【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022天皇賞・春G1 全馬指数

今週は天皇賞・春を予想する。

阪神3200mで行われるG1だ。

 

全馬指数・前提条件

  • 出走馬18頭の指数を算出した。近4走指数1位はディープボンドで83。
  • 優勝想定ラインは82と設定する。G1としては平均レベル。
  • Bコース8日目/8日。連続開催24日目/24日。
  • 近4走逃げ経験あり5/18頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)3/18頭。
  • ロングラン開催の最終日。開幕当初よりはだいぶ時計も要すが、それでも平均的な馬場で、内側でも残せる。
  • 阪神3200mと非常にタフなコースであり、基本的にはスタミナ比べになるとの想定。スタミナ比べで好走経験があるといい。

 

 

JRA芝近4走最大指数

1位 ディープボンド    83

2位 タイトルホルダー   82

3位 ヒートオンビート   77

3位 タガノディアマンテ  77

3位 テーオーロイヤル   77

6位 アイアンバローズ   76

6位 マイネルファンロン  76

8位 クレッシェンドラヴ  75

9位 ハヤヤッコ      74

9位 マカオンドール    74

11位 シルヴァーソニック   73

11位 ディバインフォース   73

13位 トーセンカンビーナ   72

13位 ヴァルコス       72

15位 ユーキャンスマイル   71

15位 ロバートソンキー    71

17位 ハーツイストワール   70

17位 メロディーレーン    70

 

ディープボンド83

近4走指数ベストは2走前の有馬記念で83。

近6走指数は82→81→海外→海外→83→78。

6走前の阪神大賞典では状態良好で指数82とベスト大幅更新。得意条件の時計のかかる重馬場を力で押し切っており、タフな馬場のスタミナ比べが得意条件と言える。状態的にもここで完全に本格化した。距離延長だが折り合いにも問題はなかった。斤量は56kg。

5走前の天皇賞・春でもハイペースでタフな長距離スタミナ比べの得意条件で指数81と好走した。斤量58kgを考慮して実質自己ベストと言って良い。

4走前のフォア賞を勝利し、3走前の凱旋門賞へ挑んだが、斤量59.5kgも厳しいし馬場もタフすぎた。日本なら最強クラスのスタミナを持っていても欧州の重馬場には対応できないし度外視で良い。この2走は海外競馬なので指数なし。

2走前の有馬記念ではタフな流れのスタミナ比べになり指数83とベスト更新。エフフォーリアに0.1差で敗れたが、ディープボンドは57kg、エフフォーリアは3歳で55kgを考慮したら、当時の能力では現役最強馬と言って良い。

前走の阪神大賞典は指数78と落としたが、相手弱化で指数を出すまでもなく完勝ということ。

さて今回だが、状態は特に変わり身がなく、順当に能力は発揮できるだろう。指数82程度を想定し本命とする。

 

タイトルホルダー82

近4走指数ベストは3走前の菊花賞で82。

近4走指数は60→82→79→78。

4走前のセントライト記念は指数60と落としたが、直線で前が全く開かなかったため度外視で良い。

3走前の菊花賞では指数82とベスト大幅更新。成長分もあるが、短期の楽逃げで中盤でドスローに落とすことが出来、展開が完璧にはまったこともあり再現性はない。斤量は57kg。

2走前の有馬記念では指数79と好走。ハイペースで先行馬には厳しい展開を強メンバーの中で5着に残っており内容も充実。有馬記念は指数通り評価可能。ただし斤量は55kgと恵まれている。

前走の日経賞では指数78と好走。ドスローの前残り展開に恵まれはしたが、完調手前だったし前哨戦としては十分な結果と言える。斤量57kgにも対応した。

さて今回だが、前走を叩いて若干上積みあり。指数80程度を想定し本命とする。

 

ヒートオンビート77

近4走最大指数は前走の日経賞で77。

近5走指数は76→71→74→73→77。

5走前の目黒記念では指数76とベストを更新した。斤量は55kgと恵まれてはいた。またスローペースで前が止まらない展開となり、前のウインキートスは差し切れなかったが、他の馬と比べたらやや恵まれていたか。

4走前の京都大賞典は指数71と落としたが休み明けの完調手前であり度外視で良い。

3走前のチャレンジCでは叩き良化分があり指数74と好走した。

2走前の中山金杯では指数73とほぼ維持。やや差し遅れてはいたがほぼ能力は発揮できた。

前走の日経賞ではドスローの前残り展開に恵まれたこともあり指数77とベスト更新。

さて今回だが、状態は良好だが、斤量は58kgとなるし、指数75程度を想定し消しとする。

 

タガノディアマンテ77

近4走指数ベストは4走前のステイヤーズSで77。

近4走指数は77→67→73→74。

9ヶ月の休み明けとなった4走前のステイヤーズSでは指数77とベストを更新した。ただし超スローペースを逃げて展開的にはかなり恵まれていたため再現性は薄い。

3走前のAJCCでは指数67と落としたが、ドボドボの不良馬場であり度外視で良い。

そこから1年ぶりとなった2走前の中山金杯では指数73。イン差しを完璧に決めて4着と好走した。

前走の京都記念では指数74と好走。折り合いを欠いてはいたが、前内有利の恩恵も受けた。

ここまでを振り返ると4走前は特殊レースかつ1年以上前であり再現性は薄い。近2走が現状の能力を示しているといっていい。

さて今回だが、特に変わり身はなし。前走から2kg増の58kgも背負うし指数72程度を想定し消しとする。

 

テーオーロイヤル77

近4走指数ベストは前走のダイヤモンドSで77。

近4走指数は62→67→73→77。

4走前の1勝クラスは指数62、3走前の兵庫特別は指数67。自己条件で相手も弱く指数を出す必要はないということ。勝っており問題はない。

2走前の尼崎Sでは指数73とベスト更新。3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。

前走のダイヤモンドSでは指数77とベスト更新。斤量54kgに恵まれはしたが、休み明けで完調手前だったことを考慮したら十分。

さて今回だが、状態面は平凡で前走よりは上積みあり。斤量は前走から4kg増だが、前走が休み明けで完調手前の中、完勝しているため、相手強化と上積みでどこまで対応できるかの試金石。とは言え、上位2頭には及ばないだろうし、最大で指数77程度を想定し消しとする。

 

アイアンバローズ76

近4走指数ベストは前走の阪神大賞典で76。

近4走指数は65→72→71→76。

4走前の京都大賞典では指数65と落とした。5ヶ月の休み明けで馬体重+18kgと完調手前だった。

3走前のアルゼンチン共和国杯では斤量54kgにも恵まれ指数72と好走した。斤量を考えたら物足りないが、直線でフライライクバードが前をフラフラしておりその影響でブレーキをかける場面もあったので、そのロスがなければもう少し指数は出ただろう。

2走前のステイヤーズSは斤量56kgを背負い逃げて指数71と好走した。やや折り合いを欠いていた。

前走の阪神大賞典では折り合いがばっちりついたことで、指数76とベスト大幅更新。

さて今回だが、特に変わり身なし。前走から2kg増の58kgを背負うし、指数74程度を想定し消しとする。

 

マイネルファンロン76

近4走指数ベストは前走のAJCCで76。

近5走指数は77→67→67→64→76。

5走前の新潟記念では指数77とベストを更新した。ただし状態絶好調かつ外差し優勢レースで馬場が味方したこともあり再現性はない。

4走前の毎日王冠、3走前の福島記念は状態落ちで指数67と落とした。

2走前の中日新聞杯も状態が上向かず指数64と力負け。

前走のAJCCでは状態良化もあり、後方からの差し優勢レースで展開がハマったこともあり指数76と好走した。展開利の恩恵が大きく再現性がない。

さて今回だが、状態は平凡。前走は再現性もないし、斤量も2kg増の58kgとなる。指数70以下に落とすと想定し消しとする。

 

クレッシェンドラヴ75

近4走指数ベストは前走の日経賞で75。

近4走指数は55→62→72→75。

生涯ベストは8走前の七夕賞で指数77。状態が抜群だったのと内田騎手の完璧な騎乗、そして荒れ馬場を得意とするこの馬に舞台も合っての好走だ。

4走前の大阪杯は重馬場で得意条件だったが指数55と力負け。

3走前の七夕賞も時計のかかる得意条件を指数62と力負け。

2走前のAJCCでは指数72と立て直しに成功した。外差し優勢馬場でインコースを通った割には好走と言えるか。

前走の日経賞では先行有利な展開に恵まれたこともあり指数75と好走した。

近2走で立て直しに成功したが、それでもピーク時の能力には多少及ばすといったところか。

さて今回だが、前走と状態面では変わらず。斤量2kg増の58kgとなる分で、指数73程度に落とすと想定し消しとする。

 

ハヤヤッコ74

近4走指数ベストは前走の日経賞で74。

近4走指数はダート→ダート→ダート→74。

芝は2歳時に3戦使って以降は使っていなかったが、前走の日経賞で久しぶりの出走。指数は74でこの当たりが現状の芝での能力か。

さて今回だが、前走と状態面では変わらず。斤量2kg増の58kgとなる分で、指数72程度に落とすと想定し消しとする。

 

マカオンドール74

近4走指数ベストは前走の阪神大賞典で74。

近4走指数は66→68→73→74。

4走前の兵庫特別では指数66と力負け。

3走前の江坂特別では指数68で2勝クラスを勝利。完勝で最後流しておりまだ能力的には上がある。

前走の万葉Sでは指数73とベスト更新。ただし斤量52kgの恩恵を受けているし、直線でロスなく捌いた好騎乗もあり再現性は薄い。

前走の阪神大賞典では指数74とベスト更新。斤量55kgにも対応した。

さて今回だが、特に変わり身なし。前走から斤量は3kg増の58kgとなるし、指数70程度を想定し消しとする。

 

シルヴァーソニック73

近4走指数ベストは前走の阪神大賞典で73。 

近4走指数は68→69→71→73。

4走前のオクトーバーSでは指数68、3走前のステイヤーズSは指数69と平凡。

2走前の万葉Sも指数71と平凡。

前走の阪神大賞典では指数73とベスト更新。

さて今回だが、特に変わり身はなし。斤量は前走から2kg増の58kgを背負うし、指数70程度を想定し消しとする。

 

ディバインフォース73

近4走指数ベストは2走前のステイヤーズSで73。

近4走指数は58→64→73→66。

4走前の関ヶ原Sでは指数58と低値だが、5ヶ月の休み明けで完調手前であり度外視で良い。

3走前の古都Sでは叩き2戦目で伸ばしたがそれでも指数64と低値。前で決まったレースを物理的に不可能な位置から差し遅れており度外視で良い。

2走前のステイヤーズSでは状態良好で上積みもあり指数73とベスト大幅更新。

前走の日経賞は前残りの展開を後方から差し遅れてレースに不参加。指数66と落としたが度外視でいい。

さて今回だが、特に変わり身なし。2走前並みの指数73程度を想定し消しとする。

 

トーセンカンビーナ72

近4走指数ベストは4走前のアルゼンチン共和国杯と2走前のダイヤモンドSで72。

近4走指数は72→69→72→67。

生涯ベストは10走前の阪神大賞典で指数76。出遅れて後方からになったが、後方待機が展開的に向いて漁夫の利的な好走だった。

4走前のアルゼンチン共和国杯では指数72。このレースでも脚を余してはいるが直近では高値。斤量は55kg。

3走前のステイヤーズSでも後方から脚を余して指数69と平凡。

2走前のダイヤモンドSでは指数72と直近では高値。このレースでも少し脚を余しているが、割と差しが決まるレースになったことで、他のレースと比べると良く脚を使えた方か。斤量は55kg。

前走の阪神大賞典では後方からレースに参加できず指数67と落とした。

この馬の特徴として、ほぼ全てのレースで出遅れる。そして基本的に道中後方で脚を溜めて、差し届くかどうかの展開待ちという馬である。近4走でもほぼ差し遅れており、脚を使い果たせれば指数以上に能力があるのは間違いないが、展開が向いて能力を出し切る可能性は極めて低い。

さて今回だが、特に変わり身なし。近走の好走時から斤量は3kg増となるし、指数70以下を想定し消しとする。

 

ヴァルコス72

近4走指数ベストは前走のダイヤモンドSで72。

近4走指数は64→67→65→72。

4走前の菊花賞では指数64と低値。

そこから1年ぶりとなった3走前のカシオペアSでは指数67。やや折り合いを欠いてさらに脚も余していた。

2走前のステイヤーズSは指数65と平凡。このレースでも後方からやや脚を余した。

前走のダイヤモンドSでは十分脚を使うことができ、指数72とベスト更新。このあたりが現状の能力か。

さて今回だが、状態は平凡。前走から4kg増の58kgを背負うし、指数70以下を想定し消しとする。

 

ユーキャンスマイル71

近4走指数ベストは4走前の天皇賞・秋と前走の阪神大賞典で71。

近4走指数は71→70→70→71。

生涯ベストは2019年の天皇賞・秋で指数81。後方から差し遅れてはいるが、能力としてのピークかつベスト条件である高速馬場の中距離で高指数を出した。

4走前の天皇賞・秋は指数71と平凡。

3走前のジャパンCは指数70、2走前の有馬記念も指数70、前走の阪神大賞典でも指数71といずれも平凡で安定傾向だ。

現状では指数70程度の能力しかないか。

さて今回だが、特に変わり身はなし。斤量58kgも背負うし、指数70以下を想定し消しとする。

 

ロバートソンキー71

近4走指数ベストは4走前の菊花賞で71。

近4走指数は71→63→67→68。

4走前の菊花賞で指数71と好走した。

その後は自己条件に戻り、3走前の1勝クラスで指数63、2走前の長久手特別で指数67と相手弱化で指数は出さなかったものの順調に勝利。

前走の御堂筋Sでは指数68で敗戦。底を見せ現状の能力はこの程度か。

さて今回だが、特に変わり身はなし。最大でベスト時並みの指数71程度を想定し消しとする。

 

ハーツイストワール70

近4走指数ベストは前走の早春Sで70。

近4走指数は69→63→69→70。

3走前の阿武隈Sでは指数63と落としたが、それ以外の3戦は指数69〜70と安定傾向。

さて今回だが、特に変わり身なし。最大で近走並みの指数70程度を想定し消しとする。

 

メロディーレーン70

近4走指数ベストは3走前の古都Sで70。

近4走指数は65→70→52→56。

生涯ベストは2020年の阪神大賞典で指数75。斤量は53kgと恵まれていたし、長距離の消耗戦を内でじっと脚を溜める好騎乗だった。

その後は指数70以下の低値続きだったが、3走前の古都Sを指数70で勝利しOP入りを決めた。斤量は53kg。

2走前の有馬記念では指数52、前走のダイヤモンドSでは指数56と力負け。

阪神大賞典、古都Sの好走時は斤量53kgと軽斤量だったが、菊花賞でも斤量55kgで指数70と好走しており一概に斤量が軽い時に好走したとは言えないようである。過去を振り返っても指数はムラ傾向であり好走凡走の要因がはっきりしない馬だ。

さて今回だが、特に変わり身なし。最大で3走前並みの指数70程度を想定し消しとする。

 

まとめ

◎ディープボンド  想定指数82

○タイトルホルダー 想定指数80

 

牡馬で斤量58kgを背負いスタミナのいる阪神3200mではほとんどの馬がスタミナ切れを起こすだろう。単純な能力としても、スタミナレースの実績としてもディープボンドとタイトルホルダーの2頭しか選択肢がない。残りの馬はG1級と言う馬はいなく、なかなか好走するのは難しいだろう。3着は展開次第で多くの馬にチャンスがあるだろうし、3着は狙わず、シンプルに上位2頭の馬単馬連、ワイドだけでいいか。

あとは、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。