今週は阪神Cを予想する。
阪神1400mで行われる別定G2だ。
全馬指数・前提条件
- 出走馬18頭の指数を算出した。近4走指数1位はグレナディアガーズで81。
- 優勝想定ラインは78と設定する。別定G2としては平均レベル。
- Bコース9日目/11日。連続開催24日目/26日。
- 近4走逃げ経験あり3/18頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)5/18頭。
- ロングラン開催も最終週。先週の馬場を見る限り、日曜日は外差しが決まっていた。
- 逃げ先行馬は平均的でミドルペース想定。馬場を考慮して中段程度から差して来れる馬を狙いたいところ。
JRA芝近4走最大指数
1位 グレナディアガーズ 81
2位 トゥラヴェスーラ 79
2位 ダイアトニック 79
4位 ロータスランド 78
4位 ルプリュフォール 78
5位 キングオブコージ 77
7位 ミッキーブリランテ 76
8位 エントシャイデン 74
8位 オパールシャルム 74
10位 ラウダシオン 73
10位 メイショウチタン 73
12位 トリプルエース 72
13位 ライトオンキュー 71
13位 カイザーミノル 71
15位 ルチェカリーナ 70
16位 ダイメイフジ 68
17位 プルパレイ 68
指数なし バスラットレオン
グレナディアガーズ81
近4走指数ベストは前走の阪神Cで81。
近4走指数は69→81→72→海外。
4走前のマイルCSは指数69と落とした。やや折り合いを欠き気味だったし差し優勢レースを先行しての結果であり度外視で良い。
3走前の阪神Cは指数81とベスト大幅更新。成長分もあるがマイルでは折り合いを欠き気味の馬だったので1400mの距離短縮もプラスに働いた。斤量は56kg。
2走前の高松宮記念は指数72と平凡。状態は抜群に良かったが、重馬場や外を回すロスが大きかった影響で能力を発揮できなかったか。
前走は海外を使った。
さて今回だが、状態は良好。1年以上好走がないので信頼はしにくいが、能力があって状態も良さそうなので、本命とはいかなくても狙っておきたい。指数77程度を想定して3番手評価とする。
トゥラヴェスーラ79
近4走指数ベストは4走前の阪急杯で79。
近4走指数は79→76→74→77。
4走前の阪急杯では9ヶ月の休み明けだが追い切りの動きは良好。馬体重プラス22kgと大幅増ではあったが指数79とベスト更新。7歳にして成長分とは思えないが、状態は良かったのだろう。とは言え、内先行有利レースを最内でロスなく運び、完璧なコース取りであり展開面で恵まれてはいる。斤量は56kg。
3走前の高松宮記念ではやや状態落ち。内を捌く完璧な騎乗だったが指数は76とまずまず。
2走前のスプリンターズSでは、状態もそこそこで、内有利馬場でやや恵まれた感はあるが、それで指数74と少し物足りない結果。
前走のスワンSでは指数77と好走。内を上手く捌く好騎乗でもあった。
さて今回だが、引き続き状態は良好。前走から1kg増の57kgを背負うこともあり、指数76程度を想定し抑え評価とする。内枠を引いたので前走同様うまく立ち回れば。
ダイアトニック79
指数ベストは前走のスワンSで79。
近4走指数は71→74→77→79。
生涯ベストは5走前の阪急杯で指数80。状態抜群で得意とする阪神1400mで、内先行有利の高速馬場を最内でロスなく完璧なコース取りだった。斤量は56kg。
4走前の高松宮記念では状態落ちもあり指数71と落とした。入れ込みも激しかったし度外視でいい。
3走前の安田記念では指数74と低値も折り合いを欠いていたため度外視で良い。
2走前のスプリンターズSでは状態は良くなかったが、内有利馬場で内を通り恵まれたこともあり指数77と好走。斤量は57kg。
前走のスワンSでは得意の阪神1400mで内枠の利を活かした好騎乗もあり指数79と好走した。斤量は56kg。
さて今回だが、状態は良好。前走から1kg増の57kgであること、前走は内枠でうまく乗ったのに対して今回は外枠などを考慮して、指数77程度を想定して抑え評価とする。
ロータスランド78
近4走指数ベストは4走前の高松宮記念で78。
近5走指数は78→74→76→77。
4走前の高松宮記念では指数78とベストを更新した。斤量は55kg。
3走前の安田記念は指数74と平凡。適距離よりは長く度外視で良い。斤量は56kg。
2走前のスワンSでは完調手前で指数76と平凡。度外視で良い。
前走のマイルCSでは状態抜群で指数77と好走。適距離よりやや長いマイルに対応して力を示した。
さて今回だが、状態は引き続き良好。前走より距離短縮は条件的にいいし、指数78程度に伸ばすと想定し対抗評価とする。
ルプリュフォール78
近4走指数ベストは前走のスワンSで78。
近4走指数は70→72→75→78。
4走前の斑鳩Sを指数70で勝利しOP入りを決めた。斤量は56kg。
3走前の安土城Sでは斤量54kgもあり指数72と伸ばした。
2走前の朱鷺Sでは斤量56kgに対応し、指数75とベスト更新。6歳にして本格化したか。ただし差し優勢レースで最後方からの追い込みが完璧にはまった結果でもある。
前走のスワンSでは状態良好で指数78とベスト更新。若干差し遅れもあっての好走であり指数以上に評価できる。
さて今回だが、状態は平凡。前走の差し遅れも考慮したら、斤量1kg増に対応し同指数ぐらいは見込めるか。指数78程度を想定し本命とする。外伸び馬場で枠なりに外差しを狙えばいいので分かりやすい。
キングオブコージ77
指数ベストは前走のスワンSで77。
近4走指数は70→26→69→77。
生涯ベストは5走前のAJCCで指数78。叩き3戦目で状態は良化し、外差し優勢馬場で展開利も大きい。
4走前の大阪杯は指数70と低値。後方からレースに不参加ではあったが、伸び自体は平凡だった。
3走前の宝塚記念では指数26と大敗。極めてタフなレースと斤量58kgも厳しく度外視で良い。
2走前の毎日王冠は指数69と低値だが、休み明けで仕上がっておらず度外視でいい。
前走のスワンSではやや好騎乗でもあったが、距離短縮で指数77とスプリント能力を示した。
さて今回だが、完調手前。指数75程度に落とすと想定し消しとする。
ミッキーブリランテ76
近4走指数ベストは2走前の京成杯AHで76。
近4走指数は59→67→76→63。
生涯ベストは16走前の阪急杯で指数77。14走前の京王杯SCでも指数76と好走しており、共通するのは1400mの高速馬場ということ。またこの時期は状態も非常に良かった。斤量はいずれも56kg。
4走前〜3走前は指数70以下と低値続きであり確実にピークは過ぎたと言っていい。
2走前の京成杯AHではスローの前残りレースを岩田騎手の好判断で前に付けた事もあり指数76と好走。ただし展開利があり再現性は薄いか。
前走のスワンSでは指数63と低値。
さて今回だが、完調手前。指数70以下を想定し消しとする。
エントシャイデン74
近4走指数ベストは4走前の安土城Sで74。
近4走指数は74→68→69→海外。
4走前の安土城Sで指数74とベストタイ。
3走前〜2走前は指数70以下の低値続き。
前走は海外G1で3着と好走している。
さて今回だが、特に変わり身なし。最大で指数74程度を想定し消しとする。
オパールシャルム74
近4走指数ベストは4走前のキーンランドCで74。
近4走指数は74→ダート→62→66。
4走前のキーンランドCで指数74とベスト更新。
その後は指数70以下の低値続きだ。
さて今回だが、特に変わり身なし。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。
ラウダシオン73
近4走指数ベストは3走前の京王杯SCで73。
近4走指数は海外→73→ダート→70。
生涯ベストは10走前の京王杯SCで指数77。
4走前のアルクォーツスプリントはG1で9着と大敗した。
3走前の京王杯SCでは指数73と平凡。
2走前はダートを使った。
前走の富士Sでは指数70と低値。
さて今回だが、完調手前。指数70程度を想定し消しとする。
メイショウチタン73
近4走指数ベストは前走のオーロCで73。
近4走指数は68→70→70→73。
生涯ベストは10走前の阪急杯で指数74。
前走のオーロCで指数73とまだ衰えてはいないようだが、能力的には頭打ち。
さて今回だが、特に変わり身なし。最大で前走並みの指数73程度を想定し消しとする。
トリプルエース72
近4走指数ベストは2走前のオーロCと前走のキャピタルSで72。
近4走指数は64→65→72→72。
2走前のオーロCで指数72とベスト更新。
前走のキャピタルSでも引き続き指数72を維持。
さて今回だが、特に変わり身なし。最大で近走並みの指数72程度を想定し消しとする。
ライトオンキュー71
近4走指数ベストは4走前の京阪杯と3走前の高松宮記念と前走の京阪杯で71。
近4走指数は71→71→68→71。
生涯ベストは11走前の京阪杯で77。
4走前の阪急杯でも指数71と力負け。休み明けで58kgを背負ったのもあるが、ピーク時から下降線に入ってもいるか。
3走前の高松宮記念でも指数71と平凡。
2走前の函館SSでもSSでも指数68と低値。時計がかかった方がいいタイプなので好走馬場は合わないが、ピークを過ぎており適性以前の問題か。
前走の京阪杯でも指数71と力負けだった。
さて今回だが、特に変わり身なし。最大で近走並みの指数71程度を想定し消しとする。
カイザーミノル71
近4走指数ベストは3走前の米子Sで71。
近4走指数は70→71→69→66。
生涯ベストは10走前のマイラーズCと7走前の毎日王冠で指数76。
4走前のダービー卿CTは外伸びの差し追い込み優勢レースで内側中段を走ったこともあり指数70と平凡。多少は度外視でいい。
3走前の米子Sでは指数71と平凡。斤量57kgもあるが、ここは力負けか。
近2走は指数70以下と力負け。
さて今回だが、特に変わり身なし。最大で指数70程度を想定し消しとする。
ルチェカリーナ70
近4走指数ベストは前走の奥多摩Sで70。
近4走指数は66→68→69→70。
近走は指数66〜70と安定かつ微増傾向。
前走の奥多摩Sを指数70で勝利しOP入りを決めた。
さて今回だが、特に変わり身なし。最大で指数70程度を想定し消しとする。
ダイメイフジ68
近4走指数ベストは前走のラピスラズリSで68。
近4走指数は64→66→63→68。
生涯ベストは2019年のオーシャンSと2021年の高松宮記念で指数74。
近4走は指数70以下と低値続きでありピークは過ぎたか。
さて今回だが、特に変わり身なし。指数70以下を想定し消しとする。
プルパレイ68
近4走指数ベストは2走前のオーロCで68。
近4走指数は67→63→68→67。
生涯ベストは6走前のファルコンSで指数69。斤量は56kg。3歳春のこの時期から結果的に指数は更新できていない。
直近高値でも2走前のオーロCで指数68と低値。前で決まったレースを先行し展開には恵まれていたが、力負けだった。
さて今回だが、特に変わり身なし。指数70以下を想定し消しとする。
指数なし バスラットレオン
近4走指数ベストは2走前の富士Sで65。
近4走指数は49→63→65→ダート。
生涯ベストは2021年のニュージーランドTで逃げて指数75と好走。3歳4月にしては高値だ。
ただしその後は国内の芝では指数70以下の低値続き。
前走の武蔵野Sではダートではあるが、斤量58kgでG3を3着と好走している。
さて今回だが、状態は良さそう。現状の芝での能力がよくわからないが、今回のメンバーと馬場で逃げて好走は難しいか。指数70程度を想定し消しとする。
まとめ
◎ルプリュフォール 想定指数78
○ロータスランド 想定指数78
▲グレナディアガーズ 想定指数77
△ダイアトニック 想定指数77
△トゥラヴェスーラ 想定指数76
能力上位のルプリュフォールを本命とした。馬場次第ではあるが外差し優勢となればチャンスは大きい。対抗はロータスランド。差し遅れのあるルプリュフォールよりもこちらの方が安定感はある。状態も良く、馬券内という意味では一番硬いか。人気思想で対抗までとしたが、オッズ次第で本命まで。
あとは、現状の能力が不明だが、グレナディアガーズは過去の実績があり状態も良さそうなため馬券には入れておきたい。
あとは、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想（印と買い目1500円分）は、Twitter＠K16005で公開する。
