【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022北九州記念G3 全馬指数

今週は北九州記念を予想する。

小倉1200mで行われるハンデG3だ。

 

全馬指数・前提条件

  • 出走馬18頭の指数を算出した。近4走指数1位はテイエムスパーダで80。
  • 優勝想定ラインは77と設定する。G3としては高いレベル。
  • Bコース2日目/6日。連続開催4日目/8日。
  • 近4走逃げ経験あり5/18頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)7/18頭。
  • 今週は小倉競馬場の開幕2週目。今週からBコース替わりなので、馬場の有利差は土曜日のレースを見てから判断する。また逃げ先行馬は多くハイペースが予想される。
  • 今開催の時計はかなり早めであり、スピード適性は必要。また小倉競馬場なので、小回りの適性もあると良い。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 テイエムスパーダ   80

2位 ジャンダルム     77

2位 ナムラクレア     77

4位 タイセイビジョン   76

5位 シンシティ      75

5位 ファストフォース   75

7位 ビオグラフィー    73

7位 アネゴハダ      73

7位 レジェーロ      73

10位 キャプテンドレイク 72

11位 チェアリングソング   71

11位 ディヴィナシオン    71

13位 フレッチア       70

13位 ボンボヤージ      70

13位 メイショウチタン    70

13位 ザイツィンガー     70

17位 モントライゼ      67

指数なし カレンロマチェンコ 近走ダートor障害のため

 

 

テイエムスパーダ80

近4走指数ベストは前走のCBC賞で80。

近4走指数は48→60→68→80。

2走前の皆生特別では指数68とベスト更新。斤量は52kg。

前走のCBC賞では開幕週で超高速馬場であり斤量48kgと極めて恵まれた恩恵が極めて大きい。1分5秒8というタイムはこの斤量でないと無理だろう。また、開幕週で先行有利な馬場で、逃げて展開利を受けた恩恵も大きかった。

さて今回だが、斤量は前走から3kg増の51kgを背負う。状態は前走と変わり身はない。また前走は逃げて展開利もあったが、今回は先行馬も多く展開は前走より厳しくなることが想定される。前走の再現は難しく、指数75程度を想定し抑え評価とする。

 

ジャンダルム77

近4走指数ベストは2走前のオーシャンSで77。

近4走指数は73→66→77→73。

生涯ベストは5走前のセントウルSで指数78。出遅れて後方からとなり差し遅れたがそれでもベスト更新で力を示した。斤量は56kg。

4走前のスプリンターズSは指数73とやや落とした。内有利の馬場で終始外を回した影響が大きいか。斤量は57kg。

3走前のシルクロードSは指数66と落としたが、休み明けで完調手前。前走から3ヶ月以上のレース間隔が空いているが、3ヶ月以上の間隔では(0,0,0,5)と結果が出ていない。斤量57.5kgも厳しかった。さらに先行馬が崩れる展開に対して、出遅れてからリカバリーして2番手につけては流れ的にも厳しかった。完全に度外視で良い。

2走前のオーシャンSでは叩き2戦目で状態は良化。斤量56kgもあり指数77と好走した。

前走の高松宮記念では指数73と平凡。斤量は57kg。

さて今回だが、状態は平凡。斤量は58kgと背負わされており、最大で指数75程度を想定し抑え評価とする。

 

ナムラクレア77

近4走指数ベストは前走の函館SSで77。

近4走指数は66→71→73→77。

3走前のFレビューでは指数71とベスト更新。

2走前の桜花賞でも指数73とベスト更新で3着と好走した。

前走の函館SSでは斤量50kgの恩恵が大きかった。距離短縮にも対応し、指数77とベスト更新。

さて今回だが、状態は前走以上に良好。斤量は前走から3kg増の53kgを背負うが、状態量可分でカバーできるだろう。前走並みの指数77程度を想定し本命とする。

 

タイセイビジョン76

近4走指数ベストは4走前の阪神Cで76。

近4走指数は76→71→71→74。

5走前の京阪杯では差し優勢レースで展開を味方につけ指数76とベスト更新。

4走前の阪神Cでも差しが決まるレースとなり指数76と引き続き好走した。

3走前の阪急杯では指数71と平凡。

2走前の春雷Sでは後方から差し遅れて指数71と平凡。

前走のCBC賞では完調手前には見えたが指数74と好走。高速馬場への適性の高さを示した。ただし最内の経済コースをロスなく走った恩恵も非常に大きい。

さて今回だが、状態は良好で前走より上積みあり。指数76程度を想定し対抗評価とする。

 

シンシティ75

近4走指数ベストは前走のアイビスSDで75。

近4走指数はダート→ダート→74→75。

2走前の韋駄天Sは指数74。初めて芝レースで好走しており1000直への適性を示した。ただし斤量は52kgと恵まれていた。

前走のアイビスSDでは上積みもあり、斤量54kgに対応して指数75と好走した。ただし、外枠の恩恵も大きかった。

さて今回だが、前走から特に変わり身なし。近走は1000直で好走しているが、1200mとは繋がらないか。1200mのパフォーマンスは不明であり、今回だ試金石か。特に狙う理由はなく、指数74程度を想定し消しとする。

 

ファストフォース75

近4走指数ベストは2走前の高松宮記念で75。

近4走指数は73→71→75→64。

生涯ベストは8走前のCBC賞で指数76。ただし斤量52kgと先行有利レースに恵まれた。さらに1分6秒0のレコードレースに適性もあったのだろう。

4走前の阪神Cでは指数73と平凡。ただし斤量57kgを背負い先行馬が崩れる展開でも大崩れしておらずこちらも指数以上に評価できる。また高速馬場だったとは言え、1200mのレコード馬場を好走する馬なので、1400mが良かったとは思えない。

3走前のオーシャンSは指数71と落とした。レースではダッシュがつかず終始手応えが悪かった。追い切りの動きは良かったが、馬体重マイナス18kgで出てきており調整または輸送失敗か。中山競馬場は2戦して15着、9着であり関東圏では走らない可能性もある。(東京競馬場は出走なし)

2走前の高松宮記念では立て直しに成功して斤量57kgを背負い指数75と好走した。

前走のCBC賞では指数64と力負け。完調手前ではあったが、高松宮記念の好走と合わせて考えても、年齢を重ねてスピードに対応出来なくなってきているというのもありそう。

さて今回だが、状態は前走と変わり身なし。前走同様小倉の高速馬場へのスピードに対応できない可能性もあるし、最大で指数74程度を想定し消しとする。

 

ビオグラフィー73

近4走指数ベストは3走前の北九州短距離Sで73。

近4走指数は68→73→65→70。

生涯ベストは7走前の京王杯SCで74。大逃げで先行有利の展開も味方につけた。

4走前の淀短距離Sは指数68と低値。休み明けで過去最高馬体重でありおそらくは完調手前だったか。

3走前の北九州短距離Sは馬体を絞り、先行馬決着のレースというのも味方し、指数73と好走した。

2走前のオーシャンSは指数65。シンプルな力負けであり下降線に入ったか。

前走の京王杯SCも指数70と平凡。

さて今回だが、状態は良好。ただ能力的に足りず、最大で指数73程度を想定し消しとする。

 

アネゴハダ73

近4走指数ベストは前走のCBC賞で73。

近4走指数は63→65→68→73。

近走上昇傾向の3歳馬。

2走前の由比ヶ浜特別では2勝クラスにしては高めの指数で勝利。

前走のCBC賞では斤量49kgの恩恵も受け指数73とベスト更新。

さて今回だが、状態は前走と変わり身なし。前走並みの指数73程度を想定し消しとする。

 

レジェーロ73

近4走指数ベストは前走のアイビスSDで73。

近4走指数は60→ダート→54→73。

10走前のカーバンクルSと6走前のタンザナイトSでベストタイの指数73。

4走前のシルクロードSでは指数60、2走前のCBCでは指数54と大敗。

前走のアイビスSDでは外枠の利もあり指数73とベストタイ指数で好走。高速レースに対応出来た。

さて今回だが、状態は前走と変わり身なし。前走並みの指数73程度を想定し消しとする。

 

キャプテンドレイク72

近4走指数ベストは前走の函館SSで72。

近4走指数は64→70→68→72。

3走前の淀屋橋Sは指数70とベスト更新。条件戦3連勝でOP入りを決めた。

2走前の鞍馬Sでは指数68と伸び悩んだ。

前走の函館SSでは指数72とベスト更新。

さて今回だが、状態は前走と変わり身なし。前走並みの指数72程度を想定し消しとする。

 

チェアリングソング71

近4走指数ベストは4走前のアクアマリンSと前走の福島TVOPで71。

近4走指数は71→65→68→71。

4走前のアクアマリンSを指数71で勝利しOP入り。斤量は55kg。

3走前の鞍馬Sは指数65、2走前の青函Sでは指数68と低値。

前走の福島TVOPでは指数71とベストタイ。斤量は56kg。外から若干脚を余してもいるので、能力的にはまだ上があるか。

さて今回だが、状態は前走と変わり身なし。前走並みの指数71程度を想定し消しとする。

 

ディヴィナシオン71

近4走指数ベストは前走の佐世保Sで71。

近4走指数は63→65→67→71。

前走の佐世保Sでは指数71とベスト更新でOP入りを決めた。指数は上昇しているが、斤量は4走前〜2走前から2kg減の55kgであり、斤量分の上昇とも言える。

さて今回だが、状態は前走と変わり身なし。斤量は前走から1kg減るが、それでも最大で指数73程度を想定し消しとする。

 

フレッチア70

近4走指数ベストは3走前の多摩川Sで70。

近4走指数は69→70→67→ダート。

3走前の多摩川Sで指数70と生涯ベストタイ。3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。

近走指数67〜70で低値安定傾向。

さて今回だが、状態は良好。斤量も3走前から3kg減の54kgとなるので斤量分の上昇は可能。それでも重賞では足りず、最大で指数74程度を想定し消しとする。

 

ボンボヤージ70

近4走指数ベストは3走前のオーシャンSで70。

近4走指数は68→70→65→66。

生涯ベストは7走前の北九州記念で指数71。ただし斤量52kgと恵まれていた。

直近では3走前のオーシャンSが指数70と高値。斤量は54kg。

近走は指数65〜70と低値安定傾向。

さて今回だが、状態は前走と変わり身なし。最大で指数70程度を想定し消しとする。

 

メイショウチタン70

近4走指数ベストは前走のCBC賞で70。

近4走指数は62→67→68→70。

生涯ベストは8走前の阪急杯で指数74。

ただその後指数は伸びず、近4走は指数70以下の低値。

前走のCBC賞が指数70と直近では高値。中段から差し遅れていたし、休み明けで完調手前感もあったので、能力的にはもう少し上はありそう。

さて今回だが、状態は前走と変わり身なし。最大で指数70程度を想定し消しとする。

 

ザイツィンガー70

指数ベストは3走前の阪急杯で70。

近4走指数は58→70→67→63。

生涯ベストは9走前のマイラーズCで指数74。内の経済コースをロスなく回った好騎乗だった。

直近では阪急杯で指数70が高値。

近走は指数70以下の低値続きで、2021年前半の能力ピークは過ぎている。

さて今回だが、状態は前走と変わり身なし。最大で指数70程度を想定し消しとする。

 

モントライゼ67

近4走指数ベストは3走前の阪急杯で指数67。

近4走指数は65→67→ダート→47。

近走は指数70以下でいずれも力負けで低値安定傾向。

さて今回だが、状態は前走と変わり身なし。最大で指数70程度を想定し消しとする。

 

カレンロマチェンコ 指数なし

近走ダートまたは障害レースのため指数なし。

芝は新馬戦以来となる。

さて今回だが、状態は平凡。久しぶりの芝レースをいきなり重賞で好走できる根拠がなく、指数70以下を想定し消しとする。

 

まとめ

◎ナムラクレア   想定指数77

○タイセイビジョン 想定指数76

テイエムスパーダ 想定指数75

△ジャンダルム   想定指数75

 

前走は斤量の恩恵も大きかったナムラクレアだが、今回状態面でも上積みもあり斤量増にも対応できる。前走並みの指数を想定し本命とした。続いて状態良好のタイセイビジョンを対抗とした。前走は上手く内を捌いた結果ではあるが、前走以上の状態は良く、好騎乗を考慮しても前走以上の指数を出せると見た。テイエムスパーダは前走破格の勝ち時計で好走したが、今回は展開的に前走以上に厳しくなるし、状態面での上積みが見られなかったので抑え評価までとした。能力上位いのジャンダルムも抑えた。

最終的には、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。