【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022安田記念G1 全馬指数

今週は安田記念を予想する。

東京1600mで行われるG1だ。

 

全馬指数・前提条件

  • 出走馬18頭の指数を算出した。近4走指数1位はシュネルマイスターで82。
  • 優勝想定ラインは81と設定する。G1としては平均レベル。
  • Cコース4日目/6日。連続開催14日目/20日
  • 近4走逃げ経験あり4/18頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)4/18頭。
  • 先週までの馬場を見る限り、前後、内外フラットで力があればどこからでも好走可能。
  • 展開は逃げ先行馬も少なく、後傾ラップの瞬発力勝負が濃厚か。早い上がりの使える馬を選択したい。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 シュネルマイスター   82

2位 ダノンザキッド     81

3位 レシステンシア     80

3位 ダイアトニック     80

5位 イルーシヴパンサー   79

6位 ロータスランド     78

7位 ナランフレグ      78

8位 ファインルージュ    77

8位 ソングライン      77

8位 ホウオウアマゾン    77

8位 ソウルラッシュ     77

12位 サリオス         76

12位 カラテ          76

12位 カテドラル        76

15位 エアロロノア       74

16位 ヴァンドギャルド     72

16位 セリフォス        72

18位 カフェファラオ      71

 

 

シュネルマイスター82

近4走指数ベストは2走前のマイルCSで82。

近4走指数は79→81→82→海外。

4走前の安田記念では斤量54kgではあったが、指数79とベストを更新し、古馬相手に能力を示した。

3走前の毎日王冠では斤量2kg増の56kgに対応し指数81とベスト更新だ。

2走前のマイルCSでも指数82とベスト更新。斤量は56kg。

前走のドバイターフでは指数は出していないが8着と力負け。

さて今回だが、状態平凡で特に変わり身はなし。まだ完調手前感もある。高速馬場の瞬発力勝負で舞台は合うだろうが、斤量58kgもあるし、指数79程度までを想定し対抗評価とする。

 

ダノンザキッド81

近4走指数ベストは2走前のマイルCSで81。

近5走指数は53→72→81→66。

4走前の皐月賞は指数53と大きく落とした。ホープフルSでは好走できた中山2000mだが、成長し適性がマイルにシフトしてきた結果、この時期のタフな中山2000mの馬場には対応できなかった。

3走前の富士Sでは指数72とベスト更新。ただし斤量は54kgと恵まれていた。

2走前のマイルCSは叩き2戦目で指数81とベストを大幅更新。ここで完全に本格化した。

前走の中山記念では完調手前、出遅れ、道中捲り気味で消耗などもあり指数66と落とした。度外視でいい。

さて今回だが、仕上がりはまずまず。ベスト時から斤量2kg増加もあり、最大で指数78程度を想定し抑え評価とする。

 

レシステンシア80

近4走指数ベストは4走前のスプリンターズSで80。

近4走指数は80→海外→74→75。

4走前のスプリンターズSではきっちり仕上げて指数80と指数ベストタイ。斤量は55kg。

3走前の香港スプリントは海外競馬で指数は算出していない。1,3番人気が落馬しておりレベル感も分からず、レシステンシア自身も落馬の煽りを受けておりこのレースの評価は難しい。

2走前のスプリンターズSは休み明けでやや状態落ちであり、若干ハイペースで逃げたこともあり指数74と落とした。

前走のヴィクトリアマイルでは指数75と力負け。マイルはベストではない。これでヴィクトリアマイルは2年連続指数75と、マイルならこの程度の能力。

さて今回だが、状態は近走から変わり身はないが、マイルでは好走は難しいか。指数75程度を想定し消しとする。

 

ダイアトニック80

指数ベストは2走前の阪急杯で80。

近4走指数は67→75→80→71。

4走前のキーンランドCは約11ヶ月ぶりのレースで指数67と低値。乗り込み量は豊富だったが、休み明けということで度外視でいい。

3走前の京都金杯は指数75と好走。長期休養明け2戦目で立て直しに成功した。また内側の馬群の捌く好騎乗だった。

2走前の阪急杯では状態抜群でさらに上積みがあり、得意とする距離1400mへの距離短縮もあり、指数80とベスト更新。内先行有利の高速馬場を最内でロスなく完璧なコース取りであり恵まれたか。

前走の高松宮記念では状態落ちもあり指数71と落とした。入れ込みも激しかったし度外視でいい。

さて今回だが、状態面では前走並み。マイルもベスト距離からは1F長いし、最大で指数77程度を想定し消しとする。

 

イルーシヴパンサー79

近4走指数ベストは前走の東京新聞杯で79。

近4走指数は61→65→70→79。

3走前の鷹巣山特別は4ヶ月の休み明けで成長分があり、指数65とベスト更新した。

2走前のノベンバーSでも指数70とベスト更新。OP入りを決めた。

前走の東京新聞杯では指数79とベスト大幅更新で重賞勝利。

さて今回だが、近走上昇途上でまだ上昇余地はある。想定している瞬発力勝負も前走を見る限りかなり向いているし、斤量2kg増の58kgにも対応して、指数80程度に伸ばすと想定し本命とする。

 

ロータスランド78

近4走指数ベストは前走の高松宮記念で78。

近5走指数は68→72→77→78。

4走前の富士Sは指数68と落とした。前後が全て入れ替わるような差し優勢レースを逃げた結果であり度外視でい。

3走前のマイルCSは指数72と平凡。斤量は55kg。

2走前の京都牝馬Sでは指数77とベスト更新。状態が抜群に良くベスト時から2kg増の56kgに対応して指数を伸ばした。また2歳時以来の1400mで、今回は時計の出る高速馬場だったが、忙しい様子もなかったし、指数も出ていることから距離短縮がプラスに効いたのだろう。

前走の高松宮記念ではさらなる距離短縮に対応し指数78とベストを更新した。

さて今回だが、状態は前走並み。斤量1kg増もあるし、今はマイルより1200mや1400mの方が良い可能性もある。もちろん高速馬場なので対応はできるだろうが、それでも指数77程度を想定し消しとする。

 

ナランフレグ78

近4走指数ベストは2走前のオーシャンSで78。

近4走指数は73→75→78→77。

4走前のタンザナイトSでは指数73と平凡。

3走前のシルクロードSは指数75と好走。差しが決まるレースになったのは良かったが、それでも脚を余しており、能力を示した。

2走前のオーシャンSでは指数78とベスト更新。この馬以外は前目で決まったレースを強引に追い込んでおり、脚を余しての結果であり指数以上に評価できる。

前走の高松宮記念も指数77と好走しG1を制覇した。ただ内を上手く捌いた好騎乗もあった。

さて今回だが、状態面は特に変わり身はなし。斤量は1kg増えるし、前走はかなり上手く乗ったことや、マイルはベストよりも長いことを考えても、好走は難しいか。指数76程度を想定し消しとする。

 

ファインルージュ77

近4走指数ベストは前走のヴィクトリアマイルで77。

近4走指数は75→75→75→77。

4走前の紫苑Sでは指数75とベスト更新。

3走前の秋華賞でも指数75と引き続き好走。

2走前の東京新聞杯では休み明けで完調手前ながら指数75とベストタイ。能力自体は上昇しているか。

前走のヴィクトリアマイルでは仕上がり良好で指数77と好走した。

さて今回だが、状態は前走並み。前走並みの指数77程度を想定し消しとする。

 

ソングライン77

近4走指数ベストは4走前の富士Sと前走のヴィクトリアマイルで77。

近4走指数は77→68→海外→77。

4走前の富士Sは指数77とベスト更新。斤量は52kgだった。

3走前の阪神Cでは指数68と大敗。原因は分からないが、右回り(同じ右回りの桜花賞も大敗)、もしくは、綺麗な良馬場を好む馬であり荒れ馬場が苦手などが想定される。

2走前は海外であり指数はないが、G3で勝利。斤量55kgに対応し成長している。

前走のヴィクトリアマイルでは斤量55kgに対応し指数77と好走。斤量を考慮したら実施ベストと言っていい。

さて今回だが、前走に引き続き状態は良好。叩いた上積みも見込めそうで指数78程度を想定し抑え評価とする。

 

ホウオウアマゾン77

近4走指数ベストは4走前のマイルCSと3走前の阪神Cで77。

近4走指数は77→77→63→75。

4走前のマイルCSでは上積みありで斤量2kg増の56kgに対応し指数77とベスト更新。外伸び馬場で伸びない内を通ったことを考慮したら指数以上に価値ある好走だった。

3走前の阪神Cでも斤量56kg据え置きで指数77とベストタイで好走。

この2走の好走はいずれも内枠をロスなく運んだ結果であるが、パワーがあるタイプなので内側の馬場が荒れていても対応可能で、そういったレースに適性があるよう。

2走前の東京新聞杯は指数63と大敗。差し優勢レースを外枠からロスしながら先行しており度外視で良い。それでも負け過ぎ感はあり、また綺麗な馬場での瞬発力勝負で適性も合わなかったか。輸送がダメだった可能性もある。

前走のマイラーズCではまだ完調手前ながら力のいる稍重馬場で指数75と立て直した。

さて今回だが、状態は変わり身なし。東京競馬場の高速馬場は合わないし、最大で指数75程度を想定し消しとする。

 

ソウルラッシュ77

近4走指数ベストは前走のマイラーズCで77。

近4走指数は62→67→74→77。

4走前〜2走前まで条件戦3連勝でOP入りを決めている。いずれも完勝であり、その指数が当時の能力だったというか、能力を出し切る必要がなかったということ。

2走前の春興Sでは指数74と既にOP特別レベルの指数で快勝。

前走のマイラーズCでは指数77とベスト更新で重賞制覇。

近3走はいずれも稍重、重馬場であり、時計のかかるパワーのいるレースだった。今回時計の出る高速馬場に対応できるかは試金石となる。

さて今回だが、状態は良さそうだが、高速馬場での能力は走って見なければ分からない。とは言え、対応できても斤量58kgでは能力的に足りないか。最大で指数77程度を想定し消し評価とする。

 

サリオス76

近4走指数ベストは3走前のマイルCSで76。

近4走指数は73→76→海外→71。

生涯ベストは7走前の毎日王冠で指数83。ただし斤量54kgと恵まれている。

4走前の安田記念は指数73と低値。ただ直線は馬群を抜け出せず不完全燃焼。度外視で良い。

3走前のマイルCSは指数76と平凡。ただし外差し優勢レースで馬場の悪い内を通っており度外視で良い。

2走前の香港マイルは指数は算出していないが、海外G1で3着と好走した。

前走の高松宮記念では指数71と力負け。ベストは高速マイルだろうから、重馬場も1200mもよくはないだろうし、度外視は可能。

ここまでを振り返ると3歳秋に好走から、国内で高値はないがいずれも言い訳の聞くレースであり、能力を測りきれていない。まだベスト時並みの能力が残っている可能性も大いにある。

さて今回だが、状態は平凡で、まだ能力は維持できていたとしてもG1で好走は難しいか。最大で指数77程度を想定し消しとする。

 

カラテ76

近4走指数ベストは2走前の中山記念で76。

近4走指数は74→75→76→68。

4走前のニューイイヤーSでは斤量58kgで指数74と好走。着実に斤量増加に対応して力を増してきている。内容も前残りを強引な末脚で差し切っており指数以上に評価できる。

3走前の東京新聞杯では指数75とベストタイ。やや直線で前が壁になり抜け出しが遅れたが、外差しレースの恩恵も受けての好走。斤量は57kg。

2走前の中山記念ではパンサラッサ大逃げの特殊レースとなったがそれでも指数76とベスト更新で力を示した。斤量は56kg。

前走のマイラーズCは落鉄で指数68と落とした。度外視でいい。

さて今回だが、特に変わり身はない。最大で指数76程度を想定し消しとする。

 

カテドラル76

近4走指数ベストは4走前の京成杯AHで76。

近4走指数は76→75→65→69。

4走前の京成杯AHは後方からの差し競馬でベストタイの指数76と好走した。斤量は56kg。

3走前のマイルCSでは斤量1kg増の57kgを背負いながら指数75と引き続き好走。斤量を考えたら実質ほぼベスト。

2走前の東京新聞杯では指数65と大敗。後方で折り合いを欠いていたし斤量58kgも厳しく度外視で良い。

前走のダービー卿CTは展開利も受けて指数69と力負け。状態は悪くなかったが、結果が出ず能力が下降線に入ったか。

さて今回だが、前走から変わり身なし。最大で指数74程度を想定し消しとする。

 

エアロロノア74

近4走指数ベストは4走前のリゲルSと2走前の六甲Sで74。

近4走指数は74→72→74→69。

生涯ベストは7走前のマイラーズCで指数75。斤量は56kg。

4走前のリゲルSで指数74と好走した。

3走前の京都金杯では指数72と平凡。

2走前の六甲Sでは指数74と好走した。斤量57kgを考慮したら実質ベストに相当。やや折り合いを欠いており、それを考慮したら指数以上に強いと言えるが、折り合い懸念自体は残る。

前走のマイラーズCでは指数69と力負け。

さて今回だが、状態面では特に変わり身なし。近走並みの指数74程度を想定し消しとする。

 

ヴァンドギャルド72

近4走指数ベストは4走前の毎日王冠で72。

近4走指数は72→海外→海外→海外。

4走前の毎日王冠では指数72と平凡。

その後は3戦続けて海外競馬。そこそこ好走してはいるが、今回はG1となると能力的に足りないか。状態も悪くはないが、最大で指数77程度を想定し消しとする。

 

セリフォス72

近4走指数ベストは前走のNHKマイルで72。

近4走指数は58→63→71→72。

指数上昇中の3歳馬で前走のNHKマイルで指数72とベスト更新。

さて今回だが、状態は平凡。能力的に古馬G1では足りないと判断する。斤量3kg減の恩恵を受けても、最大で指数77程度を想定し消しとする。参考にしたのは、昨年のシュネルマイスターがNHKマイル75→ヴィクトリアマイル79。今回セリフォスが指数72からとなると一気の上昇で好走するのは難しいか。

 

カフェファラオ71

近4走指数ベストは3走前の函館記念で71。

近4走指数はダート→71→ダート→ダート。

ダートではG1勝馬だが、芝では唯一使った函館記念で指数71と平凡。

今回も高速マイルでいきなり好走する根拠がない。指数70程度を想定し消しとする。

 

まとめ

◎イルーシヴパンサー 想定指数80

○シュネルマイスター 想定指数79

△ダノンザキッド 想定指数78

△ソングライン 想定指数78

 

高速馬場の瞬発力勝負を想定し、そのようなレースで好走経験のあり能力上位のイルーシヴパンサー、シュネルマイスターを本命対抗とした。あとは能力上位のダノンザキッド、状態良好で上積みも見込めて瞬発力勝負もプラスに出るだろうソングラインを抑えた。

あとは、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。