【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022府中牝馬ステークスG2 全馬指数

今週は府中牝馬Sを予想する。

東京1800mで行われる牝馬限定の別定G2だ。

 

全馬指数・前提条件

  • 出走馬15頭の指数を算出した。近4走指数1位はソダシで79。
  • 優勝想定ラインは78と設定する。牝馬限定G2としては平均からやや高いレベル。
  • Aコース4日目/7日。連続開催4日目/17日。
  • 近4走逃げ経験あ3/15頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)4/15頭。
  • 東京開催の開幕2週目。先週の馬場を見る限り、内外フラット。時計はかなり早く、直線の瞬発力が必要。
  • 逃げ先行馬も少なく、展開はミドルからややスローペース想定。早い時計、上がりに対応できる馬を選択したい。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 ソダシ        79

2位 アカイイト      76

3位 ローザノワール    75

3位 クリノプレミアム   75

3位 サトノセシル     75

6位 アンドヴァラナウト  74

6位 アブレイズ      74

6位 シャドウディーヴァ  74

9位 ホウオウピースフル  73

10位 リアアメリア      72

10位 ラヴユーライヴ     72

12位 クールキャット     71

13位 ライティア       70

13位 イズジョーノキセキ   70

15位 ゴルトベルク      69

 

 

ソダシ79

近4走指数ベストは2走前のヴィクトリアマイルで79。

近4走指数はダート→ダート→79→74。

2走前のヴィクトリアマイルは高速マイルのベスト条件。成長分もあり指数79とベスト更新。斤量は55kg。

前走の札幌記念は指数74と落とした。高速マイルがベスト条件のこの馬にとって、時計も上がりもかかる2000mは好走不可能であり度外視で良い。むしろそれで指数74はかなり評価できる。

さて今回だが、1800mだが高速馬場でマイルよりの適性が問われるレースであり歓迎。斤量56kgを背負わされるがそれでも能力は最上位。状態も良好だし、位置も取れるし瞬発力勝負にも利がある。死角は一切なく指数78程度を想定し本命とする。

 

アカイイト76

近4走指数ベストは3走前の金鯱賞で76。

近4走指数は73→76→71→74。

生涯ベストは5走前のエリザベス女王杯。状態抜群であり斤量56kgを背負いながら指数79とベスト更新。ただし差し優勢レースで展開には恵まれていた。

4走前の有馬記念は指数73と落とした。やや外を回すロスもあった。

3走前の金鯱賞では指数76と好走。フラットな展開ではこの程度が現状の能力か。斤量は55kg。

2走前の大阪杯では指数71と落とした。後方からレースに不参加であり度外視で良い。

前走のヴィクトリアマイルでは指数74と平凡。こちらも後方から不参加であり度外視で良い。

さて今回だが、状態は平凡。斤量56kgだし、後方から差し遅れるリスクも大きいため、指数73程度を想定し消しとする。

 

ローザノワール75

近4走指数ベストは2走前のヴィクトリアマイルで75。

近4走指数は74→71→75→74。

4走前のディセンバーSでは指数74とベスト更新。ただしスローペースの単騎逃げで展開に恵まれており再現性は薄い。

3走前の中山牝馬Sでは伸びない内を通り、先行馬が残れない展開もあり指数71と落とした。

2走前のヴィクトリアマイルは逃げて先行有利の展開利の恩恵を受けて指数75と好走した。

前走のクイーンSでは状態も良くフラットな展開で指数74と好走。

さて今回だが、状態は近走に引き続き良好。早い上がりが使えないので離して逃げて34秒台の上がりで逃げ粘る必要がある。直線で6馬身ぐらい突き放しているのが理想。ペースは落ち着きそうで展開利はありそうなため、指数75程度を想定し対抗評価とする。

 

クリノプレミアム75

近4走指数ベストは4走前の中山牝馬Sと前走の京成杯AHで75。

近4走指数は75→74→68→75。

4走前の中山牝馬Sでは指数75とベスト更新。若干の外伸び馬場と斤量53kgに恵まれはした。また多少折り合いは欠いていた。

3走前の福島牝馬Sでは斤量54kgを背負ったが、指数74と引き続き好走した。

2走前のヴィクトリアマイルでは指数68と落とした。折り合いを欠いたのもあるが、距離短縮で高速馬場のマイル戦に対応できなかった方が大きいか。この馬は中山牝馬S福島牝馬Sのように1800mぐらいでかつそこそこ持続力が問われるレースがベストか。

前走の京成杯AHでは指数75とベストタイ。先行有利レースを前付けで恵まれ、勝ち時計1分33秒6のレースに対応して好走。

さて今回だが、状態は平凡。高速馬場は向かないが、ある程度前につけて展開に恵まれれば好走は可能。指数74程度を想定し抑え評価とする。揉まれ弱いのでスムーズに運ぶ必要がある。

 

サトノセシル75

近4走指数ベストは前走のクイーンSで75。

近4走指数は57→69→66→75。

5走前のクイーンSで指数75とベストを大幅更新。雨と函館競馬場が合っていたと言えるか。

その後の3走は低値続きだったが、前走のクイーンSで指数75とベストタイ指数で好走。

今年のクイーンSは札幌競馬場であり昨年とは異なるが、洋芝で持続力が問われる展開となったのは同様か。

さて今回だが、状態は平凡。クイーンSの持続力勝負での好走と東京の瞬発力勝負は繋がらない。北海道以外指数が出ていないし、今回も指数70程度を想定し消しとする。

 

アンドヴァラナウト74

近4走指数ベストは4走前の秋華賞と2走前の阪神牝馬Sで74。

近4走指数は74→69→74→69。

4走前の秋華賞では指数74と好走。

3走前の愛知杯では休み明けの完調手前で指数69と落とした。度外視で良い。

2走前の阪神牝馬Sでは十分仕上がり、指数74と好走したが、昨年秋以降対比では成長していないようだ。

前走のヴィクトリアマイルでは指数69と落とした。完調手前であり度外視で良い。

さて今回だが、状態は平凡。指数74程度を想定し抑え評価とする。

 

アブレイズ74

近4走指数ベストは3走前の中山牝馬Sと前走のヴィクトリマイルで74。

近4走指数は68→74→67→74。

4走前の府中牝馬Sは休み明けの完調手前で指数68と低値。斤量は54kg。

3走前の中山牝馬では斤量56kgを背負いながら指数74とベスト更新。ここで本格化したか。

2走前の福島牝馬Sでは指数67と落とした。伸びない内で揉まれて窮屈な競馬になってしまった。

前走のヴィクトリアマイルでは後方から不参加ながら、指数74と能力を示した。

さて今回だが、状態はまずまず。後方から差し遅れるリスクも大きいし、指数74程度までを想定し抑え評価とする。揉まれ弱いので外枠からスムーズに運びたい。

 

シャドウディーヴァ74

近4走指数ベストは2走前のヴィクトリアマイルで74。

近4走指数は61→68→74→70。

生涯ベストは6走前の府中牝馬Sで指数77。ここで本格化した。

4走前の有馬記念では指数61と大敗。距離2500m長かったしこの馬の適性よりタフなレースを先行し4コーナーでは余力がなかったため、度外視で良い。

3走前の金鯱賞では指数68と低値だが、休み明けの完調手前で度外視で良い。

2走前のヴィクトリアマイルでは叩き2戦目で仕上がったが、後方からレースに不参加。それでも指数74と能力としては十分。

前走のエプソムCでは斤量56kgかつ馬場の悪い内を通ったこともあり、指数70と落とした。度外視で良い。

さて今回だが、状態は平凡。指数74程度を想定し抑え評価とする。後方から差し遅れるリスクはある。

 

ホウオウピースフル73

近4走指数ベストは2走前の巴賞で73。

近4走指数は70→69→73→72。

生涯ベストは7走前の中山牝馬Sで74。不良馬場で極めて時計のかかる馬場だった。また斤量は53kgと恵まれていた。

近走では2走前の巴賞で指数73と好走した。斤量54kgを考慮したら実質ベストと言って良い。

前走のクイーンSでは指数72。斤量55kgに対応した。

さて今回だが、状態は平凡。近走並みの指数72程度を想定し消しとする。高速馬場も合わない。

 

リアアメリア72

近4走指数ベストは前走の関屋記念で72。

近4走指数は71→63→71→72。

生涯ベストは8走前のエリザベス女王杯で指数74。綺麗な良馬場の瞬発力勝負であり得意条件だった。

4走前の新潟記念では指数は71と平凡。荒れ馬場であり合わなかった。

3走前の府中牝馬Sでは指数63と力負け。後方から不参加ではあったが伸びも平凡だった。

2走前のマーメイドSは上がりがかかるレースが合わないのもあったが、先行して展開に恵まれたこともあり指数71。

前走の関屋記念では後方から差し遅れ指数は72と平凡。前残りなので後方は難しいレースではあるが、エンジンがかかるのが極めて遅かった。

このように舞台が合わないこともあったが、近走は最大でも指数72と低値続き。

さて今回だが、特に変わり身はない。舞台は合うがそれでも指数72程度までを想定し消しとする。

 

ラヴユーライヴ72

近4走指数ベストは2走前のクイーンSで72。

近4走指数は68→58→72→71。

4走前の愛知杯では斤量52kgと恵まれるも指数68と力負け。

3走前のマーメイドSでは指数58とほぼほぼ力負け。

2走前のクイーンSでは斤量55kgに対応し、さらに後方から不参加で脚を余しながら指数72とベストを更新し力を示した。

前走のケフェウスSでは指数71とほぼ据え置き。斤量は54kg。

さて今回だが、状態はまずまず。後方から差し遅れるリスクもあるし、指数73程度までを想定し消しとする。

 

クールキャット71

近4走指数ベストは4走前の愛知杯と3走前の中山牝馬Sと前走の関越Sで71。

近4走指数は71→71→ダート→71。

4走前の愛知杯では指数71とベスト更新。

3走前の中山牝馬Sでも引き続き指数71。

2走前のダートを挟み、前走の関越Sでも指数71。近走は極めて安定傾向だ。

さて今回だが、完調手前。指数70以下を想定し消しとする。

 

ライティア70

近4走指数ベストは前走の長岡Sで70。

近4走指数は69→69→64→70。

前走の長岡Sを指数70で勝利し、OP入りを決めた。

2走前を除き、指数70程度で極めて安定傾向。

さて今回だが、特に変わり身はなく、近走並みの指数70程度を想定し消しとする。

 

イズジョーノキセキ70

近4走指数ベストは前走の垂水Sで70。

近4走指数は67→66→62→70。

前走の垂水Sを指数70で勝利しOP入りを決めた。

さて今回だが、特に変わり身はなく、前走並みの指数70程度を想定し消しとする。

 

ゴルトベルク68

近4走指数ベストは4走前のディセンバーSで68。

近4走指数は68→59→65→67。

4走前のディセンバーSでは指数68と平凡。

3走前の中山牝馬Sでは指数59と大きく落とした。

2走前のマーメイドSでは指数65と平凡。

前走のクイーンSでも指数67と平凡。

さて今回だが、特に変わり身はなく、近走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

まとめ

◎ソダシ       想定指数78

○ローザノワール   想定指数75

△クリノプレミアム  想定指数74

△アンドヴァラナウト 想定指数74

△アブレイズ     想定指数74

△シャドウディーヴァ 想定指数74

 

本命はソダシ。状態良好かつ能力最上位。高速馬場の瞬発力勝負も合うし、ミドルからスローよりが想定される中、前に位置取れるのも魅力。斤量56kgを背負っても抜けているし負けようがない。

相手はほぼ能力差はないが、ローザノワールを対抗評価とした。近走安定傾向かつ、今回も状態は良い。ペースが落ち着けば展開利もある。ただし、引き着けて逃げて瞬発力勝負になれば、早い上がりが使えないので好走は不可能。乗り方次第ではあるが、田中勝春騎手は一度ヴィクトリアマイルで早めのスパートから好走しているので同じ乗り方で乗ってくれればいい。あとは、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。