【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022クイーンステークスG3 全馬指数

今週はクイーンステークスを予想する。

札幌1800mで行われる牝馬限定の別定G3だ。

 

全馬指数・前提条件

  • 出走馬14頭の指数を算出した。近4走指数1位はテルツェットで77。
  • 優勝想定ラインは76と設定する。牝馬限定G3としては平均からやや高いレベル。
  • Aコース4日目/8日。連続開催4日目/14日。
  • 近4走逃げ経験あり2/14頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)2/14頭。
  • 札幌開催の2周目。開幕週の先週は、開幕週の割には差しも決まっており、先行差しは概ねフラットと言って良いか。時計は平均からやや平均以上ぐらいはかかる。
  • 馬場はフラットだが、逃げ先行馬が圧倒的に少なく、スローペースが想定される。瞬発力勝負かロンスパ戦になるかは判断が難しいが、まずは中段より前目に位置とれる馬を狙いたいところ。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 テルツェット      77

2位 ローザノワール     75

2位 ルビーカサブランカ   75

2位 メイショウミモザ    75

2位 サトノセシル      75

6位 ファーストフォリオ   74

7位 スライリー       73

7位 ホウオウピースフル   73

7位 ウォーターナビレラ   73

10位 マジックキャッスル    72

11位 フィオリキアリ      70

11位 ラヴユーライヴ      70

11位 フェアリーポルカ     70

14位 ゴルトベルク      69

 

 

テルツェット77

近4走指数ベストは4走前のクイーンSで77。

近4走指数は77→70→74→71。

4走前のクイーンSは状態良好かつ得意の時計のかかる馬場も合い指数77とベストを更新した。

3走前のエリザベス女王杯では完調手前で指数70と落とした。

2走前の中山牝馬Sでは指数74。斤量56.5kgを考慮したら十分能力を発揮できた方か。

前走のヴィクトリアマイルは前で決まったレースを後方から不参加だったし、そもそも持ち時計もなく高速馬場のマイルは合わない。指数71と低値だが度外視で良い。

さて今回だが、状態は前走よりはやや良い。前走より時計がかかってくる馬場もプラスだし、指数75程度に伸ばすと想定し対抗評価とする。この馬の特徴として基本的に出遅れるので、位置は取れない。今回スローペース濃厚で、差しが決まらなければ取り零しの懸念がある。

 

ローザノワール75

近4走指数ベストは前走のヴィクトリアマイルで75。

近4走指数は68→74→71→75。

4走前の府中牝馬Sでは指数68と力負け。

3走前のディセンバーSでは指数74とベスト更新。ただしスローペースの単騎逃げで展開に恵まれており再現性は薄い。

2走前の中山牝馬Sでは伸びない内を通り、先行馬が残れない展開もあり指数71と落とした。

前走のヴィクトリアマイルは逃げて先行有利の展開利の恩恵を受けて指数75と好走した。

さて今回だが、状態は前走よりはやや良い。好走した2走は展開利の恩恵を受けているので、フラットな展開なら指数を落とすだろう。ただ、今回も逃げ先行馬が少なく展開が向く可能性がある。展開利を受け前走並みの指数75程度を想定し本命評価とする。

 

ルビーカサブランカ75

近4走指数ベストは4走前の愛知杯で75。

近4走指数は75→71→72→64。

4走前の愛知杯では指数75とベスト大幅更新。とは言え斤量52kgと恵まれたし、イン突きの高騎乗もあり再現性は薄い。

3走前の中山牝馬Sでは斤量55kgを背負い指数71と落とした。

2走前の福島牝馬Sは斤量54kgで指数72。このあたりが現状の能力か。

前走のマーメイドSは指数64と落とした。先行決着を中段から取り零してはいるが、伸び自体も平凡で力負け。

さて今回だが、特に変わり身はない。斤量55kgでベスト時の再現性はないし、最大で指数71程度を想定し消しとする。

 

メイショウミモザ75

近4走指数ベストは2走前の阪神牝馬Sで75。

近4走指数は74→67→75→63。

4走前の巌流島Sで指数74とベスト大幅更新で勝利しOP入りを決めた。

3走前の北九州短距離Sでは指数67と落とした。

2走前の阪神牝馬Sでは斤量54kgで指数75と好走。再びベスト更新。

前走のヴィクトリアマイルは指数63と大きく落とした。

巌流島Sと阪神牝馬Sはいずれも上がり33秒台の瞬発力勝負であり、このようなレースを得意としていると言っていいか。

さて今回だが、状態は平凡。基本的に上がりも好走時よりはかかってくるし、距離も伸びる。スローペースで上がりの瞬発力勝負になれば分はあるが、それでも斤量56kgを背負って好走は難しいし、指数72程度を想定し消しとする。

 

サトノセシル75

近4走指数ベストは4走前のクイーンSで75。

近4走指数は75→57→69→66。

5走前の洞爺湖特別まではベスト指数66と平凡で2勝クラスレベルだった。

4走前のクイーンSで急に成長分を見せ、指数75とベストを大幅更新。雨と函館競馬場が合っていたと言えるか。

ただし好走はその一発だけであり、その後は指数70以下の低値続き。

さて今回だが、特に変わり身はなく、指数70以下を想定し消しとする。

 

ファーストフォリオ74

近4走指数ベストは4走前のスワンSで74。

近4走指数は74→66→68→70。

4走前のスワンSで指数74とベスト更新。

ただしその後は3走前の淀短距離Sで指数66、2走前の鞍馬Sで指数68と平凡。

前走の函館SSは外を回すロスもあったし脚も余しており度外視で良いが、それにしては指数70と頑張った。

さて今回だが、特に上積みはなく、最大で指数73程度を想定し消しとする。前走1200mから一気の距離延長は試金石だが、なかなか対応は難しいのではないか。

 

スライリー73

近4走指数ベストは前走の中山牝馬Sで73。

近4走指数は68→73→70→70。

4走前の愛知杯では指数68と低値。道中では折り合いを欠いており直線では余力がなかった。度外視で良い。

3走前の中山牝馬Sでは、叩いた上積みと斤量53kgの恩恵も受けて指数73とベスト更新。

2走前の福島牝馬Sでは斤量54kgで指数70と平凡。

前走のメイSは斤量52kgと恵まれたが指数70と平凡。ただし捲り失敗で度外視で良い。

さて今回だが、特に変わり身はない。斤量55kgを背負って好走は難しいか。指数70以下を想定し消しとする。

 

ホウオウピースフル73

近4走指数ベストは前走の巴賞で73。

近4走指数は66→70→69→73。

生涯ベストは6走前の中山牝馬Sで74。不良馬場で極めて時計のかかる馬場だった。また斤量は53kgと恵まれていた。

近走では前走の巴賞で指数73と好走した。斤量54kgを考慮したら実質ベストと言って良い。

さて今回だが、特に変わり身はない。斤量55kgを考慮して指数72程度を想定し消しとする。

 

ウォーターナビレラ73

近4走指数ベストは2走前の桜花賞で73。

近4走指数は68→67→73→54。

2走前の桜花賞は究極仕上げで指数73とベスト更新。

前走のオークスはその反動もあり、距離2400mも長く指数54と落とした。度外視で良い。

さて今回だが、状態は平凡。桜花賞ほどではないが十分に力を出せる仕上がりにはなったか。能力的な上積みは大きくは見込めないが、斤量52kgと恵まれており、斤量分の上昇は可能。斤量分で指数75程度に伸ばすと想定し3番手評価とする。もっと伸ばす可能性もあるが、抜けた1番人気で妙味はないし、期待値込みで3番手評価までとした。

 

マジックキャッスル72

近4走指数ベストは2走前の阪神牝馬Sで72。

近4走指数は64→69→72→65。

生涯ベストは8走前の愛知杯で指数78。ただし斤量は54kgと恵まれていた。

4走前の府中牝馬Sは指数64と落とした。ただし完調手前であり度外視で良い。

3走前の愛知杯では指数69と平凡。斤量56kgは厳しかったし、内を通った馬が連対するレースで外を回しており展開的に厳しかった。さらに直線は早々に諦めてしまいそれほど追っていなかった。まだ度外視は可能か。

2走前の阪神牝馬Sではやや差し遅れてはいるがほぼ能力を発揮できており、それで指数72では物足りない。若干衰えは出ているようだ。

前走のヴィクトリアマイルも指数65と力負け。

さて今回だが、特に変わり身はなく、斤量57kgも厳しい。指数70程度を想定し消しとする。

 

フィオリキアリ70

近4走指数ベストは前走の五稜郭Sで70。

近4走指数は66→64→67→70。

前走の五稜郭Sで指数70とベスト更新。3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。

さて今回だが、休み明けの前走を叩いて上積み十分。状態は良好で指数74程度に伸ばすと想定し抑え評価とする。

 

ラヴユーライヴ70

近4走指数ベストは3走前の立雲峡Sで70。

近4走指数は63→70→68→58。

4走前は斤量55kgで指数63と平凡。

3走前の立雲峡Sは斤量53kgとなり指数70とベストを更新。オープン入りを決めた。

2走前の愛知杯では斤量52kgと恵まれるも指数68と力負け。

前走のマーメイドSでは指数58とほぼほぼ力負け。

さて今回だが、特に変わり身なし。前走から斤量2kg増の55kgもあり、指数を伸ばすのは難しい。指数70以下を想定し消しとする。

 

フェアリーポルカ70

近4走指数ベストは4走前のターコイズSで70。

近4走指数は70→66→67→34。

生涯ベストは15走前の中山牝馬Sで指数77。ただし52kgの軽斤量だったし、渋った馬場も向いての高指数である。指数ほど評価はできない。

4走前のターコイズSでは指数70と平凡。

3走前の中山牝馬Sでは伸びない内を通ったこともあるが、それを考慮しても指数66と力負け。

2走前の福島牝馬Sでも指数67と力負け。

前走の函館記念でも指数34と大敗。

ピークから衰えており、現状では最大でも指数70ぐらいの能力か。

さて今回だが、特に変わり身はなく指数70以下を想定し消しとする。

 

ゴルトベルク69

近4走指数ベストは4走前のレインボーSで69。

近4走指数は69→68→59→65。

4走前のレインボーSを指数69で勝利しOP入りを決めた。

3走前のディセンバーSもほぼ据え置きの指数68で相手強化分で着順を落とした。

2走前の中山牝馬Sでは指数59と大きく落とした。

前走のマーメイドSでは指数65と平凡。

さて今回だが、特に変わり身はなく、前走から斤量2kg増の55kgもあり、指数を伸ばすのは難しい。指数70以下を想定し消しとする。

 

まとめ

◎ローザノワール   想定指数75

○テルツェット    想定指数75

▲ウォーターナビレラ 想定指数75

△フィオリキアリ   想定指数74

 

能力的にはテルツェットが最上位だが、いつもの通り出遅れて後方からになるだろうし、展開待ちの懸念があり対抗評価までとした。前に付けれる馬から本命を選択したいということで、ローザノワールを本命とした。好走時の指数は74〜75があるがいずれも恵まれた展開で出した指数である。ただ今回も展開的には恵まれそうで好走時の指数75を想定した。あまり恵まれて好走した馬を買いたくはなかったが、他に買いたい馬がおらず消去法的に本命となった。

理想的には当日、スローペースでもそこそこ差しが決まる馬場になって、能力最上位のテルツェットを本命に切り替えたい。

ウォーターナビレラは当然斤量52kgの恩恵が大きいのだが、状態も桜花賞ほどではないし、斤量だけで人気するのならということで嫌い、3番手評価までとした。来ても来なくても影響のない馬券で、ローザノワールorテルツェットから勝負したい。あとは状態良好のフィオリキアリを抑えた。

あとは、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。