【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022京都牝馬ステークスG3 全馬指数

今週は京都牝馬ステークスを予想する。

阪神1400mで行われる牝馬限定の別定G3だ。

 

 

指数一覧・前提条件

  • 出走馬18頭の指数を算出した。近4走指数1位はオールアットワンスで77。
  • 優勝想定ラインは75と設定する。牝馬限定G3としては平均レベル。
  • Aコース3日目/16日。連続開催3日目/24日。
  • 近4走逃げ経験あり5/18頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)9/18頭。
  • 逃げ先行馬多数でハイペース濃厚か。スプリント能力が問われる阪神1400mでもあるしある程度はスピードが必要か。また当日は雨予報なので馬場は要確認。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 オールアットワンス  77

2位 ロータスランド    76

3位 プールヴィル     75

3位 ドナウデルタ     75

5位 シゲルピンクルビー  74

6位 タンタラス      73

6位 クリノプレミアム   73

6位 サンクテュエール   73

6位 アクアミラビリス   73

10位 クリスティ       72

10位 ギルデッドミラー    72

10位 アスタールビー     72

10位 スカイグルーヴ     72

10位 ビッククインバイオ   72

15位 メイショウケイメイ   71

16位 ジュランビル      70

16位 ビップウインク     70

18位 コロラトゥーレ     66

 

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オールアットワンス77

近4走指数ベストは2走前のアイビスSDで77。

近4走指数は63→66→77→69。

4走前のマーガレットSで指数63、3走前の葵Sで指数66と2走ともベスト更新。

2走前のアイビスSDでは成長分と斤量51kgの恩恵で指数77とベストを大幅更新。外枠の利も大きかった。

前走の京阪杯では距離延長と斤量2kg増の53kgを背負いで指数69と落とした。

さて今回だが、アイビスSDは高速馬場の1000直で再現性はないし、適性が1000mとすると今回距離1400mへの延長もマイナス。斤量もベスト時から3kg増の54kgを背負うし、好走は難しいか。前走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

ロータスランド76

近4走指数ベストは3走前の関屋記念で76。

近5走指数は72→76→68→72。

4走前の中京記念では指数72と平凡。

3走前の関屋記念では指数76とベストを更新した。

2走前の富士Sは指数68と落とした。前後が全て入れ替わるような差し優勢レースを逃げた結果であり度外視でい。

前走のマイルCSは指数72と平凡。

さて今回だが、状態は非常に良い。ベスト時から斤量2kg増の56kgは厳しいが、多少は状態良化分でカバーし指数73程度を想定し抑え評価とする。ただ、人気しており馬券的な妙味もない。

 

プールヴィル75

近4走指数ベストは2走前の阪神牝馬Sで75。

近4走指数は75→66→取消→71。

10走前の京都牝馬Sで75が当時のベスト指数。距離は1400m。

4走前の阪神牝馬Sは高速馬場の1600mで指数75とベストタイ指数。

3走前のヴィクトリアマイルは指数66と力負け。レース間隔が詰まって馬体減で指数を落としたか。

2走前の関屋記念は蕁麻疹のため出走取消。

前走のオーロCは出遅れて後方からとなったが差しが決まるレースとなり4着とまとめた。ただし指数は71と平凡。

さて今回だが、斤量は阪神牝馬Sから2kg増の56kgであり、ベスト時の再現性はないか。指数71程度を想定し消しとする。また、この馬の特徴は休み明けで指数を上げていること。指数75でベストを出した2回とも3ヶ月以上の休み明けで斤量20kg以上の増加で出てきている。今回も3ヶ月の休み明けであり、馬体が回復して出てこられるかには注目したい。

 

ドナウデルタ75

近4走指数ベストは3走前の阪神牝馬Sで75。

近4走指数は63→75→73→65。

4走前の愛知杯では指数63と力負け。距離2000mへの延長かつスタミナの問われるタフなレースになり合っていないため度外視で良い。

3走前の阪神牝馬Sでは指数75とベスト更新。斤量は54kgかつ最内をロスなく完璧な騎乗でありおそらく能力以上の指数を出した。

2走前の信越Sは指数73と好走した。距離1400mかつ重馬場でそこそこ時計はかかっている。斤量は54kg。

この2レースでの好走からも距離1400m〜1600mぐらいがベスト条件か。1400mなら多少時計がかかっても良く、マイルなら高速馬場の方が良いか。

前走のターコイズSでは指数65と落とした。斤量56kgが厳しかったか。また道中追走に苦労しており荒れ馬場も厳しかったと言えるか。好走した阪神牝馬Sは綺麗な良馬場だったし、信越Sも重馬場とは言え、開幕2週目で馬場はそこまで荒れていなかった。

さて今回だが、開幕2周目で馬場は良いが、斤量56kgは厳しいか。前走より馬場良化分で指数を上げることはできるが、斤量もありベスト時の再現性はない。指数71程度を想定し消しとする。

 

シゲルピンクルビー74

近4走指数ベストは3走前の北九州記念で74。

近4走指数は70→74→69→73。

4走前の函館SSでは距離1200mへの短縮で指数70とベスト更新。直線で前が壁でありやや度外視可能か。

3走前の北九州記念は斤量52kgで指数74とさらにベストを更新した。

2走前のセントウルSでは指数69と落とした。終止外外を回しており道中のロスが大きかった。

前走の京阪杯では状態良化もあり斤量53kgに対応し指数73と好走した。

さて今回だが、前走に引き続き状態は良好。今回、前走から1kg増の斤量54kgを背負うが、状態良化分でカバーできる。前走並みの指数73程度を想定し抑え評価とする。

 

タンタラス73

近4走指数ベストは前走の六甲アイランドSで73。

近4走指数は65→65→67→73。

4走前の桑名Sは指数65と低値。

3走前の納屋橋Sも指数65と低値も、やや折り合いを欠いた分であり地力は上昇していると言えるか。

2走前の元町Sは指数67とベスト更新。

この3走はマイルで最後の200m程度で余力がなくなっていた。

前走の六甲アイランドSは1400mへの距離短縮が功を奏したか、最後まで伸びて指数73とベスト更新。これまでマイルから2000mを使っていたが、おそらく適性はこれより短いところにあったということだろう。純粋な成長分もあったか。

さて今回だが、今回先行馬多数かつ枠も外で展開的には前走より厳しくなる。斤量は前走から1kg減だが、展開面でのマイナスと相殺し、前走並みの指数73程度を想定し抑え評価とする。人気していて妙味はない。

 

クリノプレミアム73

近4走指数ベストは前走の京都金杯で73。

近4走指数は70→65→64→73。

4走前の長岡Sを指数70で勝利しOP入りを決めた。前半追い風かつ47.2-46.7の後傾ラップを逃げており展開には恵まれていた。

3走前のキャピタルSでは指数65と落とした。46.2-46.8の前傾ラップを逃げており最後まで脚が続かなかった。また、休み明けで完調手前でもあり度外視でいい。

2走前のターコイズSも指数64と低値。こちらも45.4-47.4のかなりの前傾ラップを先行しており最後まで脚が続かなかった。外からポジションを取るのにかなり脚も使っているし度外視でいい。

前走の京都金杯では斤量52kgの恩恵を受けて指数73とベスト更新。

さて今回だが、前走から2kg増の54kgを背負うし、先行馬多数でハイペース濃厚であり好走は難しい。指数70以下を想定し消しとする。

 

サンクテュエール73

近4走指数ベストは4走前の福島牝馬Sで73。

近4走指数は73→64→71→64。

4走前の福島牝馬Sでは4ヶ月の休み明けで成長分があり指数73とベスト更新。

3走前のマーメイドSは斤量増と距離延長かつ雨で時計のかかる馬場になったこともマイナスで指数64と落とした。

2走前の府中牝馬Sは指数71と平凡。

前走のターコイズSは指数64と低値。上がりの出るレースを好むタイプであり、上がりのかかる消耗戦を苦にしたか。

さて今回だが、距離1400mは初めてでありスピードレースに対応できるかの試金石。いきなりスプリント能力の問われる阪神1400mは難しいし、状態もイマイチであり今回好走は難しいか。人気薄で抑える分には良いが、それ以外に買う理由は見当たらない。指数72程度を想定し消しとする。

 

アクアミラビリス73

近4走指数ベストは3走前のパラダイスSで73。

近4走指数は71→73→55→48。

4走前の志摩Sを指数71で勝利しOP入りを決めた。

3走前のパラダイスSでは指数73とベスト更新。内でロスなく立ち回った好騎乗もあったし斤量も53kgと恵まれていた。好走したこの2走は高速馬場の1400m戦。

2走前の信越Sは指数55と落としたが、時計のかかる重馬場を苦にしたことと、後方からの差しで決まったレースを先行したためであり度外視でいい。

前走のターコイズSでも指数48と低値だが、1600mは長いし上がりのかかるレースも苦手、さらに折り合いも欠いていてレースになっていないこともあり、度外視で良い。

今回1400mへの距離短縮で馬場も軽く舞台はベストか。とは言え、斤量53kgと完璧に乗ってパラダイスSの指数73では物足りないか。斤量54kgにもなるし指数71程度を想定し消しとする。

 

クリスティ72

近4走指数ベストは3走前の関屋記念で72。

近5走指数は73→71→72→ダート→ダート。

生涯ベストは5走前の六甲Sで単騎逃げで指数73と好走。

4走前のヴィクトリアマイルでは指数71、3走前の関屋記念も指数72とこの馬なりの好走だった。

近2走はダートを使いいずれも大敗だった。

さて今回だが、5走前のような単騎逃げは出来ないしベスト時の再現性はない。最大で3走前並みの指数72程度を想定し消しとする。

 

ギルデッドミラー72

近4走指数ベストは4走前の阪神牝馬Sと2走前のTVh賞と前走のターコイズSで72。

近4走指数は72→70→72→72。

生涯ベストは8走前の中京記念と5走前の京都牝馬Sで指数73。中京記念は斤量51kgと恵まれたので実施的なベストは斤量54kgを背負った京都牝馬Sか。

4走前の阪神牝馬Sでは指数72と好走。距離延長でやや折り合いを欠いた。

3走前のTVh賞では指数70とやや落とした。

2走前のスワンSでは指数72と好走。後方から多少脚を余している。

前走のターコイズSでは指数72と好走。マイルだが稍重馬場ということもあり折り合いは欠かなかった。

このように近4走は非常に安定傾向だ。

さて今回だが、状態は前走並み。前走並みの指数72程度を想定し消しとする。人気しているが能力的には平凡でやや過剰人気か。

 

アスタールビー72

近4走指数ベストは3走前のUHB賞と2走前のオパールSと前走のラピスラズSで72。

近4走指数は65→72→72→72。

4走前のTVh賞は指数65と力負けも、3走前のUHB賞、2走前のオパールS、前走のラピスラズリSは指数72と安定傾向。

いずれのレースも1200mで直線残り少しのところで余力がなくなって差されていることを考えると、今回1400mへの距離延長が良いとは思えない。そもそも能力的にも足りず、近走並みの指数72程度を想定し消しとする。

 

スカイグルーヴ72

近4走指数ベストは前走の白秋Sで72。

近4走指数は58→68→66→72。

4走前のキタサンブラックMは指数58と凡走。前が止まる展開ではあったが負けすぎ。

3走前の晩春Sは高速馬場の東京1400mで指数68とベスト更新。

2走前のしらかばSは差し遅れて指数66と落とした。

前走の白秋Sでは指数72とベスト更新。最内の経済コースをロスなく立ち回った完璧な競馬だった。フラットに乗れば指数70程度か。

さて今回だが、状態は変わり身なし。前走から1kg減の斤量54kgを考慮し指数72程度を想定し消しとする。能力以上に人気しており妙味はない。

 

ビッククインバイオ72

近4走指数ベストは4走前のパラダイスSで72。

近4走指数は72→70→58→61。

4走前のパラダイスSで指数72とベスト更新。

3走前の朱鷺Sでも指数70とほぼ維持。

ここまで10走前の奥多摩Sから8走続けて指数69〜72と極めて安定傾向だった。

2走前のスワンSでは指数58、前走のオーロCでは指数61と大敗した。前走は先行馬総崩れの展開であり度外視可能。とは言え、3走前まで極めて安定傾向だったのが、ここ2走負けすぎでピークを過ぎた可能性は高い。

さて今回だが、近走より状態は良化しており立て直しは可能か。とは言え、ベスト時の指数72では能力的に足りない。今回も最大で指数72程度を想定し消しとする。

 

メイショウケイメイ71

近4走指数ベストは4走前の北九州記念と3走前のオパールSで71。

近4走指数は71→71→67→67。

4走前の北九州記念では指数71とベスト更新。後方から差し遅れており脚を余さなければもう少し指数は出たか。ただ斤量51kgと恵まれている。

3走前のオパールSでは指数71と維持。このレースでも後方から脚を余している。斤量は51kg。

2走前のタンザナイトSは指数67と力負け。斤量は51kg。

前走の北九州短距離Sでは指数67と低値。このレースでも差し遅れて脚を余している。

基本的に後方から末脚にかける競馬をするが、脚を余さず使い果たすことはほとんどないと言って良い。

さて今回だが、ベスト時から3kg増の54kgを背負うし、差し遅れの可能性も高いし好走は難しい。指数70以下を想定し消しとする。

 

ジュランビル70

近4走指数ベストは前走のターコイズSで70。

近5走指数は70→58→ダート→ダート→70。

5走前のアイビスSDで指数70とベスト更新。不利な2枠からであり指数以上に評価できる。

4走前の戎橋Sでは指数58と低値。直線で前が壁であり度外視で良い。

3走前と2走前はダートを使った。

前走のターコイズSは指数70とベストタイ。先行馬が止まるレースを唯一前から粘っており、指数以上の好走と言える。

さてこの馬の好走レンジは距離1400mまでであり、1400m以下は(3,2,6,9)と複勝率55%。一方、1600m以上では(0,1,1,6)と複勝率25%。明らかに短距離志向であり、それを考慮しても前が止まったマイルの前走を粘ったのはやはり指数以上に強い。

今回、1400mへの距離短縮はプラスだし、状態も前走より良好。指数73程度を想定し本命とする。人気薄を考えても上位評価とする価値はある。今回、上位人気の能力が抜けているわけではないし面白い存在か。

 

ビップウインク70

近4走指数ベストは前走のトリトンSで70。

近4走指数は58→68→55→70。

4走前のフリーウェイSは指数58と大敗。差し優勢レースを先行し直線で余力がなかったが、負け過ぎ。

3走前の飛騨Sは斤量52kgの恩恵も受け、指数68とベスト更新。

2走前の新春Sは指数55と大敗。

前走のトリトンSは指数70とベスト更新。斤量は55kg。

近走は指数がムラ傾向であり好走凡走の条件がはっきりしないが、好走した3走前と前走を比較してもまだ成長余地はあると言えるか。今回、斤量54kgとなるし上昇余地と合わせて指数73程度に伸ばすと想定し抑え評価とする。能力不足だが、人気を考えたら抑える価値はある。

 

コロラトゥーレ66

近4走指数ベストは2走前のラピスラズリSと前走の淀短距離Sで66。

近4走指数は65→62→66→66。

生涯ベストは5走前の朱雀Sで指数71。最内の経済コースをロスなく走った好騎乗だった。

近4走はいずれも力負けで指数62〜66と安定傾向。朱雀Sは好騎乗によるところが大きく、現状の能力としては近走並みの指数か。指数66程度を想定し消しとする。

 

まとめ

◎ジュランビル    想定指数73

ロータスランド   想定指数73

△シゲルピンクルビー 想定指数73

△タンタラス     想定指数73

△ビップウインク   想定指数73

 

今回、指数上位馬がそこそこ斤量を背負うことも考慮すると、出走馬全体での能力差は小さい。混戦で特に狙いたい馬はいないので、敢えて人気馬から狙う必要はなく、人気も考慮してジュランビルを本命とした。前走の内容は指数以上に評価できるし、距離短縮での上昇も可能。指数の裏付けはないが、全く人気がないことを考慮したら、期待値だけで狙う理由になる。あとは、当日のオッズ、馬体重、馬場を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。