【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022有馬記念G1 全馬指数

今週は有馬記念を予想する。

中山2500mで行われるG1だ。

 

全馬指数・前提条件

  • 出走馬16頭の指数を算出した。近4走指数1位はタイトルホルダーで87。
  • 優勝想定ラインは84と設定する。例年と比較しても同等ORハイレベル。
  • Aコース8日目/9日。開催8日目/9日。
  • 近4走逃げ経験あり3/16頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)3/16頭。
  • 中山開催の最終週。今開催は差し優勢で始まったが、2日目以降は基本的に先行有利なレースが多かった。逃げ先行馬は少なく、ペースは落ち着くと想定される。ある程度前に位置取れる馬を狙いたいところ。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 タイトルホルダー   87

2位 エフフォーリア    84

3位 イクイノックス    83

4位 ヴェラアズール    82

5位 ジェラルディーナ   81

6位 ディープボンド    80

7位 ポタジェ       79

8位 ポルドグフーシュ   78

8位 イズジョーノキセキ  78

10位 ジャスティンパレス   77

10位 ボッケリーニ      77

12位 ブレークアップ     76

13位 ウインマイティー    75

14位 ラストドラフト     74

14位 アカイイト       74

14位 アリストテレス     74

 

 

タイトルホルダー87

近4走指数ベストは3走前の天皇賞・春で87。

近4走指数は78→87→84→海外。

4走前の日経賞では指数78と好走。ドスローの前残り展開に恵まれはしたが、完調手前だったし前哨戦としては十分な結果と言える。斤量57kgにも対応した。

3走前の天皇賞・春は指数87とベスト大幅更新。単騎逃げが決まっており、指数87の再現性はないだろうが、ディープボンドに1秒以上差をつけて完勝したことを相対的に見ても、現役最強に間違いはない。斤量は58kg。

2走前の宝塚記念は極めてタフな流れを2番手追走でレコード勝利。指数84と高値だし展開考えたら指数以上に評価できる。

前走の凱旋門賞は欧州のタフなレースに対応できなかったが、日本の競馬とは別競技と言っていいし、逃げて展開的にも厳しかった。斤量59.5kgも厳しいし度外視で良い。

さて今回だが、状態は平凡も、持ち指数87と普通に走れば敵はいない。展開的にもペースが落ち着きそうなのもいい。万が一ハイペースになっても宝塚記念のように逃げない競馬もできるし、普通にやって普通に勝つのではないか。指数85程度を想定し本命とする。

 

エフフォーリア84

近4走指数ベストは4走前の天皇賞・秋と3走前の有馬記念で84。

近4走指数は84→84→72→77。

4走前の天皇賞・秋では成長分があり指数84とベスト大幅更新。斤量は56kg。

3走前の有馬記念も斤量55kgと恵まれてはいるが、指数84と引き続き好走。

2走前の大阪杯では斤量57kgに対応できるかの試金石だったが、指数72と平凡。後方からレースに不参加ではあったが、伸び自体も平凡だった。

前走の宝塚記念では斤量58kgを背負いながらも頑張ったが、指数は77と平凡。ここまでを見て、3歳でピークを迎え、ピークが古馬になって続かなかった早熟馬と評価したい。

さて今回だが、特に変わり身なし。最大で前走並みの指数77程度を想定し消しとする。

 

イクイノックス83

近4走指数ベストは前走の天皇賞・秋で83。

近4走指数は72→74→78→83。

3走前の皐月賞では指数74とベスト更新。斤量は57kg。

2走前のダービーでも指数78とベスト更新。斤量は57kg。

前走の天皇賞・秋では指数83とベスト更新。斤量は56kg。

さて今回だが、状態は良好。天皇賞・秋やダービーなど高速馬場で好走し続けていることからも、本質的には瞬発力勝負を好む馬で、タフな中山2500mは好材料とは言えない。それでも、能力は上位だし、馬場についても3歳なら対応もしやすい。斤量55kgで出走できるのもいいし、指数83程度を想定し対抗評価とする。

 

ヴェラアズール82

近4走指数ベストは前走のJCで82。

近4走指数は69→72→81→82。

3走前のジューンSでは指数72とベスト更新。3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。

2走前の京都大賞典では相手強化に対応し指数81とベスト大幅更新。瞬発力勝負で力を示した。斤量は56kg。

前走のJCでも瞬発力勝負で指数82とベスト更新。斤量は57kg。

さて今回だが、前走より状態は落ちる。条件も前走の方が良いだろうし、指数80程度までを想定し抑え評価とする。

 

ジェラルディーナ81

近4走指数ベストは前走のエリザベス女王杯で81。

近4走指数は76→73→79→81。

4走前の鳴尾記念では後方待機から瞬発力勝負で能力発揮。やや脚を余したが指数76と好走した。斤量は54kg。

3走前の小倉記念ではやや仕掛け遅れもあったがほぼ能力を発揮でき指数73。斤量は54kg。

2走前のオールカマーでは指数79とベスト大幅更新。ただし圧倒的に内枠有利なレースに恵まれた結果であった。斤量は54kg。

前走のエリザベス女王杯では状態がかなり良化し完全に本格化。外差し馬場の利もあったが、指数81とベスト更新で力を示した。斤量は56kg。

さて今回だが、状態は前走よりは落ちる。斤量は1kg減の55kgだが、前走は馬場の利もあったことを考慮し、最大で指数80程度を想定し抑え評価とする。

 

ディープボンド80

近4走指数ベストは3走前の有馬記念で83。

近4走指数は78→80→78→海外。

生涯ベストは5走前の有馬記念で指数83。斤量は57kg。

4走前の阪神大賞典は指数78と落としたが、相手弱化で指数を出すまでもなく完勝ということ。

3走前の天皇賞・春は指数80とそこそこの指数。1年前の天皇賞・春では指数81であり、この1年間、能力は安定傾向。

2走前の宝塚記念は前に厳しいペースもあり、指数78と若干落とした。

前走の凱旋門賞は馬場がタフすぎるし斤量59.5kgも厳しく度外視で良い。

さて今回だが、状態は良好。昨年の有馬記念は上手く内で立ち回っての指数83。今年は大外枠ということで昨年並みの指数は難しいだろうが、それでも指数82程度を想定し3番手評価とする。

 

ポタジェ79

近4走指数ベストは4走前の大阪杯で指数79。

近4走指数は79→66→75→72。

4走前の大阪杯では右回りと斤量57kgにも対応し、指数79とベスト更新。先行してベストポジションを取ってかなり上手いこと行ったレースでもあったし再現性は薄いか。

3走前の宝塚記念は指数66と力負け。距離も長く極めてタフなレースにも合わず度外視で良い。

2走前の毎日王冠では斤量58kg、休み明け初戦の叩き台ということもあり指数75と平凡。

前走の天皇賞・秋では指数72と低値。

さて今回だが、完調手前。指数74程度を想定し消しとする。

 

ポルドグフーシュ78

近4走指数ベストは前走の菊花賞で78。

近4走指数は70→67→69→78。

4走前の京都新聞杯では指数70と平凡。

3走前の一宮特別で指数67、2走前の神戸新聞杯では指数69と特に変化はなかった。

前走の菊花賞で指数78とベスト大幅更新。後方からの差しは展開的には向いていた。斤量は57kg。

さて今回だが、状態は良好。前走は展開利もあったが、斤量55kgも良いし、指数80程度を想定し抑え評価とする。

 

イズジョーノキセキ78

近4走指数ベストは2走前の府中牝馬Sで78。

近4走指数は62→70→78→66。

3走前の垂水Sを指数70で勝利しOP入りを決めた。

2走前の府中牝馬Sでは指数78とベスト大幅更新。ただし内枠有利かつ差しが決まるペースが完璧にはまった結果かつ、斤量も54kgと恵まれており再現は難しいか。

前走のエリザベス女王杯では指数66と落とした。斤量は56kg。

さて今回だが、完調手前。指数70程度を想定し消しとする。

 

ジャスティンパレス77

近4走指数ベストは前走の菊花賞で77。

近4走指数は67→65→76→77。

2走前の神戸新聞杯では指数76と好走。

前走の菊花賞で指数77とベスト更新した。斤量は57kg。

さて今回だが、状態は良好。斤量55kgも良く、最大で指数80程度に伸ばすと想定し抑え評価とする。

 

ボッケリーニ77

近4走指数ベストは4走前の日経賞で77。

近4走指数は77→75→76→60。

4走前の日経賞では指数77とベスト更新。斤量は56kg。

3走前の目黒記念は内をロスなく捌く好騎乗はあったが指数75と好走。斤量は57.5kg。

2走前の京都大賞典では指数76と能力を発揮できた。斤量は57kg。

前走のJCでは指数60と低値。

さて今回だが、状態は平凡。最大で指数77程度を想定し消しとする。

 

ブレークアップ76

近4走指数ベストは前走のアルゼンチン共和国杯で76。

近4走指数は50→69→70→76。

4走前の三方ヶ原Sはハイペースの2番手追走で指数50と落としたが度外視で良い。

3走前のジューンSでは斤量55kgで指数69。

2走前の六社Sでは斤量57kgに対応し指数70とベスト更新。

前走のアルゼンチン共和国杯では指数76とベスト更新。斤量54kgに恵まれ、前残りの展開にも恵まれており再現性は薄いか。

さて今回だが、状態は平凡。最大で指数75程度を想定し消しとする。

 

ウインマイティー75

近4走指数ベストは3走前のマーメイドSで75。

近4走指数は68→75→74→53。

4走前のメトロポリタンSでも指数68と平凡。

3走前のマーメイドSでは指数75とベスト更新。ただし開幕週で極めて先行有利なレースを先行して恵まれており指数通り評価はできない。斤量は54kg。

2走前の京都大賞典では指数74と好走。斤量は54kg。

前走のエリザベス女王杯は先行して厳しいレースであったこともあるが、指数53と大敗した。斤量は56kg。

さて今回だが、状態は平凡。最大で指数75程度を想定し消しとする。

 

ラストドラフト74

近4走指数ベストは前走のアルゼンチン共和国杯で74。

近4走指数は69→73→71→74。

生涯ベストは2020年のアルゼンチン共和国杯と2021年のAJCCで指数76。斤量は56kg。

4走前の新潟大賞典は能力を発揮できたが、指数69と力負け。

3走前の目黒記念では指数73と直近では高値。斤量は56kg。

2走前のオクトーバーSでは指数71と平凡。斤量は58kg。

前走のアルゼンチン共和国杯では指数74と直近では高値。状態良好で斤量も56kgだった。

さて今回だが、完調手前。最大で指数72程度を想定し消しとする。

 

アカイイト74

近4走指数ベストは3走前のヴィクトリアマイルと前走のエリザベス女王杯で74。

近4走指数は71→74→67→74。

生涯ベストは7走前のエリザベス女王杯。状態抜群であり斤量56kgを背負いながら指数79とベスト更新。ただし差し優勢レースで展開には恵まれていた。

4走前の大阪杯では指数71と落とした。後方からレースに不参加であり度外視で良い。

3走前のヴィクトリアマイルでは指数74と平凡。こちらも後方から不参加であり度外視で良い。

2走前の府中牝馬Sでは指数67と落とした。後方から外を回して届く位置ではなかったが、それでも物足りないか。

前走のエリザベス女王杯では外差し馬場の利もあったが、指数74と好走した。斤量は56kg。

さて今回だが、状態は平凡。最大で指数74程度を想定し消しとする。

 

アリストテレス74

近4走最大指数は4走前のJCと3走前の有馬記念で74。

近4走指数は74→74→64→67。

生涯ベストは10走前の菊花賞で指数80。世代最強馬コントレイルと併せ馬になったことで、最大限のパフォーマンスを発揮して指数80と跳ね上げた。ただしここがピークでその後は指数を更新できていない。

4走前のジャパンC、3走前の有馬記念では指数74と平凡。

2走前の目黒記念は指数64と大敗。日経賞を使う予定が外傷で回避しての一戦であり度外視でもいい。

前走の京都大賞典では完調手前で指数67と凡走。

さて今回だが、状態は平凡。最大で指数74程度を想定し消しとする。

 

まとめ

◎タイトルホルダー  想定指数85

○イクイノックス   想定指数83

▲ディープボンド   想定指数82

△ヴェラアズール   想定指数80

△ジェラルディーナ  想定指数80

△ポルドグフーシュ  想定指数80

ジャスティンパレス 想定指数80

 

本命はタイトルホルダー。状態は別に良好とは思わないが、それでも現役最強馬。普通に走って普通に勝つと思う。展開利も必要ないぐらい強いと思うが、逃げ先行馬も多くないし、先週までは前が残る馬場だったことは後押し。

対抗はイクイノックス。こちらも能力は最上位クラスでまだ成長途上。有馬記念の舞台は決して良いわけではないが、能力で熟せる。不動の対抗評価。

あとは、状態が良さそうなディープボンドを3番手。前走G1で勝った、ヴェラアズール、ジェラルディーナは前走の方が良かったように見えたので抑えまで。菊花賞組のポルドグフーシュ、ジャスティンパレスは状態良好かつ斤量55kg恵まれたこともあり、どこまで古馬相手に力を示せるか。

馬券は、本命単勝、本命対抗の馬連馬単。この辺りを買いたい。

あとは、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。