今週はステイヤーズSを予想する。
中山3600mで行われる別定G2だ。
全馬指数・前提条件
- 出走馬14頭の指数を算出した。近4走指数1位はアイアンバローズで76。
- 優勝想定ラインは74と設定する。G2としては低レベル。
- Aコース1日目/9日。開催1日目/9日。
- 近4走逃げ経験あり1/14頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)2/14頭。
- 中山開催の開幕週。当日の馬場を見てから判断したい。
- 逃げ先行馬が少なく、距離を考えてもかなりスローペースになると想定。3600mなのでスタミナは必要だが、上がりはそれほどかからないかもしれない。コーナーも多いので、ある程度前目でじっと折り合いをつけられる馬が望ましい。
JRA芝近4走最大指数
1位 アイアンバローズ 76
2位 ディアスティマ 75
2位 ユーキャンスマイル 75
4位 シルヴァーソニック 73
4位 カウディーリョ 73
6位 プリュムドール 71
6位 ディバインフォース 71
8位 ベスビアナイト 70
8位 マンオブスピリット 70
10位 エドノフェリーチェ 69
11位 シークレットラン 68
11位 アドマイヤアルバ 68
11位 メロディーレーン 68
14位 ナムラカミカゼ 66
アイアンバローズ76
近4走指数ベストは4走前の阪神大賞典で76。
近4走指数は76→73→59→71。
4走前の阪神大賞典では指数76とベスト大幅更新。斤量は56kg。
3走前の天皇賞・春では斤量58kgを背負いながらも指数73とこの馬なりに頑張った。
2走前の宝塚記念は指数59と大敗も敗因は不明。春3戦目で余力がなかったか。
前走の京都大賞典では指数71と立て直したが平凡。馬体重が増えていたし休み明けの分もあるか。
さて今回だが、状態は良好。昨年は折り合いを欠いていたので、課題は残るが、斤量は56kgだし能力を発揮できれば好走は可能。指数74程度を想定し本命とする。
ディアスティマ75
近4走指数ベストは4走前の松籟Sで75。
近4走指数は75→73→74→72。
4走前の3勝クラス松籟Sではベストタイの指数75で圧勝している。
3走前の天皇賞・春では斤量58kgに対応し指数73と好走。
2走前の札幌日経OPでは指数74と引き続き好走。斤量は56kg。
前走は屈腱炎からの復帰戦で1年以上の休み明けとなったが、指数72とまずまず好走。
さて今回だが、状態は特に変わり身なし。前走並みの指数72程度を想定し抑え評価とする。
ユーキャンスマイル75
近4走指数ベストは2走前の新潟記念で75。
近4走指数は71→57→75→73。
生涯ベストは2019年の天皇賞・秋で指数81。後方から差し遅れてはいるが、能力としてのピークかつベスト条件である高速馬場の中距離で高指数を出した。
4走前の阪神大賞典では指数71と平凡。
3走前の天皇賞・春は極めて時計のかかるタフなレースで指数57と凡走。適性外であり度外視でいい。
2走前の新潟記念では状態良好かつベスト条件の高速2000m、さらに外伸び馬場にも恵まれ、指数75と現状のベストが出た。条件が重なった結果であり再現性は低いか。斤量は57kg。
前走のアルゼンチン共和国杯では引き続き状態良好ながら、後方から若干脚を余したこともあって指数は73と平凡。
さて今回だが、状態は平凡。距離延長は良いとは思えないが今回のメンバーでは能力は上位だし、最大で指数72程度までを想定し抑え評価とする。
シルヴァーソニック73
近4走指数ベストは2走前の阪神大賞典で73。
近4走指数は68→69→71→73→中止。
4走前のステイヤーズSは指数69と平凡。
3走前の万葉Sも指数71と平凡。
2走前の阪神大賞典では指数73とベスト更新。
さて今回だが、状態は平凡。アルゼンチン共和国杯を賞金足りずに使えなかったのでぶっつけになるが、阪神大賞典ぐらい走れば足りるか。最大で指数73程度を想定し対抗評価とする。
カウディーリョ73
近4走指数ベストは4走前の丹頂Sで73。
近4走指数は73→66→69→56。
4走前の丹頂Sで指数73とベストタイ。
3走前のステイヤーズSは指数66と落とした。楽な展開では合ったが4コーナーで余力がなくなる当たり距離が長かったか。
2走前の万葉Sも指数69と低値だがこれも距離が長かったか。おそらく適性は2600m程度までであり3000mを超える長距離は長い。
前走のダイヤモンドSでは折り合いも欠き指数56と大敗。
さて今回だが、状態は平凡。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。
プリュムドール71
近4走指数ベストは前走の古都Sで71。
近4走指数は66→65→65→71。
前走の古都Sでは斤量53kgと恵まれたが、指数71とベスト更新。3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。
さて今回だが、状態は平凡。斤量54kgも考慮し、前走並みの指数71程度を想定し消しとする。
ディバインフォース71
近4走指数ベストは前走の京都大賞典で71。
近4走指数は66→60→70→71。
生涯ベストは5走前のステイヤーズSで指数72。
4走前の日経賞は前残りの展開を後方から差し遅れてレースに不参加。指数66と落としたが度外視でいい。
3走前の天皇賞・春は斤量58kgも極めてスタミナの問われるレースも厳しく、指数60と落としたが度外視で良い。
2走前の札幌日経OPでは指数70と平凡。
前走の京都大賞典では指数71と平凡。完調手前だった。
さて今回だが、状態良好で上積みあり。昨年のステイヤーズS並みの指数72程度を想定し抑え評価とする。
ベスビアナイト70
近4走指数ベストは3走前の松籟Sで70。
近4走指数は65→70→68→67。
3走前の松籟Sで斤量55kgで指数70と好走。3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。
2走前の目黒記念では指数68、前走の札幌日経OPでは指数67と平凡。
さて今回だが、状態は良くない。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。
マンオブスピリット70
近4走指数ベストは4走前の万葉Sで70。
近4走指数は70→61→68→67。
生涯ベストは14走前の京都新聞杯で指数72。
3歳春にベスト指数を出したが、その後は低値続きでベストの更新はない。
4走前の万葉Sは指数70と平凡。斤量は54kg。
3走前の阪神大賞典では指数61と落とした。斤量は56kg。
2走前の札幌日経OPは斤量56kgで指数68、前走の丹頂Sでは斤量54kgで指数67と平凡。
さて今回だが、状態は良くない。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。
エドノフェリーチェ69
近4走指数ベストは4走前の早春Sと3走前の湾岸Sで69。
近4走指数は69→69→68→61。
4走前〜2走前まで3勝クラスの距離2200〜2400で指数68〜69と安定傾向。
前走の古都Sでは距離3000mへの延長で指数61と落とした。
さて今回だが、状態は良くない。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。
シークレットラン68
近4走指数ベストは4走前の中山金杯で68。
近4走指数は68→64→65→61。
生涯ベストは5走前の古都Sで指数70。
その後ベストの更新はなく、近4走は指数70以下の低値続きだ。
さて今回だが、状態は良くない。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。
アドマイヤアルバ68
近4走指数ベストは3走前の札幌日経OPで68。
近4走指数は67→68→63→60。
生涯ベストは2021年の目黒記念で指数73。
近走は指数60〜68と低値続き。
さて今回だが、状態は平凡。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。
メロディーレーン68
近4走指数ベストは2走前の天皇賞・春で68。
近4走指数は52→56→68→61。
生涯ベストは2020年の阪神大賞典で指数75。斤量は53kgと恵まれていたし、長距離の消耗戦を内でじっと脚を溜める好騎乗だった。
4走前の有馬記念では指数52、3走前のダイヤモンドSでは指数56と力負け。
2走前の天皇賞・春では斤量56kgを背負った割には指数68とこの馬なりに頑張った。
前走の宝塚記念では指数61と低値。
さて今回だが、状態は平凡。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。
ナムラカミカゼ66
近4走指数ベストは3走前の2勝クラスと前走の古都Sで66。
近4走指数は65→66→62→66。
3走前の2勝クラスを指数66で勝利しここが自己ベスト。斤量は57kg。
前走の古都Sも指数ベストタイの66だが、斤量は54kgと恵まれていた。
さて今回だが、状態は平凡。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。
まとめ
アイアンバローズ 想定指数74
シルヴァーソニック 想定指数73
ディアスティマ 想定指数72
ユーキャンスマイル 想定指数72
ディバインフォース 想定指数72
近年同様、3600mのレースで一線級は集まらず低レベル混戦。そんな中、能力上位で状態も良さそうなアイアンバローズを本命とした。以下、能力上位で長距離でも実績のある馬に印を打った。特に能力差はなく、騎乗次第で着順が大きく変わりそうなので、オッズも見てから妙味あるところを狙いたい。
あとは、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想（印と買い目1500円分）は、Twitter＠K16005で公開する。
