【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022アルゼンチン共和国杯G2 全馬指数

今週はアルゼンチン共和国杯を予想する。

東京2500mで行われるハンデG2だ。

 

全馬指数・前提条件

  • 出走馬18頭の指数を算出した。近4走指数1位はテーオーロイヤルで79。
  • 優勝想定ラインは77と設定する。G2としては平均レベル。
  • Bコース4日目/6日。連続開催11日目/17日。
  • 近4走逃げ経験あり3/18頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)4/18頭。
  • 先週に引き続きBコース。先週日曜は内も回復し内外フラット程度か。逃げ先行馬が少なくスローペース想定。テーオーロイヤルやボスジラなど持続力で勝負したい馬は早めに仕掛ける必要があるだろうから、残り4F、5Fからのロンスパ戦と想定する。前につけって持続力で押し切れる馬を選択したい。ただ今の軽い馬場では上がりの瞬発力も必要。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 テーオーロイヤル   79

2位 ヒートオンビート   77

3位 アフリカンゴールド  76

3位 マイネルファンロン  76

5位 ディアマンミノル   75

5位 ユーキャンスマイル  75

7位 ボスジラ       74

8位 ラストドラフト    73

8位 キングオブドラゴン  73

8位 ハーツイストワール  73

11位 ダンディズム      72

12位 コトブキテティス    71

13位 レインカルナティオ   70

13位 キラーアビリティ    70

13位 カントル        70

13位 ブレークアップ     70

17位 レッドサイオン     68

17位 プレシャスブルー    68

 

 

テーオーロイヤル79

近4走指数ベストは2走前の天皇賞・春で79。

近4走指数は73→77→79→70。

4走前の尼崎Sでは指数73とベスト更新。3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。

3走前のダイヤモンドSでは指数77とベスト更新。斤量54kgに恵まれはしたが、休み明けで完調手前だったことを考慮したら十分。

2走前の天皇賞・春では斤量58kgを背負い指数79とベスト更新。能力を示した。

前走のオールカマーでは指数70と落とした。休み明けだが状態良好かつ斤量も56kgと恵まれていたが、圧倒的に内枠が有利なレースであり、外枠はノーチャンスだった。基本的には度外視でいいが、やや負けすぎ感もある。

さて今回だが、状態は普通。追い切り軽めで特に変化なし。能力は最上位だが、トラックバイアスが強いとは言え前走の負け過ぎが気になる。前走を見る限り春のパフォーマンスに戻せるかは微妙であり、指数75程度まで想定するが、他に目ぼしい馬もおらず消去法的に本命とする。斤量も57.5kgのトップハンデを背負うし1番人気になるだろうし妙味も薄いので、あまり買う理由はない。レースではある程度前に付けて早めに仕掛けて持続力で押し切る競馬ができれば良い。

 

ヒートオンビート77

近4走最大指数は4走前の日経賞で77。

近4走指数は77→75→75→71。

4走前の日経賞ではドスローの前残り展開に恵まれたこともあり指数77とベスト更新。

3走前の天皇賞・春では指数75と好走。斤量58kgを考慮したら実質ベストか。

2走前の七夕賞は状態は悪かったが、指数75とそれなりに能力を示した。斤量は57kg。

前走の新潟記念では指数71と物足りない結果。斤量は57kg。

さて今回だが、状態は平凡で変わり身なし。前走平凡で特に変化は見込めない中、斤量は据え置きの57kgであり、高指数は想定しにくい。指数72程度を想定し消しとする。過去の実績はあるが、ハンデ戦で人気もするなら切ってしまいたい。

 

アフリカンゴールド76

近4走指数ベストは4走前の京都記念で76。

近4走指数は76→73→57→62。

4走前の京都記念では指数76とベスト更新。逃げ馬不在でスローペースの前残り戦となり、楽逃げで展開に恵まれており再現性は薄い。

3走前の大阪杯ではフラットな展開で指数73と平凡。斤量は57kg。

2走前の宝塚記念は指数57と大敗。ハイペースを先行し直線は余力なしであり度外視で良い。

前走の京都大賞典では完調手前で指数62と低値。

さて今回だが、引き続き完調手前。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

マイネルファンロン76

近4走指数ベストは4走前のAJCCで76。

近4走指数は76→70→75→57。

生涯ベストは8走前の新潟記念で指数77。ただし状態絶好調かつ外差し優勢レースで馬場が味方したこともあり再現性はない。斤量も55kgと恵まれている。

4走前のAJCCでは状態も良く後方からの差し優勢レースで展開がはまったこともあり指数76と好走した。展開利の恩恵が大きく再現性がない。斤量は56kg。

3走前の天皇賞・春は斤量58kgもあり、指数70と平凡。

2走前の宝塚記念では斤量58kgを背負いながら指数75と力を示した。斤量を考慮したら実質ベストと言っていい。

前走の京都大賞典では完調手前で指数57と低値。

さて今回だが、前走に引き続き完調手前。まだ良い時の状態には戻っていないか。指数70以下を想定し消しとする。

 

ディアマンミノル75

近4走指数ベストは4走前の大阪ハンブルクCと3走前の目黒記念で75。

近4走指数は75→75→64→69。

4走前の大阪ハンブルクCでは最後方から追い込みが決まり指数75とベスト更新。斤量は54kg。

3走前の目黒記念では後方から脚を余しながらも指数75と好走し力を示した。斤量は55kg。

2走前の新潟記念では指数64と力負け。

前走の京都大賞典でも指数69と力負けで近2走低値続き。

この馬は、基本的には後方から脚を使い切れないことが多く、差しが届く展開が必須。

さて今回だが、状態は平凡。今回はスローペース想定で脚を余す可能性も高いし、近2走低値であることも考慮し、指数70以下を想定して消しとする。

 

ユーキャンスマイル75

近4走指数ベストは2走前の阪神大賞典で71。

近4走指数は70→71→57→75。

生涯ベストは2019年の天皇賞・秋で指数81。後方から差し遅れてはいるが、能力としてのピークかつベスト条件である高速馬場の中距離で高指数を出した。

4走前の有馬記念では指数70、3走前の阪神大賞典でも指数71といずれも平凡で安定傾向だ。

2走前の天皇賞・春は極めて時計のかかるタフなレースで指数57と凡走。適性外であり度外視でいい。

前走の新潟記念では状態良好かつベスト条件の高速2000m、さらに外伸び馬場にも恵まれ、指数75と現状のベストが出た。条件が重なった結果であり再現性は低いか。斤量は57kg。

さて今回だが、前走に引き続き状態は良好。前走はベスト舞台だったので、再現は難しいだろうが、それでも東京コースは好走実績もある。指数73程度までを想定し抑え評価とする。

 

ボスジラ74

近4走指数ベストは前走の丹頂Sで74。

近4走指数は69→73→71→74。

生涯ベストは2020年の丹頂Sで指数76。

近4走はいずれもOP特別で、指数は69〜74と安定傾向。

前走の丹頂Sでは指数74と直近高値。ただし札幌2600mは(3,2,1,0)と超得意条件であり、別コースで同様の指数は見込めないか。

さて今回だが、完調手前。丹頂ステークスは得意条件であること、昨年同ローテで大敗していること、状態面を考慮しても指数維持は難しい。最大で指数72程度を想定し消しとする。

 

ラストドラフト73

近4走指数ベストは2走前の目黒記念で73。

近4走指数は69→69→73→71。

生涯ベストは2020年のアルゼンチン共和国杯と2021年のAJCCで指数76。斤量は56kg。

4走前の日経賞では指数69と低値だが、後方からレースに参加できておらず度外視でいい。

3走前の新潟大賞典は能力を発揮できたが、指数69と力負け。

2走前の目黒記念では指数73と直近では高値。斤量は56kg。

前走のオクトーバーSでは指数71と平凡。斤量は58kg。

さて今回だが、状態はかなり良い。斤量も前走から2kg減の56kgとなるし、指数74程度に伸ばすと想定し対抗評価とする。

 

キングオブドラゴン73

近4走指数ベストは3走前の鳴尾記念で73。

近4走指数は70→73→61→71。

4走前の阪神大賞典では指数70。斤量は56kg。

3走前の鳴尾記念ではスローペースで逃げた利も若干あり指数73とベスト更新。斤量は56kg。

2走前のオールカマーは指数61と大敗で力負け。

前走の京都大賞典では指数71と平凡。斤量は56kg。

さて今回だが、状態は普通。斤量54kgと恵まれており、スローペースで展開利もあれば好走は可能か。最大で指数74程度を想定し抑え評価とする。

 

ハーツイストワール73

近4走指数ベストは前走の札幌日経OPで73。

近4走指数は69→70→47→73。

3走前の早春Sを指数70で勝利しOP入りを決めた。

2走前の天皇賞・春は完調手前かつ斤量58kgも厳しく度外視で良い。

前走の札幌日経OPでは、指数73とベスト更新も先行有利馬場に恵まれており再現性は薄い。斤量は56kg。

さて今回だが、休み明けで完調手前。斤量は前走から1kg減の55kgだが、状態面で評価を落とし、最大でも指数72程度を想定し消しとする。

 

ダンディズム72

近4走指数ベストは前走の目黒記念で72。

近4走指数は65→65→71→72。

2走前の御堂筋Sで指数71とベストを更新しOP入りを決めた。斤量は57kg。

前走の目黒記念は指数72とベスト更新。状態良好かつ斤量54kgと恵まれたことを考えたら物足りないが、出遅れかつ若干脚も余しており、もう少し能力は上か。

さて今回だが、休み明けだが前走に引き続き状態良好。斤量も据え置きの54kg。スムーズに運べたら指数73程度まではあると想定し抑え評価とする。

 

コトブキテティス71

近4走指数ベストは4走前の六社Sで71。

近4走指数は71→68→62→69。

4走前の六社Sで指数71とベスト更新。3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。

その後は斤量51kgで出走することもあったが、指数は70以下と低値続き。

さて今回だが、特に変わり身なし。斤量54kgと恵まれたがそれでも指数70以下を想定し消しとする。

 

レインカルナティオ70

近4走指数ベストは2走前の五稜郭Sと前走のムーンライトHCで70。

近4走指数は68→68→70→70。

前走のムーンライトHCを指数70で勝利しOP入りを決めた。斤量は56kg。

近走は指数68〜70と極めて安定傾向。

さて今回だが、状態は普通。斤量は54kgと恵まれたが、それでも指数72程度までを想定し消しとする。斤量でどれだけ伸ばすかは不明だが、500kg程度の大型馬であり、影響はそれほど大きくないと想定。

 

キラーアビリティ70

近4走指数ベストは3走前のホープフルSで70。

近4走指数は67→70→66→68。

3走前のホープフルSを指数70で勝利。斤量は55kg。

2走前の皐月賞では指数66、前走のダービーでは指数68と斤量57kgに対応できずに指数を伸ばせなかった。

さて今回だが、状態は普通。斤量は55kgとなるので斤量分の上昇は可能だが、それでも最大で指数72程度を想定し消しとする。指数の実績もない中、3歳馬ということで人気するなか妙味はないし、切ってしまうことにする。

 

カントル70

近4走指数ベストは3走前の緑風Sと前走の佐渡Sで70。

近4走指数は66→70→61→70。

2走前が2021年6月。そこから1年の休み明けとなった前走の佐渡Sを指数70で勝利しOP入りを決めた。斤量は57kg。

さて今回だが、長期休み明け2走目で状態はまずまず。斤量は前走から3kg減の54kgとなるし、指数73程度に伸ばすと想定し抑え評価とする。

 

ブレークアップ70

近4走指数ベストは前走の六社Sで70。

近4走指数は69→50→69→70。

4走前のサンシャインSでは斤量54kgで指数69。

3走前の三方ヶ原Sはハイペースの2番手追走で指数50と落としたが度外視で良い。

2走前のジューンSでは斤量55kgで指数69。

前走の六社Sでは斤量57kgに対応し指数70とベスト更新。

ここのところ指数は微増だが、着実に斤量増加に対応している。

さて今回だが、状態は平凡。斤量54kgと恵まれており斤量分の上昇は可能。指数73程度に伸ばすと想定し抑え評価とする。

 

レッドサイオン68

近4走指数ベストは2走前の関越Sで68。

近4走指数は62→65→68→64。

生涯ベストは2021年のオクトーバーSで指数71。

近走は指数70以下と低値続き。

さて今回だが、状態は普通。斤量53kgはあるがそれでも指数70程度までを想定し消しとする。

 

プレシャスブルー68

近4走指数ベストは前走のオクトーバーSで68。

近4走指数は60→66→66→68。

生涯ベストは14走前の新潟大賞典で指数75。

直近高値は前走のオクトーバーSの指数68と、近4走は指数70以下と低値続き。この馬は、常に最後方からの差し競馬である。近走もいずれも差し遅れで脚を余しており度外視で良いが、余す脚自体も良い時と比べて鈍っており、やや衰えは見られる。

さて今回だが、状態は良好。斤量も54kgと恵まれており、指数72程度に伸ばすと想定するが、それでも足りず消しとする。基本的に差し遅れる馬で、スロー想定の今回も脚を使い切れる可能性は極めて低いか。

 

まとめ

◎テーオーロイヤル  想定指数75

○ラストドラフト   想定指数74

△キングオブドラゴン 想定指数74

△ユーキャンスマイル 想定指数73

△ダンディズム    想定指数73

△カントル      想定指数73

△ブレークアップ   想定指数73

 

能力最上位のテーオーロイヤルを本命。前走はトラックバイアスに嫌われたとは言え、負け過ぎなところは気になるが、それでも春の実績を評価し指数75程度を想定した。対抗以下の指数75も想定できない馬を本命にはしづらく、消去法的な本命となった。ただ、1番人気でかつトップハンデを背負うことを考えたら全く妙味はないだろうし、馬券として買うかは別問題。

ハンデ戦で能力差も小さいので、当日のオッズも見つつ複勝などで期待値の高そうな馬を狙う方針も考えたい。対抗以下の印を打ったのは、ピークは過ぎたが今回状態良好のラストドラフト、ユーキャンスマイルらの実績馬、能力的には3勝クラス勝ちレベルと足りないが、そこから斤量恩恵のあるキングオブドラゴン 、ダンディズム、カントル、ブレークアップらをあげた。

あとは、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。