【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022ダイヤモンドステークスG3 全馬指数

今週はダイヤモンドSを予想する。

東京3400mで行われるハンデG3だ。

 

 

指数一覧・前提条件

  • 出走馬14頭の指数を算出した。近4走指数1位はレクセランスで74。
  • 優勝想定ラインは73と設定する。G3としては極めて低いレベル。
  • Dコース7日目/16日。開催7日目/8日。
  • 近4走逃げ経験あり2/14頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)4/14頭。
  • 指数1位と最下位がわずか5ポイント差。低レベル混戦であり人気馬の能力が抜けているわけではない。人気薄や条件戦上がりにもチャンスはある。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 レクセランス      74

2位 テーオーロイヤル    73

2位 カウディーリョ     73

4位 アドマイヤアルバ    72

4位 トーセンカンビーナ   72

6位 アンティシペイト    71

6位 ヴェローチェオロ    71

6位 ゴースト        71

9位 メロディーレーン    70

9位 グレンガリー      70

11位 ヴァルコス        69

11位 カレンルシェルブル    69

11位 セントレオナード     69

14位 ランフォザローゼス    68

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レクセランス74

近4走指数ベストは2走前のアルゼンチン共和国杯で74。

近4走指数は72→70→74→73。

4走前の大阪ーハンブルクCで指数72とベスト更新。

3走前のケフェウスSは指数70と落とした。後方からやや脚を余した。

2走前のアルゼンチン共和国杯では指数74とベスト更新。

前走の万葉Sでも指数73と好走した。近走は指数70〜74で安定傾向だ。

さて今回だが、近走に引き続き状態は良好。斤量は近4走から1kg増の55kgとなるが、状態も良いし、斤量増に対応可能と見て、指数73程度を想定して抑え評価とする。前走OP特別の万葉S2着から、重賞へ格上げで1kg増はやや見込まれた感ありか。

 

テーオーロイヤル73

近4走指数ベストは前走の尼崎Sで73。

近4走指数は68→62→67→73。

4走前の青葉賞で指数68とベスト更新。

3走前の1勝クラスは指数62、2走前の兵庫特別は指数67とやや落としている。ただ、自己条件に戻って相手弱化で指数を出す必要はないということ。勝っており問題はない。

前走の尼崎Sでは指数73とベスト更新。3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。

さて今回だが、3ヶ月の休み明けで完調手前。前走から1kg減だが、状態面考慮して前走並みの指数73程度を想定し抑え評価とする。完調手前ながら人気しており妙味はないか。

 

カウディーリョ73

近4走指数ベストは4走前の札幌日経OPと3走前の丹頂Sで73。

近4走指数は73→73→66→69。

4走前の札幌日経OPと3走前の丹頂Sで指数73とベストタイ。

2走前のステイヤーズSは指数66と落とした。楽な展開では合ったが4コーナーで余力がなくなる当たり距離が長かったか。

前走の万葉Sも指数69と低値だがこれも距離が長かったか。おそらく適性は2600m程度までであり3000mを超える長距離は長い。

さて今回だが、状態平凡で変わり身なし。3400mは適性より長いし、指数70以下を想定し消しとする。

 

アドマイヤアルバ72

近4走指数ベストは4走前のオールカマーで72。

近4走指数は72→71→63→67。

生涯ベストは2019年の京都金杯で指数75。斤量は54kg。

4走前のオールカマーでは斤量56kgで指数72。斤量を考えたら能力的にはベストタイぐらいか。とは言え内有利レースで経済コースをロス無く回った結果でもある。

3走前のアルゼンチン共和国杯では指数71と平凡。斤量53kgを考えたら物足りない。

2走前のステイヤーズSでは指数63と低値。後方から差し遅れてレースに参加できていない。

前走の中山金杯では指数67と低値。後方から差し遅れているが、促しても追走に苦労しておりシンプルに力負けか。斤量は53kg。

さて今回だが、近走から変わり身はなし。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

トーセンカンビーナ72

近4走指数ベストは2走前のアルゼンチン共和国杯で72。

近4走指数は59→66→72→69。

生涯ベストは8走前の阪神大賞典で指数76。出遅れて後方からになったが、後方待機が展開的に向いて漁夫の利的な好走だった。

4走前のアルゼンチン共和国杯では指数59、3走前の丹頂Sでは指数66と低値続き。いずれも差し遅れてレースに参加できていない。

2走前のアルゼンチン共和国杯では指数72。このレースでも脚を余してはいるが直近では高値。

前走のステイヤーズSでも脚を余して指数69と平凡。

この馬の特徴として、ほぼ全てのレースで出遅れる。そして基本的に道中後方で脚を溜めて、差し届くかどうかの展開待ちという馬である。近4走でもほぼ差し遅れており現状の能力は測れていないが、展開が向いて能力を出し切る可能性は低い。

さて今回だが、展開の助けは必要だがダイヤモンドSは上がり上位の脚が必要なレースであり、近走以上には脚を使える可能性はある。最大で2走前並みの指数72程度を想定し抑え評価とする。

 

アンティシペイト71

近4走指数ベストは2走前のアルゼンチン共和国杯で71。

近4走指数は69→70→71→68。

近4走指数は68〜71と安定傾向。

2走前のアルゼンチン共和国杯はやや折り合いを欠き気味だったが、斤量55kgにも恵まれ指数71とベスト更新だ。

前走のAJCCでは馬体重+12kgで過去最高。指数68と落としたが、おそらく休み明けの完調手前でだったか。

さて今回だが、まずは距離延長で折り合い懸念はあるし、ベスト時の指数でも能力的に足りないか。最大で指数71程度を想定し消しとする。

 

ヴェローチェオロ71

近4走指数ベストは2走前の菊花賞で71

近4走指数は66→67→71→70。

4走前の京都新聞杯では指数66とベスト更新。斤量は56kg。

3走前の三田特別は指数67とベスト更新。スタートでぶつけられ後方からのレースになり道中捲り気味に進出したこともあるが、勝ちきって指数を伸ばした。斤量は54kg。

2走前の菊花賞では斤量57kgに対応し指数71とベストを更新した。

前走のグレイトフルSでは指数70と引き続き好走。斤量54kgを考慮したら平凡だが、相手弱化で勝ちきっており底は見せていないため問題はない。

さて今回だが、近走と特に変わり身はない。近走並みの指数71程度を想定し消しとする。能力の割に人気しており妙味はない。

 

ゴースト71

近4走指数ベストは3走前の丹頂Sで71。 

近4走指数は67→71→65→67。

4走前の札幌日経OPは指数67と平凡。

3走前の丹頂Sは斤量54kgの恩恵も受け指数71とベスト更新。

2走前のアルゼンチン共和国杯は指数65、前走のステイヤーズSは指数67といずれも平凡。

ベスト指数が札幌競馬場の丹頂Sであるように、北海道に良績が集中しており洋芝巧者と言えるか。実際、北海道では(1,1,1,1)と好走傾向にある。

さて今回だが、状態良好かつ斤量も54kgと恵まれた。ベストは洋芝だし持ち指数も平凡だが状態面でどこまで好走できるか。人気もしないし最大で指数72程度を想定し抑え評価まではあり。

 

メロディーレーン70

近4走指数ベストは2走前の古都Sで70。

近4走指数は49→65→70→52。

生涯ベストは2020年の阪神大賞典で指数75。斤量は53kgと恵まれていたし、長距離の消耗戦を内でじっと脚を溜める好騎乗だった。

その後は指数70以下の低値続きだったが、2走前の古都Sを指数70で勝利しOP入りを決めた。斤量は53kg。

前走の有馬記念では指数52と力負け。

阪神大賞典、古都Sの好走時は斤量53kgと軽斤量だったが、菊花賞でも斤量55kgで指数70と好走しており一概に斤量が軽い時に好走したとは言えないようである。過去を振り返っても指数はムラ傾向であり好走凡走の要因がはっきりしない馬だ。

さて今回だが、古都Sから1kg減の斤量52kgであり、最大で指数72程度を想定し抑え評価とする。ただし好走要因ははっきりしないにも関わらず人気しており妙味はない。

 

グレンガリー70

近4走指数ベストは2走前の日本海Sで70。

近4走指数は61→36→70→55。

4走前のウェルカムSは指数61と低値だが、折り合いを欠いており度外視可能。

3走前のアメジストSは指数36と低値だが、差し優勢レースを先行したこともあり度外視可能。

2走前の日本海Sは後方を離した単騎逃げがはまり指数70と好走した。

前走のアンドロメダSは力負けで指数55と低値。

さて今回だが、2走前は少頭数で単騎逃げがはまっての高指数であり再現性は薄いか。指数70以下を想定し消しとする。

 

ヴァルコス69

近4走指数ベストは4走前のセントライト記念で69。

近4走指数は69→64→67→65。

4走前のセントライト記念で指数69とベスト指数。ただし後方から差し遅れて脚を余していたため、脚を余さなければもう少し指数は出ていたか。

3走前の菊花賞では指数64と落とした。

そこから1年ぶりとなった2走前のカシオペアSでは指数67。やや折り合いを欠いてさらに脚も余していた。

前走のステイヤーズSは指数65と平凡。このレースでも後方からやや脚を余した。

基本的に差し遅れて脚を使い切れないことが多いが、脚を使い果たしていても現状の能力では足りないか。近2走から斤量2kg減ではあるが、それでも最大で指数70程度を想定し消しとする。

 

カレンルシェルブル69

近4走指数ベストは前走の美濃Sで69。

近4走指数は63→68→68→69。

3走前のセントライト記念で指数68とベスト更新。

2走前の長良川特別で指数68と維持し、前走の美濃Sでは指数69と再びベスト更新。

このように近3走は安定傾向だ。

さて今回だが、近3走から斤量3kg減の53kgとかなり恵まれた。そもそも上位が抜けているレースでもないし、条件戦を勝っていないことで斤量面での恩恵が大きい。距離延長はどうかも、人気はそこそこで狙う利はある。指数73程度を想定し本命とする。

 

セントレオナード69

近4走指数ベストは4走前の西宮Sで69。

近4走指数は69→60→53→59。

4走前の西宮Sは指数69とベストタイ指数で好走。

3走前のグレイトフルSは上がりのかかるスタミナ比べを苦にし指数60と落とした。

2走前の松籟Sでも距離3200mのスタミナ比べで指数53と落とした。

前走の早春Sでは1年ぶりのレースで指数59と低値。

さて今回だが、まず前走は1年ぶりであり、4走前並みの能力を維持できているかは疑問が残る。また、西宮Sは上がり34秒台だが、それよりスタミナがかかっている3走前、2走前では指数を落としていることを考えると、3400mのスタミナ比べが合うとは思えない。斤量53kgには恵まれたがそれでも指数70以下を想定し消しとする。

 

ランフォザローゼス68

近4走指数ベストは2走前のディセンバーSで68。

近4走指数は65→45→68→65。

生涯ベストは2019年の毎日王冠で指数74。そこをピークに指数は下降線に入った。

4走前のキャピタルSは指数65と力負け。

3走前のAJCCは指数45と大敗も極めて時計のかかる不良馬場のため度外視で良い。

2走前のディセンバーSでは指数68と直近では高値。

前走の白富士Sは指数65と低値。外枠からロスしながら道中位置を押し上げたこともあり直線で余力はなかった。

さて今回だが、生涯ベストの毎日王冠や直近高値のディセンバーSは距離1800mであり、スタミナ比べの3400mが合うとは思えない。斤量54kgでも能力差は埋められないだろうし、指数70以下を想定し消しとする。

 

まとめ

◎カレンルシェルブル 想定指数73

△レクセランス    想定指数73

△テーオーロイヤル  想定指数73

△トーセンカンビーナ 想定指数72

△ゴースト      想定指数72

△メロディーレーン  想定指数72

 

結果的に人気上位勢から6頭に印を打った形になった。OPからで抜けている馬はいないし、十分条件戦上がりでチャンスのあるレースと言えるか。斤量も考慮したら能力差はないため、敢えて人気馬から入る必要はなく、この5頭の中で最も人気しないカレンルシェルブルを本命とする。条件戦を勝っていないが、前走指数はほぼ3勝クラスレベルだし、それで斤量3kg減は恵まれたと言える。これまで掲示板を外したことのない堅実な馬であり、相手強化でも3着に入って欲しいところ。あとは、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。