【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022天皇賞・秋G1 全馬指数

今週は天皇賞・秋を予想する。

東京2000mで行われるG1だ。

 

全馬指数・前提条件

  • 出走馬15頭の指数を算出した。近4走指数1位はジャックドールで82。
  • 優勝想定ラインは82と設定する。G1としては平均レベル。
  • Bコース2日目/6日。連続開催9日目/17日。
  • 近4走逃げ経験あり4/15頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)6/15頭。
  • 今週からBコース替わり。先週はやや内側が荒れてきていたので、その部分がBコース替わりでカバーされるだろう。時計は早く、通常のペースであれば瞬発力勝負が想定されるが、パンサラッサが離して逃げるだろうから、多少は持続力もいる展開になると想定。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 ジャックドール   82

2位 マリアエレーナ   81

3位 パンサラッサ    80

3位 シャフリヤール   80

5位 ポタジェ      79

6位 イクイノックス   78

7位 カラテ       77

7位 ユーバーレーベン  77

9位 ノースブリッジ   76

10位 レッドガラン     75

10位 アブレイズ      75

10位 ジオグリフ      75

13位 ダノンベルーガ    74

14位 バビット       73

15位 カデナ        72

 

 

ジャックドール82

近4走指数ベストは3走前の金鯱賞で82

近4走指数は76→82→74→80。

4走前の白富士Sでは指数76とベスト更新で4連勝を決めた。ここまでは余力残しでまだ底を見せていない。

3走前の金鯱賞では相手強化で一気に指数82とベスト更新。それでいて後続には影も踏ませぬ完勝でさらに最後は流しており強さの底は見せていない。ただし斤量は56kgと恵まれてはいた。またレコード競馬でありスピード適性は高い。

2走前の大阪杯では指数74と落とした。馬場が金鯱賞より重くスタミナが問われる展開となったことや、久しぶりの右回り、連戦でお釣りなしなども落とした要因として考えられるか。斤量は57kg。

前走の札幌記念では指数80と好走。前傾ラップで極めてスタミナが問われる展開で好走した。金鯱賞のようなレコード馬場だけでなく、スタミナ比べでも好走と馬場を選ばない強さを見せた。斤量は57kg。

さて今回だが、状態は普通。前走並みの指数80程度を想定し3番手評価とする。上がり33秒台の瞬発力勝負は条件戦まで遡らないとないので、現状の適性は不明だが、パンサラッサがいる限りそのようなレースにはならないだろう。瞬発力勝負特化型レースになる懸念はあまり必要はないか。

 

マリアエレーナ81

近4走指数ベストは前走の小倉記念で81。

近4走指数は75→71→73→81。

4走前の愛知杯では指数75とベスト更新。斤量2kg増の53kgを背負ったが成長分で補った。内側をロスなく回した好騎乗もあった。

3走前の京都記念は斤量53kg据え置きで指数71。

2走前のマーメイドSでは先行有利レースをやや前目につけはしたが、斤量55kgを背負い指数73と好走した。斤量を考えたら実質ベストと言って良い。

前走の小倉記念では指数81とベスト大幅更新。好騎乗ではあったが能力を示した。斤量は54kg。

さて今回だが、状態は良好。斤量56kgへの対応は必要だが、状態分でカバーするとし指数80程度を想定し対抗評価とする。

 

パンサラッサ80

近4走指数ベストは4走前の中山記念と前走の札幌記念で80。

近4走指数は80→海外→73→80。

4走前の中山記念ではそこそこ時計の出る1800mで指数80と好走した。

3走前は海外競馬なので指数は出していないが、G1ドバイターフで勝利し力を示した。

2走前の宝塚記念では斤量58kgや2200mへの距離延長に対応出来ず指数73と落とした。

前走の札幌記念は前傾ラップでスタミナを要する展開で指数80と好走。距離2000mまでならスタミナが持つ。斤量は57kgで状態は抜群だった。

さて今回だが、完調手前。斤量58kgも厳しいし同型も多数いるし好走は難しい。指数77程度までを想定し消しとする。距離2000mで極めて上がりのかかる前走はギリギリだろうし、馬場的には前走より軽くなるのはプラス。

 

シャフリヤール80

近4走指数ベストは4走前のJCダービーで80。

近4走指数は70→80→海外→海外。

生涯ベストは5走前のダービーで指数80。瞬発力に特化したレースで能力を示した。

4走前の神戸新聞杯では指数70と落としたが、不良馬場を苦にしたためであり度外視で良い。

3走前のJCでは指数80と好走も斤量55kgと恵まれたことを考えたら物足りない。

2走前のドバイシーマクラシックで勝利。海外競馬で指数は算出していないが、80以上は出ているか。斤量は56kg。

前走のプリンスオブWSでは5頭立て4着と敗戦。着差こそ小さいが斤量58kgに対応できなかったか。ここまでを見る限り3歳春のダービーでピークを迎え、その後は成長分もなく斤量増に対応できていないように見える。

さて今回だが、完調手前。斤量58kgにも対応できないし指数77程度までを想定し消しとする。

 

ポタジェ79

近4走指数ベストは3走前の大阪杯で指数79。

近4走指数は76→79→66→75。

4走前の金鯱賞では指数76と好走。後方から脚を余しており、展開がフラットならもう少し指数は出ていたか。斤量は56kg。

3走前の大阪杯では右回りと斤量57kgにも対応し、指数79とベスト更新。先行してベストポジションを取ってかなり上手いこと行ったレースでもあったし再現性は薄いか。

2走前の宝塚記念は指数66と力負け。距離も長く極めてタフなレースにも合わず度外視で良い。

前走の毎日王冠では斤量58kg、休み明け初戦の叩き台ということもあり指数75と平凡。

さて今回だが、状態は普通。大阪杯の再現性は薄いし、指数78程度までを想定し消しとする。

 

イクイノックス78

近4走指数ベストは前走のダービーで78。

近4走指数は56→72→74→78。

2走前の皐月賞では指数74とベスト更新。斤量は57kg。

前走のダービーでも指数78とベスト更新。斤量は57kg。

ここまで新馬戦以降全レース上昇中。

さて今回だが、状態は良好で成長分あり。斤量も56kgとなるので、成長分に加え斤量分の上昇も可能。指数82程度に伸ばすと想定し本命とする。

 

カラテ77

近4走指数ベストは前走の新潟記念で77。

近4走指数は76→68→70→77。

4走前の中山記念ではパンサラッサ大逃げの特殊レースとなったがそれでも指数76とベスト更新で力を示した。斤量は56kg。

3走前のマイラーズCは落鉄で指数68と落とした。度外視でいい。

2走前の安田記念は斤量58kgもあり状態も悪く、指数70と低値。

前走の新潟記念では、好騎乗もあったが、斤量57.5kgを背負い指数77とベスト更新で力を示した。

さて今回だが、状態は普通。前走並みの指数77程度までを想定し消しとする。

 

ユーバーレーベン77

近4走指数ベストは4走前のJCで77。

近4走指数は77→72→海外→66。

4走前のJCでは叩き2戦目で良化し、斤量53kgの恩恵も受け指数77とベスト更新。

3走前の京都記念ではやや折り合いは欠いたが基本的には能力を発揮できており、指数72と物足りない結果となった。状態は良さそうだったが、叩き必須な可能性もある。

2走前のドバイシーマCは着差わずかの5着と好走。海外なので指数はないが相手関係から指数77〜78程度のベスト並みと推定。斤量は54.5kg。

前走の札幌記念では指数66と力負け。

さて今回だが、完調手前。斤量56kgへの対応は必要だし最大で指数76程度までを想定し消しとする。

 

ノースブリッジ76

近4走指数ベストは前走の毎日王冠で76。

近4走指数は58→71→75→76。

4走前のウェルカムSでは先行馬決着のレースを若干出遅れて最後方から運び、直線では脚を余した。指数58と低値だが度外視でいい。

3走前のアメジストSでは一転逃げて指数71とベスト更新。OP入りを決めた。

2走前のエプソムCでは状態も良く指数75とベスト更新。やや折り合いを欠いていた。

前走の毎日王冠では出遅れこそあったが、指数76とベスト更新。相手強化で着順こそ落としたが能力は示した。

さて今回だが、前走に引き続き状態は良好。斤量2kg増にも対応が必要で、最大で指数74程度までを想定し消しとする。

 

レッドガラン75

近4走指数ベストは3走前の新潟大賞典で75。

近4走指数は71→75→71→70。

生涯ベストは6走前の中山金杯では叩いて状態抜群。レースは絶好位から完璧に競馬し指数77とベストを大幅更新した。ドスローからのロンスパ戦を前目でじっとしており展開的にはやや恵まれたか。再現性は薄い。

4走前の大阪城Sは斤量57.5kgを背負ったこともあるが、指数71と平凡。

3走前の新潟大賞典では指数75と好走。道中は終始馬場の良い外を通っており、馬場には恵まれていた。

2走前の札幌記念では指数71と平凡。

前走の京都大賞典でも指数70と平凡。

近走は馬場に恵まれた新潟大賞典を除いて指数70〜71と安定傾向でこの辺りが現状の能力か。

さて今回だが、状態は普通。近走並みの指数70程度を想定し消しとする。

 

アブレイズ75

近4走指数ベストは前走の府中牝馬Sで75。

近4走指数は74→67→74→75。

4走前の中山牝馬では斤量56kgを背負いながら指数74とベスト更新。ここで本格化したか。

3走前の福島牝馬Sでは指数67と落とした。伸びない内で揉まれて窮屈な競馬になってしまった。

2走前のヴィクトリアマイルでは後方から不参加ながら、指数74と能力を示した。

前走の府中牝馬Sでは斤量54kgもあり指数75とベスト更新。

さて今回だが、状態は普通。前走から2kg増も加味して指数73程度までを想定し消しとする。

 

ジオグリフ75

近4走指数ベストは2走前の皐月賞で75。

近4走指数は67→70→75→68。

2走前の皐月賞で勝利し指数75とベスト更新。ただし外伸び馬場で外を回しての好走でありやや恵まれた。

前走のダービーでは指数68と落としたが距離も長かったか。またレース後に発覚した骨折の影響もあっただろうし度外しで良い。

さて今回だが、状態は良好で成長分あり。ただ能力的には恵まれた皐月賞で75と、古馬混合で通用するレベルでは無いので、成長分でどこまで上げられるか。今回は指数77程度までを想定し消しとする。骨折明けの不安材料も加味したらそこまで強く狙う理由はない。

 

ダノンベルーガ74

近4走指数ベストは3走前の共同通信杯と前走のダービーで74。

近4走指数は62→74→72→74。

3走前の共同通信杯では指数74とベスト更新。3歳2月の指数としては非常に高い。

2走前の皐月賞は指数72と落としたが、伸びない内を通ったためであり度外視でいい。

前走のダービーは指数74とベストタイ。

ダービーでは終いが甘くなっていたため、2000mへの距離短縮は歓迎か。また成長分があるとしても元々の指数が74ではそこまで強く狙う理由はない。

さて今回だが、状態は平凡。近走並みの指数74程度を想定し消しとする。この馬は過剰人気だと思う。

 

バビット73

近4走指数ベストは前走のオールカマーで73。

近4走指数は60→55→46→73。

生涯ベストは5走前のセントライト記念では指数74。

4走前の菊花賞では指数60と落としたが、距離延長で脚が持たなかったためであり度外視で良い。

3走前の有馬記念も指数55と落としたが、タフな馬場で距離2500mは長いし逃げて粘れるようなレースではなかったので度外視で良い。

2走前の中山記念では指数46と大敗した。

前走のオールカマーでは1年7ヶ月ぶりのレースで指数73と好走。ただし内が極めて有利な馬場に恵まれた。

さて今回だが、状態は普通。前走から2kg増も考慮し指数70程度を想定し消しとする。

 

カデナ72

近4走指数ベストは2走前の中京記念で72。

近4走指数はダート→ダート→72→68。

生涯ベストは18走前の大阪杯で79、生涯2位は19走前の小倉大賞典で78。2020年の春頃に能力のピークを迎えていた。

そこから急激に下降傾向に入り、直近では2走前の中京記念で指数72と平凡。斤量57.5kgを背負った割には頑張ったが確実に下降傾向となっている。

前走の小倉記念でも指数68と力負け。

この馬の特徴として、基本的には出遅れるので、後方から展開の助けが必要。

さて今回だが、状態は良く無い。最大で指数70程度を想定し消しとする。

 

まとめ

◎イクイノックス 想定指数82

○マリアエレーナ 想定指数80

▲ジャックドール 想定指数80

 

1番人気だが状態良好で能力最上位かつ不安要素もないイクイノックスを本命とする。次いで前走急上昇のマリアエレーナを対抗。斤量増に対応は必要だが能力は上位で人気薄も考慮したら期待値的にも楽しみ。あとは、状態は普通だが、能力上位で前走は控える競馬で結果も残したジャックドールを3番手評価とする。

あとは、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。