した。

2走前の小倉記念では指数64と平凡。斤量53kgと恵まれたが指数は伸びなかった。

前走の富士Sでは上積みがあり瞬発力勝負のマイル戦にも向いたのか指数78とベスト大幅更新。ただし斤量は54kgと恵まれている。

さて今回だが、状態は良好で上積みあり。それでも斤量2kg増に対応して指数を伸ばすのは難しいか。最大でも前走並みの指数78程度を想定し消しとする。

 

エアロロノア77

近4走指数ベストは2走前の安田記念で77。

近4走指数は74→69→77→76。

4走前の六甲Sでは指数74と好走した。斤量57kgを考慮したら実質ベストに相当。やや折り合いを欠いており、それを考慮したら指数以上に強いと言える。

3走前のマイラーズCでは指数69と力負け。

2走前の安田記念では指数77とベスト更新。後方からレースに不参加であったが、上がり最速で追い込み見せ場は作ったし能力は示した。斤量は58kg。

前走の富士Sでは指数76。斤量56kgを考えたら物足りず力負けだった。

さて今回だが、特に変わり身なし。案外だった前走から斤量も増えるし、好走は難しいか。外枠で競馬はしやすそうなので、最大で安田記念並みの指数77程度を想定するが、能力的に足りず消しとする。

 

ウインカーネリアン77

近4走指数ベストは前走の関屋記念で77。

近4走指数は68→74→73→77。

3走前の谷川岳Sでは指数74とベスト更新。ただし48.6-45.0の後傾ラップを2番手追走で恵まれてはいた。斤量は56kg。

2走前の米子Sでは46.3-46.6のフラットなレースを先行してそのまま押し切り指数73と好走した。斤量57kgと内容を考えたら谷川岳Sより評価できる。

前走の関屋記念では48.4−44.9の超後傾ラップを2番手追走で恵まれており指数77とベスト更新だが再現性は薄い。

さて今回だが、状態は平凡。前走ほど展開利はないだろうし、指数75程度までを想定し消しとする。1枠は基本的に良くないが、外枠で末脚比べをしても能力的に足りないので、外優勢な騎手心理が働いてがっぽり空いた内をつく奇跡を狙った方がまだチャンスはあるか。

 

ファルコニア76

近4走指数ベストは前走の京成杯AHで75。

近4走指数は72→75→74→76。

3走前のマイラーズCでは指数75。先行し展開的にやや恵まれはしたがベストタイ指数での好走。

2走前の中京記念でも指数74。早めに動いて前を捕まえにいく横綱競馬で力を示した。

前走の京成杯AHでは状態良化分もあり指数76とベスト更新。

さて今回だが、状態は前走からやや落ちる。斤量も1kg増の57kgとなるし、最大で指数74程度を想定し消しとする。

 

マテンロウオリオン76

近4走指数ベストは3走前のNHKマイルで76。

近4走指数は72→76→38→75。

3走前のNHKマイルでは指数76とベスト更新。3歳春としては非常に高い指数だ。斤量は57kg。

2走前のダービーは指数38と大敗も、距離が長いため度外視で良い。

前走のスワンSは指数75。状態良好かつ斤量54kgと恵まれた割には平凡な指数だが、大外ぶん回しで脚を余しており度外視で良い。

懸念としては3走前と2走前の出遅れと、前走こそスタートは出たが出脚が鈍かった点(無理に出さなかった可能性もあるが)。

さて今回だが、特に変わり身なし。最大でNHKマイル並みの指数76程度を想定し消しとする。スタートに課題もあることを踏まえても、1枠から競馬は難しい。

 

ホウオウアマゾン75

近4走指数ベストは3走前のマイラーズCで75。

近4走指数は63→75→73→70。

生涯ベストは6走前のマイルCSと5走前の阪神Cで指数77。いずれも斤量は56kg。いずれも荒れた内枠をロスなく運んだ結果であるが、パワーがあるタイプなので内側の馬場が荒れていても対応可能で、そういったレースに適性があるよう。

4走前の東京新聞杯は指数63と大敗。差し優勢レースを外枠からロスしながら先行しており度外視で良い。それでも負け過ぎ感はあり、また綺麗な馬場での瞬発力勝負で適性も合わなかったか。輸送がダメだった可能性もある。

3走前のマイラーズCではまだ完調手前ながら力のいる稍重馬場で指数75と立て直した。

2走前の安田記念では指数73と平凡。完調手前かつ左回りも瞬発力勝負も合わなかった。

前走のスワンSでは完調手前で指数70と低値。度外視で良いが、負け過ぎ感もある。

さて今回だが、引き続き完調手前。最大で指数74程度を想定し消しとする。荒れ馬場をパワーで押し切るタイプなので、内枠でもよかったタイプか。外枠で自力勝負では能力負けする。

 

ベステンダンク72

近4走指数ベストは3走前のマイラーズCで72。

近4走指数は53→72→62→70。

生涯ベストは2020年のマイラーズCで指数75。

近4走は指数72以下の低値続き。直近では3走前のマイラーズCが指数72と高値だが先行有利の展開に恵まれたもの。近走を見る限り、能力は下降線に入っており既に重賞で戦える力はないか。

さて今回だが、完調手前。指数70程度を想定し消しとする。

 

ハッピーアワー67

近4走指数ベストは3走前のエプソムCで67。

近4走指数は63→67→66→63。

生涯ベストは2019年のスプリンターズSで指数75。

近走は下降線に入り、指数63〜67と低値安定傾向。

さて今回だが、特に変わり身なし。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

まとめ

◎ダノンスコーピオン 想定指数82

○ソウルラッシュ   想定指数82

▲シュネルマイスター 想定指数82

△セリフォス     想定指数80

ジャスティンカフェ 想定指数80

△サリオス      想定指数79

△ソダシ       想定指数79

 

能力上位馬はどれも状態は良さそうで、ハイレベルで混戦なレース。そんな中ダノンスコーピオン、ソウルラッシュを本命対抗とした。いずれも究極の瞬発力勝負よりは、少し持続力も問われる展開を望む馬であるし、前走からの馬場的な上昇余地はある。状態も良さそうだし、外枠を引けたのもプラス。

3番手はシュネルマイスター。ここのところ安田記念では前が壁。前走は完全な叩きと、近走で能力が測れておらず、現状のベストパフォーマンスはブラックボックスだが、追い切りを見ている限り調子は良さそう。枠は内枠と難しいが、昨年も不利な内枠から指数82も出している(外枠だったらグランアレグリアを倒していたのではと見ている)し、内枠からでも勝ち負けと判断した。基本的にはこの3頭で馬券を組み立てたい。

あとは、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。