【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022京阪杯G3 全馬指数

今週は京阪杯を予想する。

阪神1200mで行われる別定G2だ。

 

全馬指数・前提条件

  • 出走馬16頭の指数を算出した。近4走指数1位はテイエムスパーダで80。
  • 優勝想定ラインは76と設定する。別定G3としては平均レベル。
  • Bコース2日目/11日。連続開催17日目/26日。
  • 近4走逃げ経験あり4/16頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)5/16頭。
  • 阪神開催Bコースの初週。土曜日の馬場はフラットからやや差し優勢よりか。時計はそこそこ早い。1分7秒中盤から前半ぐらいは出るか。
  • 逃げ先行馬もそこそこ揃っており、展開は早いことが想定される。馬場、展開を考慮し素直し差し馬から狙いたいところ。Bコースになって内側が悪いところはカバーされたのでイン突きも有効。
  • 能力的には上位混戦で難しい。テイエムスパーダの80は特殊レースで再現性はないので除くと、指数75〜77に10頭。能力差はないし、展開を味方に付けた馬が勝ちそう。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 テイエムスパーダ   80

2位 キルロード      77

3位 タイセイビジョン   76

3位 エイティーンガール  76

3位 ヴァトレニ      76

3位 ビアンフェ      76

3位 ビリーバー      76

3位 ファストフォース   76

9位 サンライズオネスト  75

9位 マリアズハート    75

9位 トウシンマカオ    75

12位 ジュビリーヘッド    73

12位 スマートクラージュ   73

14位 ダイメイフジ      71

14位 ライトオンキュー    71

16位 プルパレイ       68

 

 

テイエムスパーダ80

近4走指数ベストは3走前のCBC賞で80。

近4走指数は68→80→73→69。

4走前の皆生特別では指数68とベスト更新。斤量は52kg。

3走前のCBC賞では開幕週で超高速馬場であり斤量48kgと極めて恵まれた恩恵が極めて大きい。1分5秒8というタイムはこの斤量でないと無理だろう。また、開幕週で先行有利な馬場で、逃げて展開利を受けた恩恵も大きかった。

2走前の北九州記念では斤量51kgを背負い指数73と平凡。

前走のスプリンターズSでは斤量53kgで指数69と落とした。出遅れもあったが基本的には力負け。

さて今回だが、状態は変わり身なし。斤量も据え置きの53kgで好走は難しいか。前走並みの指数70程度を想定し消しとする。

 

キルロード77

近4走指数ベストは2走前の高松宮記念で77。

近4走指数は68→73→77→72。

4走前の信越Sでは指数68と低値。ただし先行馬が総崩れの展開を先行しており度外視で良い。

3走前のオーシャンSでは指数73とこの馬なりに好走した。斤量は56kg。

2走前の高松宮記念では指数77とベスト更新。ここへ来て本格化したか。もしくは中京1200mという力で決まりにくいコースでフロックの可能性もある。

前走の函館SSでは指数72と平凡。持ち時計がないので高速馬場に対応できなかった可能性もあるが、ほぼほぼここが現状の能力か。

さて今回だが、休み明けで状態普通からやや完調手前より。前に付けたら展開的にも厳しそうであり、最大で指数73程度までを想定し抑え評価とする。

 

タイセイビジョン76

近4走指数ベストは2走前の北九州記念で76。

近4走指数は71→74→76→72。

生涯ベストは7走前の京阪杯と6走前の阪神Cで指数76。いずれも差し優勢レースに恵まれていた。

4走前の春雷Sでは後方から差し遅れて指数71と平凡。

3走前のCBC賞では完調手前には見えたが指数74と好走。高速馬場への適性の高さを示した。ただし最内の経済コースをロスなく走った恩恵も非常に大きい。

2走前の北九州記念では状態良好で指数76とベストタイ。ただし最内の経済コースをロスなく回っており恵まれていた。

前走のスプリンターズSでは指数72と落としたが、内有利のレースで後方外から脚を余しており度外視で良い。

さて今回だが、状態は悪い。斤量58kgも厳しく最大で指数73程度までを想定し抑え評価とする。

 

エイティーンガール76

近4走指数ベストは前走のスプリンターズSで76。

近4走指数は70→75→74→76。

生涯ベストは13走前のキーンランドCで指数79。得意の極悪馬場や差し有利な展開も味方した。勝ち時計は1分10秒6と極めて時計のかかる馬場にも恵まれた。

4走前の阪急杯では指数70と低値。内先行有利レースを最後方から運んでおり、高速時計にも対応できず度外視で良い。

3走前の高松宮記念では勝ち時計1分8秒3とそこそこ時計のかかるレースで指数75とまずまず。後方から脚を余しており能力的にはもう少し上か。

2走前のキーンランドCでは指数74。後方から脚を余しており能力は指数以上。

前走のスプリンターズSでは状態は悪かったが、有利な内をついて恵まれたのもあり指数は76と高値。

さて今回だが、引き続き状態は良くない。差し優勢で展開利を受けそうだが、斤量1kg増の56kgも考慮したら最大で指数73程度までを想定し抑え評価とする。

 

ヴァトレニ76

近4走指数ベストは2走前のキーンランドCで76。

近4走指数は69→75→76→71。

4走前の志摩Sを指数69で勝利し3勝クラス突破。

3走前の青函Sでは指数75とベスト大幅更新。成長分と1200mへの距離短縮がプラスになったか。

2走前のキーンランドCでは状態抜群で指数76とベスト更新。内枠が荒れていたが、内がガラ空きになったことで逆に内枠で決まったようなレースで判断が難しいが、結果的には恵まれた感はある。

前走のスワンSでは指数71と落とした。稍ハイペースで前につけた分もあり若干落としたと見ている。能力的にはもう少し上か。

さて今回だが、状態は良好。先行して展開的には難しいこともあり、最大で指数73程度までを想定し抑え評価とする。

 

ビアンフェ76

近4走指数ベストは2走前のオーシャンSで76。

近4走指数は75→70→76→66。

生涯ベストタイは5走前の函館SSで指数76。このレースでは先行有利の展開利もあった。斤量は56kg。

4走前のスプリンターズSでは指数75と好走。斤量57kgを考えたら実質ベストと言っていい。このレースも先行有利で恩恵は受けている。

3走前のシルクロードSは指数70と落とした。ただし休み明けの完調手前であり斤量も57.5kg。さらに差し決着のレースを先行したこともあり度外視で良い。むしろ良く指数70までの下落で抑えた方か。

2走前のオーシャンSでは叩いた上積みも斤量56kgもあり指数76とベストタイで好走した。わずかに展開利もあった。

前走の函館SSでは指数66と力負けだった。

さて今回だが、状態は普通。先行したら展開的には厳しいし、最大で指数73程度までを想定し抑え評価とする。

 

ビリーバー76

近4走指数ベストは3走前のアイビスSDで76。

近4走指数は73→76→65→72。

4走前の韋駄天Sで指数73と好走。

3走前のアイビスSDでは、外枠で恵まれたこともあり指数76とベスト指数で好走。この2走を見る限り、得意条件は新潟の1000直ということでいい。

2走前のキーンランドCでは指数65と力負け。時計のかかる1200mで好走はできない。

前走のルミエールADでは1000直に戻り指数72とまずまず。

さて今回だが、状態は悪い。1200mでは指数も出ないし、今回も指数70以下を想定し消しとする。

 

ファストフォース76

近4走指数ベストは2走前のセントウルSで76。

近4走指数は64→72→76→74。

11走前のCBC賞では指数76と生涯ベストタイ。ただし斤量52kgと先行有利レースに恵まれた。さらに1分6秒0のレコードレースに適性もあった。

4走前のCBC賞では指数64と力負け。完調手前であり度外視で良い。

3走前の北九州記念では指数72と平凡。

2走前のセントウルSでは指数76とベストタイ。斤量は56kgであり実質ベストと言って良い。勝ち時計1分6秒2の高速時計に適性も合っていた。

前走のスプリンターズSでは指数74と現状の能力を発揮。

さて今回だが、状態は良好。先行して展開的には厳しいだろうが、状態面での上積みもあるし、前走並みの指数74程度を想定し抑え評価とする。

 

サンライズオネスト75

近4走指数ベストは4走前の高松宮記念で75。

近4走指数は75→73→74→72。

生涯ベストは5走前の阪急杯で指数76。状態は良かった。また内先行有利レースを先行しており恵まれてはいた。

4走前の高松宮記念は斤量57kgで指数75と好走。後方外目で脚を余しており、それを考慮したら能力は示したと言っていい。

3走前の鞍馬Sでは指数73と平凡。このレースでも後方から脚を余している。

2走前のセントウルSでは指数74と能力を発揮。

前走のオパールSでは指数72と力負け。近走を見るとやや能力的に落ちてきている感じもする。

さて今回だが、状態は良好。最大で2走前並みの指数74程度を想定し抑え評価とする。

 

マリアズハート75

近4走指数ベストは3走前の韋駄天Sで75。

近4走指数はダート→75→70→74。

4走前はダートを使った。

3走前の韋駄天Sでは大外枠の利も活かして指数75とベスト更新。斤量は54kg。

2走前のアイビスSDでは指数70と落とした。ただし内枠であり度外視で良い。

前走のスプリンターズSでは指数74と1200mではベストタイ。不利な外を回し脚を余したことを考慮したら、指数以上に評価可能。

さて今回だが、状態はまずまず。前走1200mではベスト更新と能力は付けてきているし、前走は展開が合わなかったため、フラットから差し優勢のレースになれば展開面での上積みはある。指数76程度に伸ばすと想定し本命とする。

 

トウシンマカオ75

近4走指数ベストは2走前のキーンランドCと前走のオパールSで75。

近4走指数は66→67→75→75。

3走前のNHKマイルでは指数67。斤量は57kg。

2走前のキーンランドCでは指数75とベスト大幅更新。斤量53kgと恵まれたのはあるが、後方から脚を余しての好走で指数以上に評価可能。

前走のオパールSでは指数75とベストタイ指数で好走。斤量は54kg。

さて今回だが、状態良好。差し競馬で展開にも恵まれそうだし、斤量1kg増の55kgに対応し前走並みの指数75程度を想定し対抗評価とする。

 

ジュビリーヘッド73

近4走指数ベストは3走前の函館SSと前走のキーンランドCで73。

近4走指数は71→73→72→73。

4走前の船橋Sで指数71とベスト更新。3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。

3走前の函館SSでは指数73とベスト更新。斤量は56kg。

2走前の青函Sでは指数72とほぼ据え置き。斤量は57kg。

前走のキーンランドCでは指数73とベストタイ。斤量は56kg。

近4走は指数71〜73と安定傾向。

さて今回だが、状態は良好。差してくれば好走は可能か。前走並みの指数73程度を想定し抑え評価とする。

 

スマートクラージュ73

近4走指数ベストは2走前の淀短距離Sで73。

近4走指数は68→71→73→71。

3走前の戎橋Sでは指数71とベスト更新。斤量は57kg。

2走前の淀短距離Sでは斤量56kgとなり、内枠からロスなく回した好騎乗もあり指数73とベスト更新。上昇分は斤量と好騎乗分か。

前走のオーシャンSでは指数71と平凡。フラットな展開ではこの程度か。

さて今回だが、特に変わり身なし。前走並みの指数71程度を想定し消しとする。

 

ダイメイフジ71

近4走指数ベストは4走前の函館SSで71。

近4走指数は71→69→64→66。

生涯ベストは2019年のオーシャンSと2021年の高松宮記念で指数74。

直近では4走前の函館SSの指数71が高値。このレースは大外ぶん回しで脚を余しており度外視可能。

その後は指数70以下と3走続けて低値続きでありピークは過ぎたか。

さて今回だが、特に変わり身なし。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

ライトオンキュー71

近4走指数ベストは3走前の京阪杯と2走前の高松宮記念で71。

近4走指数は63→71→71→68。

生涯ベストは10走前の京阪杯で77。

4走前の高松宮記念は指数63と力負け。

3走前の阪急杯でも指数71と力負け。休み明けで58kgを背負ったのもあるが、近2走を見る限りピーク時から下降線に入ってもいるか。

2走前の高松宮記念でも指数71と平凡。

前走の函館SSでもSSでも指数68と低値。時計がかかった方がいいタイプなので好走馬場は合わないが、ピークを過ぎており適性以前の問題か。

さて今回だが、特に変わり身なし。近走並みの指数70程度を想定し消しとする。

 

プルパレイ68

近4走指数ベストは前走のオーロCで68。

近4走指数は59→67→63→68。

生涯ベストは5走前のファルコンSで指数69。斤量は56kg。3歳春のこの時期から結果的に指数は更新できていない。

直近高値でも前走のオーロCで指数68と低値。前で決まったレースを先行し展開には恵まれていたが、力負けだった。

さて今回だが、特に変わり身なし。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

まとめ

◎マリアズハート    想定指数76

○トウシンマカオ    想定指数75

△ファストフォース   想定指数74

サンライズオネスト  想定指数74

△キルロード      想定指数73

△タイセイビジョン   想定指数73

△エイティーンガール  想定指数73

△ヴァトレニ      想定指数73

△ビアンフェ      想定指数73

△ジュビリーヘッド   想定指数73

 

混戦で印が多くなってしまったが、実質的に評価したいのは対抗までの2頭。点数を増やしたくはないし、この2頭で馬券を組み立てたいところ。本命のマリアズハートは前走1200mでは指数74とベスト更新であり能力上昇傾向。さらに前走は展開が合わなかったが、逆に今回は展開が合いそうであり、展開面での上積みも見込める。対抗のトウシンマカオは状態良好で差し競馬なら安定して好走可能と見た。

あとは、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。