【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022ジャパンカップG1 全馬指数

今週はジャパンカップを予想する。

東京2400mで行われるG1だ。

 

全馬指数・前提条件

  • 出走馬18頭の指数を算出した。近4走指数1位はヴェラアズールで81。
  • 優勝想定ラインは81と設定する。G1としては平均レベルぐらいだがJCとしては全く物足りない。
  • Cコース4日目/4日。連続開催17日目/17日。
  • 近4走逃げ経験あり1/13頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)2/13頭。(海外、地方馬は分母から除く)
  • 東京開催の最終週であるが、今週の馬場を見る限り内外フラット、前後フラットで特に馬場バイアスはなし。開催前半と比べたら時計はかかるものまだ高速馬場の部類か。
  • 逃げ先行馬が少なく、スローペース想定であり、前に付けれる馬から狙いたいところ。
  • 全体的に今年は低レベル。シャフリヤールも国内ではダービーがベストパフォーマンスでそれ以降ベスト更新はないし、ダノンベルーガももう少し短い距離の方が良いのもありそう。なかなか盛り上がりに欠ける。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 ヴェラアズール    81

2位 シャフリヤール    80

2位 ダノンベルーガ    80

2位 ユニコーンライオン  80

5位 テーオーロイヤル   79

6位 デアリングタクト   78

7位 ボッケリーニ     77

7位 カラテ        77

9位 ヴェルトライゼンデ  76

10位 シャドウディーヴァ   74

10位 ハーツイストワール   74

12位 ユーバーレーベン    73

13位 トラストケンシン    69

指数なし リッジマン、シムカミル、オネスト、グランドグローリー、テュネス

(近走地方または海外のため指数なし)

 

 

ヴェラアズール81

近4走指数ベストは前走の京都大賞典で81。

近4走指数は67→69→72→81。

2走前のジューンSでは指数72とベスト更新。3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。

前走の京都大賞典では相手強化に対応し指数81とベスト大幅更新。瞬発力勝負で力を示した。斤量は56kg。

さて今回だが、状態は良好。斤量1kg増の57kgに対応し前走並みの指数81程度を想定し対抗評価とする。

 

シャフリヤール80

近4走指数ベストは4走前のJCで80。

近4走指数は80→海外→海外→75。

生涯ベストは6走前のダービーで指数80。瞬発力に特化したレースで能力を示した。斤量は57kgであり、後に同指数を出したJCよりこちらを評価したい。

4走前のJCでは指数80と好走も斤量55kgと恵まれたことを考えたら物足りない。究極の瞬発力勝負になりやすいダービーと比べたら、そこそこ持続力も問われるJCの方が合わないということも言える。

3走前のドバイシーマクラシックで勝利。海外競馬で指数は算出していないが、80程度か。斤量は56kg。

2走前のプリンスオブWSでは5頭立て4着と敗戦。着差こそ小さいが斤量58kgに対応できなかったか。ここまでを見る限り3歳春のダービーでピークを迎え、その後は成長分もなく斤量増に対応できていないように見える。

前走の天皇賞・秋では指数75と低値。休み明けで完調手前で度外視で良い。斤量は58kg。

さて今回だが、前走を叩いてそこそこ仕上がった。ただ能力的には足らず斤量57kgも考慮して指数79程度を想定し抑え評価までとする。

 

ダノンベルーガ80

近4走指数ベストは前走の天皇賞・秋で80。

近4走指数は74→72→74→80。

4走前の共同通信杯では指数74とベスト更新。3歳2月の指数としては非常に高い。

3走前の皐月賞は指数72と落としたが、伸びない内を通ったためであり度外視でいい。

2走前のダービーは指数74とベストタイ。直線はやや伸びにくい内に入ってしまったのもあるが、終いが若干甘くなっており、2400mでは少し長い。

前走の天皇賞・秋ではまだ完調ではなかったが、成長分もあり斤量56kgで指数80とベスト更新。

さて今回だが、前走を叩いて上積み十分。ダービーより持続力が問われるJCだとやや終盤が苦しいかもしれないが、状態良化分と斤量減で対応し指数81程度を想定し3番手評価とする。

 

ユニコーンライオン80

近4走指数ベストは前走の福島記念で80。

近4走指数はダート→60→59→80。

5走前の宝塚記念では指数80と生涯ベスト更新。斤量58kgに対応し能力を示した。

4走前は1年ぶりの出走となりダートを使った。

3走前の札幌記念は指数60と大敗。

2走前の京都大賞典も指数59と力負け。

前走の福島記念では状態が上向き指数80のベストタイで好走。差し優勢馬場で59.4-60.8の前傾ラップを逃げて勝ち切るという強い内容で1年以上ぶりに復活勝利。

さて今回だが、状態は普通。前走復活時とそれほど変わらない印象。距離延長は課題も逃げ先行馬が少なく展開は向きそうであり、指数81程度に伸ばすと想定し本命とする。人気薄で能力もあるし狙う余地はある。期待値は高い。

 

テーオーロイヤル79

近4走指数ベストは3走前の天皇賞・春で79。

近4走指数は77→79→70→74。

4走前のダイヤモンドSでは指数77とベスト更新。斤量54kgに恵まれはしたが、休み明けで完調手前だったことを考慮したら十分。

3走前の天皇賞・春では斤量58kgを背負い指数79とベスト更新。能力を示した。

2走前のオールカマーでは指数70と落とした。休み明けだが状態良好かつ斤量も56kgと恵まれていたが、圧倒的に内枠が有利なレースであり、外枠はノーチャンスだった。基本的には度外視でいいが、やや負けすぎ感もある。

前走のアルゼンチン共和国杯では指数74と平凡。斤量57.5kgのトップハンデもあるし、直線で不利も受けたが致命的な不利でもなかったし、指数74ではまだ春のパフォーマンスには遠い。

さて今回だが、状態は普通。近2走物足りず春のパフォーマンスは見込めない。指数75程度を想定し消しとする。

 

デアリングタクト78

近4走指数ベストは3走前の宝塚記念で78。

近4走指数は75→78→68→71。

生涯ベストは7走前のJCで指数81。斤量53kgにも恵まれた。

右前脚を故障して1年ぶりの、4走前のヴィクトリアマイルは指数75と平凡。

3走前の宝塚記念では叩いた上積みもあり、指数78とベスト更新。斤量は56kg。

2走前のオールカマーでは指数68と落とした。斤量54kgも考慮したらもう少し頑張って欲しかったが、内枠有利なレースで不利な外を回した結果であり多少の度外視は可能。

前走のエリザベス女王杯は叩き2戦目で状態良好も指数71と平凡。内枠は不利ではあったがそれを考慮しても物足りない。

さて今回だが、状態は普通。近2走は物足りずおそらくピークを過ぎている。今回も指数70程度を想定し消しとする。

 

ボッケリーニ77

近4走指数ベストは3走前の日経賞で77。

近4走指数は75→77→75→76。

4走前のAJCCでは状態良化分もあり指数75と好走した。馬場が悪く伸びない内側を通ったが、ロスのないコース選択でもあった。斤量は56kg。

3走前の日経賞では指数77とベスト更新。斤量は56kg。

2走前の目黒記念は内をロスなく捌く好騎乗はあったが指数75と好走。斤量は57.5kg。

前走の京都大賞典では指数76と能力を発揮できた。斤量は57kg。

さて今回だが、状態は良好。それでも能力的に足りず、日経賞並みの指数77程度を想定し消しとする。

 

カラテ77

近4走指数ベストは2走前の新潟記念で77。

近4走指数は68→70→77→74。

4走前のマイラーズCは落鉄で指数68と落とした。度外視でいい。

3走前の安田記念は状態も悪く指数70と低値。度外視で良い。斤量58kgも厳しかった。

2走前の新潟記念では、好騎乗もあったが、斤量57.5kgを背負い指数77とベスト更新で力を示した。

前走の天皇賞・秋では指数74と平凡。

さて今回だが、状態は良好。それでも能力的に足りず指数78程度までを想定し消しとする。

 

ヴェルトライゼンデ76

近4走指数ベストは3走前のAJCCと2走前の鳴尾記念で76。

近4走指数は67→76→76→68。

4走前の菊花賞では指数67と落とした。距離が長かったか。

3走前のAJCCでは指数76とベスト更新。不良馬場で時計のかかるスタミナ比べで力を示した。

その後、屈腱炎で1年4ヶ月休養になり、2走前の鳴尾記念では休み明けながらベストタイの指数76と好走。スローの瞬発力勝負であり、AJCCと合わせて考えてもあまり条件は問わなそう。

前走のオールカマーは状態良好ながら指数68と平凡。圧倒的に内有利なレースで不利な外を回しており度外視で良いが、それを考慮してもやや負け過ぎか。斤量は56kg。

さて今回だが、状態は普通。前走物足りないのもあるし、ベストは見込めないと判断し、指数74程度までを想定し消しとする。

 

シャドウディーヴァ74

近4走指数ベストは3走前のヴィクトリアマイルと前走の府中牝馬Sで74。

近4走指数は68→74→70→74。

生涯ベストは7走前の府中牝馬Sで指数77。ここで本格化した。斤量は54kg。

4走前の金鯱賞では指数68と低値だが、休み明けの完調手前で度外視で良い。

3走前のヴィクトリアマイルでは叩き2戦目で仕上がったが、後方からレースに不参加。それでも指数74と能力としては十分。

2走前のエプソムCでは斤量56kgかつ馬場の悪い内を通ったこともあり、指数70と落とした。度外視で良い。

前走の府中牝馬Sでは指数74。後方から外を回し脚を余しており能力はもう少し上か。斤量は55kg。

さて今回だが、状態は良くない。昨年のJCのようなパフォーマンスは期待できないだろう。指数74程度までを想定し消しとする。

 

ハーツイストワール74

近4走指数ベストは前走のアルゼンチン共和国杯で74。

近4走指数は70→47→73→74。

4走前の早春Sを指数70で勝利しOP入りを決めた。

3走前の天皇賞・春は指数47と落としたが、完調手前かつ斤量58kgも厳しく度外視で良い。

2走前の札幌日経OPでは、指数73とベスト更新も先行有利馬場に恵まれており再現性は薄い。斤量は56kg。

前走のアルゼンチン共和国杯では指数74。直線で不利は受けたがほぼ影響はなかった。完調手前ではあったが、斤量55kgもありベスト更新だった。

さて今回だが、状態は普通。斤量57kgにも対応必要で指数を伸ばすのは難しい。最大で指数73程度を想定し消しとする。

 

ユーバーレーベン73

近4走指数ベストは前走の天皇賞・秋で73。

近4走指数は72→海外→66→73。

生涯ベストは5走前のJCで指数73。叩き2戦目での良化と斤量53kgの恩恵も大きかった。

4走前の京都記念ではやや折り合いは欠いたが基本的には能力を発揮できており、指数72と物足りない結果となった。状態は良さそうだったが、叩き必須な可能性がある。

3走前のドバイシーマCは着差わずかの5着と好走。海外なので指数はないが相手関係から指数77程度のベスト並みと推定。斤量は54.5kg。

2走前の札幌記念では指数66と力負け。極めて上がりのかかるタフなレースかつ後方から差せる馬場ではなく、度外視で良い。

前走の天皇賞・秋では指数73と低値。完調手前であり度外視で良い。斤量は56kg。

さて今回だが、前走を叩いて上積みありで状態良好。指数75程度に伸ばすと想定するが、それでも能力的に足りないため消しとする。

 

トラストケンシン69

近4走指数ベストは2走前の目黒記念で69。

近4走指数は68→64→69→65。

生涯ベストは5走前の中日新聞杯で指数72。ただし斤量53kgに恵まれた。

近4走は指数70以下で低値安定傾向。

さて今回だが、特に変わり身なし。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

リッジマン

地方レベルで足りることはないか。消し。

 

シムカミル、オネスト、グランドグローリー、テュネス

日本の高速馬場に対応できるとは思えない。消し。

 

まとめ

ユニコーンライオン 想定指数81

○ヴェラアズール   想定指数81

▲ダノンベルーガ   想定指数81

△シャフリヤール   想定指数79

 

3強は確かに能力上位だが、抜けた存在ではない。それを考慮したら同じレベルの能力を持っていて全く人気のないユニコーンライオンから買った方が面白いと思った。逃げ先行馬も少なく展開に恵まれる可能性もある。複勝8〜12倍なら10回に1回3着に入れればトントンなオッズなので妙味はある。

ヴェラアズール、ダノンベルーガは状態も良さそうで順当に能力通り評価し対抗、3番手とした。シャフリヤールはダービー以降成長性はないし、もっと超高速馬場の瞬発力勝負が良いタイプと思う。能力的には3強で一番低く、抑え評価までとした。

あとは、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。