【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022阪急杯G3 全馬指数

今週は阪急杯を予想する。

阪神1400mで行われる別定G3だ。

 

 

指数一覧・前提条件

  • 出走馬14頭の指数を算出した。近4走指数1位はトゥラヴェスーラで78。
  • 優勝想定ラインは77と設定する。G3としてはやや高いレベル。
  • Aコース6日目/16日。連続開催6日目/24日。
  • 近4走逃げ経験あり1/14頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)0/14頭。
  • 先週までの馬場を見る限り、高速馬場で時計は出る。スプリント能力の問われるコースでもあるし1200m実績もあったほうがいい。先行or差しは馬場的にはフラットだが、逃げ先行馬が不在でスローペース濃厚。ペース的には前につけた方が有利か。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 トゥラヴェスーラ    78

2位 エイティーンガール   77

2位 クリノガウディー    77

4位 タイセイビジョン    76

5位 ダイアトニック     75

6位 ミッキーブリランテ   74

6位 リレーションシップ   74

8位 サンライズオネスト   73

8位 グレイイングリーン   73

10位 グルーヴィット      72

11位 リンゴアメ        71

12位 ヴィジュネル       70

12位 ザイツィンガー      70

14位 モントライゼ       68

 

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トゥラヴェスーラ78

近4走指数ベストは2走前の高松宮記念と前走の京王杯SCで78。

近4走指数は74→69→78→78。

4走前淀短距離Sでは指数74とベスト更新。

3走前のシルクロードSは道中で極めて折り合いを欠いて指数69と落とした。

2走前の高松宮記念では指数78とベストを大幅更新。G1で4着と大健闘だった。

前走の京王杯SCでも指数78と引き続き好走。

さて今回だが、約9ヶ月の休み明けだが状態は良好でいきなりでも好走は可能。1200m実績もあり高速馬場にも対応可能で舞台も合う。指数78程度を想定し本命とする。休み明けと年齢が嫌われて人気が落ちるならオッズ的な妙味もある。

 

エイティーンガール77

近4走指数ベストは前走の京阪杯で77。

近4走指数は67→76→71→77。

生涯ベストは9走前のキーンランドCで指数79。得意の極悪馬場や差し有利展開も味方した。勝ち時計は1分10秒6と極めて時計のかかる馬場だった。

4走前のUHB賞では指数67と凡走。後方から差し遅れたし、約5ヶ月の休み明けでもあり度外視でいい。

3走前のキーンランドCでは勝ち時計1分9秒1と時計のかかるレースとなり指数76と好走した。

2走前のスプリンターズSは指数71と凡走。勝ち時計1分7秒1の高速レースに対応できなかった。

前走の京阪杯では、勝ち時計1分8秒8と時計がかかるレースで指数77と好走した。

このように時計がかかれば安定して好走可能である。また基本的に出遅れて差し競馬になるので展開の助けが必要な馬だ。

さて今回だが、1200mからの距離延長となる。1200mでも時計のかかるレースで好走してきたので、距離が伸びること自体は問題ないが、高速馬場の速い時計に対応できない可能性が高い。展開的にも後方から差し遅れるリスクも大きいし、ベストまでは想定しにくい。指数75程度を想定し抑え評価までとする。

 

クリノガウディー77

近4走指数ベストは4走前のセントウルSで77。

近4走指数は77→74→66→68。

生涯ベストは14走前の高松宮記念で78。

4走前のセントウルSでは指数77と好走。

3走前のスプリンターズSでは指数74と落とした。

2走前のスワンSは指数66と低値だ。距離延長で全く折り合いがつかず度外視で良い。

前走のマイルCSは伸びない内を通ったこともあり指数68と低値。

ここまでを振り返ると、良績は中京競馬場に集中しており(2,1,1,3)。着外の中には1着入線ながら降着となった高松宮記念も含まれる。指数1位、2位も中京1200mであり、明らかに中京巧者。

さて今回だが、前走から距離短縮で折り合いはつきやすいのは良いが、阪神競馬場は(0,1,0,6)と合っていない。今回状態面では変わり身なしで、阪神コースで指数を落とし、最大で74程度を想定し抑え評価とする。

 

タイセイビジョン76

近4走指数ベストは2走前の京阪杯と前走の阪神Cで76。

近4走指数は74→71→76→76。

4走前のセントウルSは指数74とベスト更新も、後方から差し遅れておりまだ上昇余地はあった。

3走前のスプリンターズSは最後方から脚を余して指数71と落とした。

2走前の京阪杯では後ろからエイティーンガールに差されたが、前は捉えきっており久しぶりに脚を余すことなく好走できた。差し優勢レースを味方につけ指数76とベスト更新。

前走の阪神Cでも差しが決まるレースとなり指数76と引き続き好走した。

さて今回だが、状態面では変わり身なし。能力的には好走可能だが、差しが決まる展開になることは考えにくい。展開面で評価を落とし指数75程度を想定し抑え評価とする。

 

ダイアトニック75

指数ベストは前走の京都金杯で75。

近4走指数は54→67→67→75。

生涯ベストは2019年のスワンS、2020年の高松宮記念函館SSで78。高松宮記念は不利を受けてのベスト指数、函館SSは斤量58kgでのベスト指数であり、2020年の春から夏にかけてが能力的なピークか。

4走前のキーンランドCは内枠全滅のレースであり、指数54と落としたが度外視で良い。

3走前のスプリンターズSでは指数67。馬群に包まれ前が壁になっており度外視で良い。さらにレース後に骨折が判明し長期休養となった。

2走前のキーンランドCは約11ヶ月ぶりのレースで指数67と低値。乗り込み量は豊富だったが、休み明けということで度外視でいい。

前走の京都金杯は指数75と好走。長期休養明け2戦目で立て直しに成功した。また内側の馬群の捌く好騎乗だった。

さて今回だが、指数ベストが1200m〜1400mなので前走のマイルからの距離短縮は歓迎。さらに斤量は前走から1.5kg減の56kgとなるし、休み明けを叩いて状態面での上積みもあり。指数77程度に伸ばすと想定し対抗評価とする。

 

ミッキーブリランテ74

近4走指数ベストは3走前のスプリンターズSで74。

近4走指数は72→74→68→ダート。

生涯ベストは8走前の阪急杯で指数77。6走前の京王杯SCでも指数76、5走前の函館SSでも指数75と好走しており時計が出る馬場で好走している。

4走前のキーンランドCでは指数72と落としたが、休み明けは走らない馬であり度外視で良い。

3走前のスプリンターズSでは高速レースで指数74と好走した。

2走前の京阪杯では勝ち時計1分8秒8と時計のかかるレースで指数68と落とした。

前走はダートを使ったが大敗。このことからも馬場は軽い方が良さそう。

さて今回だが、軽い芝は合うし昨年の阪急杯で好走していることもあり舞台は合う。ただ今回休み明けで状態面が良い時には劣る。指数73程度を想定し消しとする。

 

リレーションシップ74

近4走指数ベストは2走前のスワンSで74。

近4走指数は62→70→74→67。

3走前の戎橋Sでは指数70とベスト更新。

2走前のスワンSは最内の経済コースをロスなく立ち回る好騎乗で指数74とベスト更新。

前走のニューイヤーSは指数67と低値。指数1位、2位は1400mであるし、距離1600mは長かったか。

さて今回だが、距離短縮は歓迎。状態も良さそうでスワンS並みの指数74程度を想定し抑え評価とする。内枠を引いたことだし、スワンSのように内をロスなく立ち回れば一発はある。

 

サンライズオネスト73

近4走指数ベストは前走のカーバンクルSで73。

近4走指数は69→66→70→73。

4走前の水無月Sでは指数69とベスト更新。

3走前の富士Sは指数66と落とした。差し優勢レースを外枠から前目で追走しており度外視でいい。

2走前のオーロCは指数70とベスト更新。ただし斤量は54kgと恵まれていた。

前走のカーバンクルSは指数73とベスト更新。このレースも斤量は54kgと恵まれていた。

さて今回だが、前走から2kg増の56kgを背負い指数を伸ばすのは難しいか。最大で指数72程度を想定し消しとする。

 

グレイイングリーン73

近4走指数ベストは前走の新春Sで73。

近4走指数は64→69→67→73。

3走前の奥多摩Sではやや差し遅れたが指数69とベスト更新。

2走前の六甲アイランドSは指数67と少し落とした。

前走の新春Sは最内をロスなく回る好騎乗もあったが、成長分もあり指数73とベスト更新。

さて今回だが、前走から特に変わり身なし。前走は上手く乗った結果でもありそこから指数を伸ばすのは難しいか。最大で指数73程度を想定し消しとする。

 

グルーヴィット72

近4走指数ベストは4走前の北九州短距離Sで72。

近4走指数は72→71→71→69。

生涯ベストは2019年の中京記念で指数76。ただし斤量は52kgと恵まれていた。

2020年の高松宮記念は斤量57kgで指数75。2020年の京王杯SCは斤量56kgで指数75と好走。斤量を考慮したら2020年春が能力のピークと言って良い。

4走前の北九州記念は指数72と平凡。

3走前の春雷S、2走前の京王杯SCは指数71と平凡。

前走の淀短距離Sでは指数69とさらに落とした。

近走はベスト時からは衰えているし緩やかに下降傾向か。

さて今回だが、近走と比べたら状態は良さそうだが、現状の能力でどこまでやれるかといったところ。最大で指数72程度までを想定し消しとする。

 

リンゴアメ71

近4走指数ベストは2走前のタンザナイトSで71。

近4走指数は65→70→71→66。

4走前のTVh賞は指数65と凡走。

3走前のUHB賞では指数70とベスト更新。ただし斤量50kgと恵まれていた。

2走前のタンザナイトSでは指数71とベスト更新。斤量2kg増の52kgに対応した。

前走の淀短距離Sでは指数66と力負け。

さて今回だが、近走から変わり身なし。ベスト時から2kg増の54kgを背負うことも考慮し、指数70以下を想定し消しとする。

 

ヴィジュネル70

指数ベストは2走前の奥多摩Sで70。

近4走指数は68→68→70→68。

4走前の新潟日報賞でも指数68とベストを更新した。斤量は53kg。

3走前の白秋Sでは指数68と維持。斤量2kg増の55kgを考慮したら実質自己ベストと言って良い。

2走前の奥多摩Sは斤量55kg据え置きで指数70とベスト更新。

ここまで斤量も考慮したら順調に指数を伸ばしている。

前走の京都金杯では斤量54kgと恵まれたが指数68と落とした。状態は良好だったがやや折り合いを欠いており道中で消耗した。

さて今回だが、京都金杯からは状態面で1枚落ちる。斤量もベスト時から1kg増の56kgとなるし好走は難しい。指数70以下を想定し消しとする。

 

ザイツィンガー70

指数ベストは2走前のタンザナイトSで70。

近4走指数は69→69→70→58。

生涯ベストは6走前のマイラーズCで指数74。内の経済コースをロスなく回った好騎乗だった。

4走前の朱鷺Sは道中折り合いを欠いて指数69の低値。

3走前の信越Sは力負けで指数69の低値。

2走前のタンザナイトSは指数70と平凡。

前走の洛陽Sは指数58と大敗した。

近走の指数を見る限り2021年前半の能力ピークは過ぎている。

さて今回だが、特に変わり身はなく、最大で2走前並みの指数70程度を想定し消しとする。

 

モントライゼ68

近4走指数ベストは3走前のファルコンSで68。

近4走指数は65→68→67→65。

4走前の朝日杯FSは指数65と平凡。大逃げで直線で余力がなかった。

3走前のファルコンSは指数68とベスト更新。

2走前の葵Sでは指数67とほぼ維持。

前走のアイビスSDでは指数65と落とした。斤量53kgと恵まれたが1000直のスピードに対応できなかったか。

さて今回だが、7ヶ月の休み明けで成長分はありそう。成長分はブラックボックスだが、いきなり重賞で好走するまで伸ばすのは難しいか。最大で指数73程度を想定し消しとする。

 

まとめ

◎トゥラヴェスーラ  想定指数78

○ダイアトニック   想定指数77

△エイティーンガール 想定指数75

△タイセイビジョン  想定指数75

△クリノガウディー  想定指数74

△リレーションシップ 想定指数74

 

能力最上位のトゥラヴェスーラを本命とする。近2走は指数78であり今回のメンバーでは抜けて強い。休み明けだが、状態は良さそうでいきなり好走は可能だ。対抗のダイアトニックは前走を叩いて上積み十分。斤量も前走から1.5kg減るし好走可能。この2頭が抜けて強い。

エイティーンガール、タイセイビジョンは能力的には好走可能だが差し馬で決まる展開になるという条件が必要なので抑え評価まで。クリノガウディーは阪神競馬場での実績がなく能力より評価を落とした。リレーションシップは能力的には足りないが、状態良好であり状態でどこまで伸ばすか。スワンSのように内枠からロスなく立ち回れば好走する可能性はある。あとは、当日のオッズ、馬体重、馬場を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。