【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022マイラーズカップG2 全馬指数

今週はマイラーズCを予想する。

阪神1600mで行われる別定G2だ。

 

全馬指数・前提条件

  • 出走馬15頭の指数を算出した。近4走指数1位はホウオウアマゾンで77。
  • 優勝想定ラインは77と設定する。G2としてはやや低いレベル。
  • Bコース6日目/8日。連続開催22日目/24日。
  • 近4走逃げ経験あり3/15頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)3/15頭。
  • ロングラン開催の開催終盤となってきたが、まだまだ時計は出るし、内も十分伸びる。
  • 明確な逃げ馬もおらず、先行馬も少ない。今の時計の出る馬場なら、ある程度上がりは必要なレースになりそう。先行できて瞬発力勝負で好走できる馬を選択したい。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 ホウオウアマゾン   77

2位 ダイワキャグニー   76

2位 カラテ        76

2位 エアファンディタ   76

5位 エアロロノア     74

5位 シュリ        74

5位 ケイデンスコール   74

5位 ソウルラッシュ    74

9位 ファルコニア     73

9位 レインボーフラッグ  73

11位 サトノアーサー     72

11位 ロードマックス     72

13位 ベステンダンク     70

14位 レッドベルオーブ    68

15位 ヴィクティファルス   67

 

 

ホウオウアマゾン77

近4走指数ベストは3走前のマイルCSと2走前の阪神Cで77。

近4走指数は75→77→77→63。

4走前のスワンSでは斤量54kgの恩恵もあり指数75とベスト更新。

3走前のマイルCSでは上積みありで斤量2kg増の56kgに対応し指数77とベスト更新。外伸び馬場で伸びない内を通ったことを考慮したら指数以上に価値ある好走だった。

2走前の阪神Cでも斤量56kg据え置きで指数77とベストタイで好走。

この3走の好走はいずれも内枠をロスなく運んだ結果であるが、パワーがあるタイプなので内側の馬場が荒れていても対応可能で、そういったレースに適性があるよう。

前走の東京新聞杯は指数63と大敗。差し優勢レースを外枠からロスしながら先行しており度外視で良い。それでも負け過ぎ感はあり、マイルより1200m側へ適性がシフトしている可能性もある。また綺麗な馬場での瞬発力勝負で適性も合わなかったか。輸送がダメだった可能性もある。

さて今回だが、休み明けでまだ完調ではないが、それなりには仕上がった。ただ綺麗な馬場も1600mもおそらく向いていない。指数75程度までを想定し抑え評価とする。

 

ダイワキャグニー76

近4走指数ベストは4走前の毎日王冠で76。

近4走指数は76→ダート→75→ダート。

4走前の毎日王冠では自己ベストタイの指数76で好走。斤量は56kgだった。

3走前はダートを使った。

2走前の京都金杯では斤量57.5kgを背負いながら指数75と好走しており、斤量を考慮したら実質ベストと言って良い。8歳でまだまだ衰えはない。

前走はダートを使った。

この馬は全8勝が東京競馬場で明らかに東京巧者。そもそも34戦して右回りは5戦と避けており、その5戦も(0,0,1,4)とおそらく適性はない。

さて今回だが、右回り阪神で指数を伸ばすのは難しいか。斤量56kgに減ることを考慮しても2走前並みの指数75程度を想定し抑え評価とする。

 

カラテ76

近4走指数ベストは2走前の中山記念で76。

近4走指数は74→74→75→76。

4走前の京成杯AHでは斤量57kgに対応し指数74と好走。

3走前のニューイイヤーSではさらに1kg増の斤量58kgで指数74と好走。着実に斤量増加に対応して力を増してきている。内容も前残りを強引な末脚で差し切っており指数以上に評価できる。

2走前の東京新聞杯では指数75とベストタイ。やや直線で前が壁になり抜け出しが遅れたが、外差しレースの恩恵も受けての好走。斤量57kgでの指数75であり1年前の東京新聞杯より力を増している。斤量も考えたら近2走が能力のベストと言っていい。

前走の中山記念ではパンサラッサ大逃げの特殊レースとなったがそれでも指数76とベスト更新で力を示した。斤量は56kg。

さて今回だが、特に変わり身はないが、能力上位で安定しているし前走並みの指数76程度を想定し本命とする。

 

エアファンディタ76

近4走指数ベストは前走の洛陽Sで76。

近4走指数は69→73→69→76。

4走前の長岡Sは指数69と平凡。

3走前の元町Sで指数73とベスト更新で3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。

2走前のキャピタルSでは出遅れて後方から差し遅れて指数69と落とした。

前走の洛陽Sでは指数76とベスト更新。前が止まらないレースを1頭だけ次元の違う脚で強引に追い込んだ強い競馬だった。OP特別だがG3クラスの指数が出ている。斤量は55kg。

指数ベスト1,2の洛陽S、元町Sはいずれも阪神競馬場であり得意条件であると言えるか。

さて今回だが、状態は前走から特に変わらず。斤量56kgとなる分も考慮し指数75程度を想定し抑え評価とする。

 

エアロロノア74

近4走指数ベストは3走前のリゲルSと前走の六甲Sで74。

近4走指数は71→74→72→74。

生涯ベストは6走前のマイラーズCで指数75。斤量は56kg。

4走前のカシオペアSでは指数71と平凡。

3走前のリゲルSで指数74と好走した。

2走前の京都金杯では指数72と平凡。

前走の六甲Sでは指数74と好走した。斤量57kgを考慮したら実質ベストに相当。やや折り合いを欠いており、それを考慮したら指数以上に強いと言えるが、折り合い懸念自体は残る。

この1年は指数が安定していて71〜75程度。

さて今回だが、状態面では特に変わり身なし。昨年の同レース並みの指数75程度を想定し抑え評価とする。

 

シュリ74

近4走指数ベストは3走前の谷川岳Sで74。

近5走指数は72→74→62→69。

4走前の京都金杯では指数72と好走。

3走前の谷川岳Sでは指数74とベスト更新。ただ47.8-46.1の前傾ラップを逃げており、展開的にはやや恵まれた。

2走前のエプソムCは指数62と落とした。出遅れて後方から捲り気味に船団に取り付いたがこともあり直線では余力なし。度外視で良い。

前走の京都金杯は完調手前で指数69と落とした。

さて今回だが、前走よりはだいぶ仕上がった。ただ好走は1年前に遡るので現状の力でどこまでやれるか。今回は最大で3走前並みの指数74程度を想定し消しとする。

 

ケイデンスコール74

近4走指数ベストは3走前のマイルCSで74。

近4走指数は69→74→71→60。

生涯ベストは7走前の中山記念と6走前のマイラーズCで77。いずれも高速馬場で斤量は56kg。状態も5歳春のこの時期がピークだった。

4走前の毎日王冠では4ヶ月の休み明けで指数69と落とした。

3走前のマイルCSは叩き2戦目で指数74とそこそこ好走した。

2走前の阪神Cは指数71と平凡。

前走の東京新聞杯は指数60と大敗したが、先行馬総崩れの展開もあったし、斤量59kgも厳しく度外視で良い。

ここまで2021年前半のピークは指数77付近連発だったが、休みを挟んで2021年秋以降は最大指数74と低値続き。状態面で見劣りしていることもあったが、どちらかと言えばピークを過ぎたと考えるのが妥当か。さらに、強いて言えば、近走はやや前進気性が増してきている感じもあり、折り合いもわずかに気になる。

さて今回だが、特に変わり身はなく、近走並みの指数70程度を想定し消しとする。

 

ソウルラッシュ74

近4走指数ベストは前走の春興Sで74。

近4走指数は55→62→67→74。

3走前〜前走まで条件戦3連勝でOP入りを決めている。いずれも完勝であり、その指数が当時の能力だったというか、能力を出し切る必要がなかったということ。

前走の春興Sでは指数74と既にOP特別レベルの指数で快勝。能力の底は見せておらず、相手強化でどこまで伸ばせるかの試金石。

一つ不確実性としては、指数1位2位の近2走はいずれも稍重、重馬場であり、1分34秒1と時計のかかるパワーのいるレースだった。今回時計の出る馬場に対応できるかも試金石となる。

さて今回だが、高速馬場での能力は走って見なければ分からないが、状態は良さそうで対応できる可能性は十分にある。指数75程度を想定し抑え評価とする。

 

ファルコニア73

近4走指数ベストは4走前のカシオペアSで73。

近4走指数は73→70→71→72。

生涯ベストは6走前のエプソムCで指数75。内をロスなく捌いた好騎乗だった。

その後ベストの更新はなく、近4走は指数70〜73と極めて安定傾向。エプソムCは好騎乗で指数を伸ばしたので、衰えている訳ではないとしても、近走安定で少なくとも上昇余地は小さそう。

さて今回だが、特に変わり身はなく、近走並みの指数72程度を想定し消しとする。

 

レインボーフラッグ73

近4走指数ベストは4走前のマイルCSで73。

近4走指数は73→65→67→68。

生涯ベストは2020年のパラダイスSで指数74だが、近走は下降線に入っており指数70以下の低値続き。

4走前のマイルCSは指数73と好走し直近では高値。ただし、G1のハイレベルな流れに引き上げられた指数とも言えるし、レースが終わってから突っ込んできただけであり能力とは言い難いか。

3走前のリゲルSは指数65と力負け。

2走前の淀短距離Sは指数67と低値も、直線前が開かず度外視で良い。

前走のシルクロードSは指数68と低値。稍前が壁になりはしたが、ほぼほぼ力負け。

さて今回だが、特に変わり身はなく、近走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

サトノアーサー72

近4走指数ベストは3走前の新潟記念で72。

近4走指数は69→72→ダート→68。

生涯ベストは8走前の関屋記念で指数78。得意条件である綺麗な良馬場での瞬発力勝負だったし、差しが決まる展開になったこともプラスだった。

4走前の関屋記念は指数69と低値。やや差し遅れた。

3走前の新潟記念はきっちり脚を使い切っての指数72でここが現状の能力か。

2走前はダートの武蔵野Sを使った。

前走の小倉大賞典は指数68と低値だが、内側全滅のレースで伸びない内を通った結果であり度外視で良い。

さて今回だが、特に変わり身はなく、近走並みの指数70程度を想定し消しとする。

 

ロードマックス72

近4走指数ベストは前走の心斎橋Sで72。

近4走指数は63→68→59→72。

2走前までは指数平凡だったが、そこから半年の休みを挟み、前走の心斎橋Sで指数72とベストを更新した。出遅れて最後方から強引に差し込み強い内容だった。近2走は稍出遅れており、スタートに課題ありで、展開の助けは入りそうだが、能力の底は見せておらず上昇余地はある。相手強化でどこまで伸ばせるかの試金石。

さて今回だが、状態面では特に変わり身はなく、前走並みの指数72程度を想定し消しとする。

 

ベステンダンク70

近4走指数ベストは3走前のリゲルSで70。

近4走指数は63→70→69→53。

生涯ベストは2020年のマイラーズCで指数75。

近4走は指数70以下の低値続き。近走を見る限り、能力は下降線に入っており既に重賞で戦える力はないか。

さて今回だが、特に変わり身はなく、近走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

レッドベルオーブ68

近4走指数ベストは3走前の朝日杯FSで68。

近4走指数は66→68→66→67。

4走前は2歳に遡るが、そこから前走の六甲Sまで約1年半で4レースしか使っておらず、指数自体は66〜68と安定傾向。

前走がほぼ1年ぶりのレースであり、今回が叩き2戦目なので、上昇するなら今回だろうが、好走する根拠、能力の裏付けがないので、今回狙うことはないか。

さて今回だが、特に変わり身はなく、近走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

ヴィクティファルス67

近4走指数ベストは3走前のセントライト記念と2走前の菊花賞で67。

近4走指数は60→67→67→65。

過去には6走前のスプリングSで指数67と当時のベスト更新。

3走前のセントライト記念と2走前の菊花賞でも指数67と自己ベストタイ。

このように3歳春に出した自己ベストを秋になっても更新できていない。2走前は距離3000mが長く力を出し切れていないとしても、基本的には能力が足りないか。

さて今回だが、特に変わり身はなく、近走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

まとめ

◎カラテ      想定指数76

△ホウオウアマゾン 想定指数75

△ダイワキャグニー 想定指数75

△エアファンディタ 想定指数75

△エアロロノア   想定指数75

 

抜けて強い馬はおらず上位は混戦。そんな中で本命はカラテ。抜けて強いわけではないので勝ち負けはどうかも、能力上位で安定している点を評価した。馬券の軸としての本命。あとは、能力上位も不安要素のあるホウオウアマゾン、ダイワキャグニーらは抑え。エアファンディタ、エアロロノアもこれまでの指数では1枚足りなそうで抑え評価までとした。

あとは、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。