【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022スワンステークスG2 全馬指数

今週はスワンSを予想する。

阪神1400mで行われる別定G2だ。

 

全馬指数・前提条件

  • 出走馬18頭の指数を算出した。近4走指数1位はダイアトニックで80。
  • 優勝想定ラインは78と設定する。G2としては平均レベル。
  • Aコース8日目/15日。連続開催8日目/26日。
  • 近4走逃げ経験あ3/18頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)5/18頭。
  • 阪神開催の4週目。先週の馬場を見る限り、まだ内は良いし、時計も十分早い。
  • 逃げ先行馬は平均的でミドルペース想定。内回りコースで18頭立てで内枠もまだ良いとなると、外を回しすぎると届くのは大変か。中段程度につけて直線瞬発力で抜けてせる馬を選びたい。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 ダイアトニック    80

2位 トゥラヴェスーラ   79

3位 ロータスランド    78

3位 キングオブコージ   78

5位 ホウオウアマゾン   77

6位 スカイグルーヴ    76

6位 ヴァトレニ      76

6位 ミッキーブリランテ  76

6位 マテンロウオリオン  76

10位 ルプリュフォール    75

11位 ララクリスティーヌ   73

12位 キャピテンドレイク   72

12位 メイショウミモザ    72

12位 ベステンダンク     72

15位 サブライムアンセム   71

15位 ケイデンスコール    71

17位 レイモンドバローズ   70

18位 アイラブテーラー    68

 

 

ダイアトニック80

指数ベストは4走前の阪急杯で80。

近4走指数は80→71→74→77。

4走前の阪急杯では状態抜群で得意とする距離1400mへの距離短縮もあり、指数80とベスト更新。内先行有利の高速馬場を最内でロスなく完璧なコース取りで、恵まれた部分もある。斤量は56kg。

3走前の高松宮記念では状態落ちもあり指数71と落とした。入れ込みも激しかったし度外視でいい。

2走前の安田記念では指数74と低値も折り合いを欠いていたため度外視で良い。

前走のスプリンターズSでは状態は良くなかったが、内有利馬場で内を通り恵まれたこともあり指数77と好走。斤量は57kg。

さて今回だが、状態は普通。斤量56kgも考慮しフラットな展開なら指数77程度を想定し対抗評価とする。

 

トゥラヴェスーラ79

近4走指数ベストは3走前の阪急杯で79。

近4走指数は78→79→76→74。

4走前の京王杯SCでは指数78と好走。

3走前の阪急杯では9ヶ月の休み明けだが追い切りの動きは良好。馬体重プラス22kgと大幅増ではあったが指数79とベスト更新。7歳にして成長分とは思えないが、状態は良かったのだろう。とは言え、内先行有利レースを最内でロスなく運び、完璧なコース取りであり展開面で恵まれてはいる。斤量は56kg。

2走前の高松宮記念ではやや状態落ち。内を捌く完璧な騎乗だったが指数は76とまずまず。

前走のスプリンターズSでは、状態もそこそこで、内有利馬場でやや恵まれた感はあるが、それで指数74と少し物足りない結果。

さて今回だが、状態は良好。斤量56kgでフラットな展開では指数76程度を想定し抑え評価とする。

 

ロータスランド78

近4走指数ベストは2走前の高松宮記念で78。

近5走指数は72→77→78→74。

4走前のマイルCSは指数72と平凡。斤量は55kg。

3走前の京都牝馬Sでは指数77とベスト更新。状態が抜群に良くベスト時から2kg増の56kgに対応して指数を伸ばした。また2歳時以来の1400mで、今回は時計の出る高速馬場だったが、忙しい様子もなかったし、指数も出ていることから距離短縮がプラスに効いたのだろう。

2走前の高松宮記念ではさらなる距離短縮に対応し指数78とベストを更新した。斤量は55kg。

前走の安田記念は指数74と平凡。適距離よりは長く度外視で良い。斤量は56kg。

さて今回だが、完調手前。斤量54kgはあるがそれでも指数76程度までを想定し抑え評価とする。

 

キングオブコージ78

指数ベストは4走前のAJCCで78。

近4走指数は78→70→26→69。

4走前のAJCCでは叩き3戦目で状態は良化し、外差し優勢馬場で展開利も大きく指数78とベスト更新。ベスト更新は展開利の影響が大きいと思うが、骨折による休養明けからの立て直し自体には成功したか。

3走前の大阪杯は指数70と低値。後方からレースに不参加ではあったが、伸び自体は平凡だった。

2走前の宝塚記念では指数26と大敗。極めてタフなレースと斤量58kgも厳しく度外視で良い。

前走の毎日王冠は指数69と低値だが、休み明けで仕上がっておらず度外視でいい。

さて今回だが、前走を叩いてやや上向きもまだ普通ぐらい。スプリント適性の問われる阪神1400mへの距離短縮にいきなり対応できるかは疑問だし指数70程度を想定し消しとする。

 

ホウオウアマゾン77

近4走指数ベストは4走前の阪神Cで77。

近4走指数は77→63→75→73。

4走前の阪神Cでは指数77とベストタイで好走。斤量は56kgとやや恵まれていた。

荒れた内枠をロスなく運んだ結果であるが、パワーがあるタイプなので内側の馬場が荒れていても対応可能で、そういったレースに適性があるよう。

3走前の東京新聞杯は指数63と大敗。差し優勢レースを外枠からロスしながら先行しており度外視で良い。それでも負け過ぎ感はあり、また綺麗な馬場での瞬発力勝負で適性も合わなかったか。輸送がダメだった可能性もある。

2走前のマイラーズCではまだ完調手前ながら力のいる稍重馬場で指数75と立て直した。

前走の安田記念では指数73と平凡。完調手前かつ左回りも瞬発力勝負も合わなかった。

さて今回だが、休み明けで完調手前。Cデムーロへの鞍上強化は魅力だし、斤量56kgも内枠も良いが、状態面で評価を落とし指数76程度までを想定し抑え評価とする。

 

スカイグルーヴ76

近4走指数ベストは3走前の京都牝馬Sと2走前の京王杯SCで76。

近4走指数は72→76→76→74。

4走前の白秋Sでは指数72とベスト更新。最内の経済コースをロスなく立ち回った完璧な競馬だった。

3走前の京都牝馬Sでは成長分もあり指数76とベスト大幅更新となった。斤量は54kg。

2走前の京王杯SCでは引き続き指数76と好走。斤量は54kg。

前走の関屋記念では、状態良好ながら中段から若干差し遅れて指数も74と落とした。斤量は54kg。フラットな展開で能力的には76程度で安定傾向か。

さて今回だが、状態は普通。大外枠もあり指数75程度までを想定し消しとする。

 

ヴァトレニ76

近4走指数ベストは前走のキーンランドCで76。

近4走指数は66→69→75→76。

3走前の志摩Sを指数69で勝利し3勝クラス突破。

2走前の青函Sでは指数75とベスト大幅更新。成長分と1200mへの距離短縮がプラスになったか。

前走のキーンランドCでは状態抜群で指数76とベスト更新。内枠が荒れていたが、内がガラ空きになったことで逆に内枠で決まったようなレースで判断が難しいが、結果的には恵まれた感はある。

さて今回だが、状態は平凡。内枠は良いし前走並みの指数76程度を想定し抑え評価とする。

 

ミッキーブリランテ76

近4走指数ベストは前走の京成杯AHで76。

近4走指数は69→59→67→76。

生涯ベストは15走前の阪急杯で指数77。13走前の京王杯SCでも指数76と好走しており、共通するのは1400mの高速馬場ということ。またこの時期は状態も非常に良かった。斤量はいずれも56kg。

4走前〜2走前は指数70以下と低値続きであり確実にピークは過ぎたと言っていい。

前走の京成杯AHではスローの前残りレースを岩田騎手の好判断で前に付けた事もあり指数76と好走。ただし展開利があり再現性は薄いか。

さて今回だが、状態は良くない。前走の再現性は無いし指数70以下を想定し消しとする。

 

マテンロウオリオン76

近4走指数ベストは2走前のNHKマイルで76。

近4走指数は71→72→76→38。

2走前のNHKマイルでは指数76とベスト更新。3歳春としては非常に高い指数だ。斤量は57kg。

前走のダービーは指数38と大敗も、距離が長いため度外視で良い。

さて今回だが、状態は良好。成長分もあるしNHKマイルから斤量3kg減の54kgもあり、指数80程度に伸ばすと想定し本命とする。懸念としてはスプリント適性の問われる阪神1400mでスピードに対応して追走できるかという点。また近2走続けて出遅れるようになっており、その点も気になる。能力は最上位だが、不安要素もある。フルゲートで内も良く簡単には前が開かないだろうから、出遅れて後方からとなれば外から差してくるのは大変。

 

ルプリュフォール75

近4走指数ベストは前走の朱鷺Sで75。

近4走指数は63→70→72→75。

3走前の斑鳩Sを指数70で勝利しOP入りを決めた。斤量は56kg。

2走前の安土城Sでは斤量54kgもあり指数72と伸ばした。

前走の朱鷺Sでは斤量56kgに対応し、指数75とベスト更新。6歳にして本格化したか。ただし差し優勢レースで最後方からの追い込みが完璧にはまった結果でもある。

さて今回だが、引き続き状態良好。指数76程度に伸ばすと想定し抑え評価とする。前走のように最後方からだと差し遅れる可能性があるが、他のレースを見るとダッシュこそ良く無いが位置自体は取れる。

 

ラクリスティーヌ73

近4走指数ベストは前走の朱鷺Sで73。

近4走指数は66→68→70→73。

2走前の雲雀Sを指数70で勝利しOP入りを決めた。

前走の朱鷺Sでは指数73とベスト更新。斤量は54kg。

さて今回だが、状態良好で成長分あり。能力的にはまだ足りなく指数75程度を想定するが、人気が全く無いことも考慮し抑え評価とする。内枠で上手く立ち回ればチャンスあり。懸念としては阪神競馬場では一度走り大敗していることか。他の競馬場では全て掲示板入りしていることからも、阪神適性が不安。

 

キャプテンドレイク72

近4走指数ベストは2走前の函館SSで72。

近4走指数は70→68→72→69。

4走前の淀屋橋Sは指数70とベスト更新。条件戦3連勝でOP入りを決めた。

3走前の鞍馬Sでは指数68と伸び悩んだ。

2走前の函館SSでは指数72とベスト更新。

前走の北九州記念では指数69と平凡。若干差し遅れたがほぼ力負け。

さて今回だが、状態は平凡。指数72程度を想定し消しとする。

 

メイショウミモザ72

近4走指数ベストは前走のスプリンターズSで72。

近4走指数は63→66→67→72。

生涯ベストは5走前の阪神牝馬Sで指数75。上がり33秒台の瞬発力勝負であり、このようなレースを得意としていると言っていいか。斤量は54kg。

4走前のヴィクトリアマイルは指数63と大きく落とした。

3走前のクイーンSは指数66と低値。

2走前のキーンランドCでは状態も良くなく、指数67と低値。時計のかかる馬場も合わなかった。

前走のスプリンターズSでは指数72と直近では高値も平凡。

さて今回だが、状態は普通。指数72程度を想定し消しとする。

 

ベステンダンク72

近4走指数ベストは2走前のマイラーズCで72。

近4走指数は69→53→72→62。

生涯ベストは2020年のマイラーズCで指数75。

近4走は指数72以下の低値続き。直近では2走前のマイラーズCが指数72と高値だが先行有利の展開に恵まれたもの。近走を見る限り、能力は下降線に入っており既に重賞で戦える力はないか。

さて今回だが、状態は悪い。指数70以下を想定し消しとする。

 

サブライムアンセム71

近4走指数ベストは2走前のFレビューと前走の桜花賞で71。

近4走指数は58→62→71→71。

2走前のFレビューで指数71とベスト更新。斤量は54kg。

前走の桜花賞では斤量55kgに対応し指数71と据え置き。

さて今回だが、状態は平凡。今回斤量52kgと恵まれており斤量分の上昇が可能だが、それでも指数75程度までを想定し消しとする。

 

ケイデンスコール71

近4走指数ベストは4走前の阪神Cで71。

近4走指数は71→60→0→56。

生涯ベストは9走前の中山記念と8走前のマイラーズCで77。いずれも高速馬場で斤量は56kg。状態も5歳春のこの時期がピークだった。

4走前の阪神Cは指数71と平凡。

3走前の東京新聞杯は指数60と大敗したが、先行馬総崩れの展開もあったし、斤量59kgも厳しく度外視で良い。

2走前のマイラーズCでは大敗。

前走の札幌記念は指数56と低値だが、時計のかかる2000mは適正外であり度外視でいい。

ここまで2021年前半のピークは指数77付近連発だったが、休みを挟んで2021年秋以降は低値続きでピークは過ぎた。

さて今回だが、状態は平凡。指数70以下を想定し消しとする。

 

レイモンドバローズ70

近4走指数ベストは前走の白秋Sで70。

近4走指数は57→66→66→70。

2走前の2勝クラスで指数66。

前走の白秋Sでは約8ヶ月ぶりのレースとなったが、指数70とベスト更新。3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。

さて今回だが、状態は平凡。指数70程度を想定し消しとする。

 

アイラブテーラー68

近4走指数ベストは前走の福島TVOPで68。

近4走指数は60→66→67→68。

生涯ベストは2019年と2021年の京阪杯で指数75。

近走は指数70以下の低値続き。

さて今回だが、状態は平凡。指数68程度を想定し消しとする。2021年の京阪杯と同じ阪神1400mは良いが、現状の能力では足りない。

 

まとめ

マテンロウオリオン 想定指数80

○ダイアトニック   想定指数77

△トゥラヴェスーラ  想定指数76

ロータスランド   想定指数76

△ホウオウアマゾン  想定指数76

△ヴァレトニ     想定指数76

△ルプリュフォール  想定指数76

△ララクリスティーヌ 想定指数75

 

能力的に最上位のマテンロウオリオンを本命。NHKマイルで指数76がありそこから斤量3kg減はかなり恵まれた。ただし出遅れ懸念という不安要素は残る。続いて阪神1400mを得意としていて、内枠を引いたダイアトニックを対抗評価とする。こちらの方が無難に好走しそうではある。あとは何頭か抑えたが、能力差はほぼない。あえて買うなら人気薄のララクリスティーヌを期待値で狙いたいぐらい。内枠で上手く立ち回ればチャンスはある。

あとは、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。