【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022阪神牝馬ステークスG2 全馬指数

今週は阪神牝馬Sを予想する。

阪神1600mで行われる別定G2だ。

 

全馬指数・前提条件

  • 出走馬12頭の指数を算出した。近4走指数1位はアカイトリノムスメとマジックキャッスルとデゼルで76。
  • 優勝想定ラインは76と設定する。牝馬限定G2としては平均からやや低いレベル。
  • Bコース1日目/8日。連続開催17日目/24日。
  • 近4走逃げ経験あり1/12頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)2/12頭。
  • 今週からBコース替わり。当日の馬場を見て伸びる位置を見極める。時計面は先週同様なら平均的。
  • 逃げ先行馬不在でペースは落ち着きそう。スローペースの瞬発力勝負を想定する。Bコースの馬場次第ではあるが、中団より前目ぐらいの位置は取りたいところ。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 アカイトリノムスメ  76

1位 マジックキャッスル  76

1位 デゼル        76

4位 ジェラルディーナ   74

4位 アンドヴァラナウト  74

4位 メイショウミモザ   74

7位 クリスティ      72

8位 ラルナブリラーレ   70

8位 ムジカ        70

8位 ローレルアイリス   70

11位 テーオーラフィット   69

指数なし クリノフラッシュ 近走ダートのため

 

f:id:keibashisuu:20220408205422p:plain

 

アカイトリノムスメ76

近4走指数ベストは2走前の秋華賞で76。

近4走指数は73→74→76→74。

4走前の桜花賞では指数73とベスト更新。

3走前のオークスでは伸びない内を通るも指数74とベストを更新し2着と好走した。

2走前の秋華賞では指数76と伸ばしG1制覇となった。オークスからは指数を伸ばしているが、オークスでは伸びないコースを通ったこと、秋華賞ではフラットな展開で能力を出し切れたことを考えても、春からの純粋な成長分は大きくない。

前走のエリザベス女王杯では指数74と落とした。斤量は54kgと恵まれたが、差し優勢レースで先行した分で指数を伸ばせなかったか。

ここまでを振り返ると、近走は指数73〜76と極めて安定傾向であり3歳春以降大きな成長は見られない。

さて今回だが、休み明けだがそこそこには仕上がったか。斤量56kgもあり指数75程度を想定し対抗評価とする。位置も取れるし馬券内という観点では最も信頼できそう。

 

マジックキャッスル76

近4走指数ベストは4走前のヴィクトリアマイルで76。

近4走指数は76→75→64→69。

生涯ベストは6走前の愛知杯で指数78。ただし斤量は54kgと恵まれていた。

4走前のヴィクトリアマイルでは斤量55kgで指数76と好走した。

3走前のクイーンSは指数75とやや落としたが、斤量56kgを考慮したら十分好走。

2走前の府中牝馬Sは指数64と落とした。ただし完調手前であり度外視で良い。

前走の愛知杯では指数69と平凡。斤量56kgは厳しかったし、内を突いた馬が連対するレースで外を回しており展開的に厳しかった。さらに直線は早々に諦めてしまいそれほど追っていなかった。まだ度外視は可能か。

さて今回だが、状態は前走並み。良い時には劣るがそこそこ能力は発揮できそう。指数74程度を想定し抑え評価とする。

 

デゼル76

近4走指数ベストは前走の愛知杯で76。

近5走指数は77→74→63→73→76。

生涯ベストは5走前の阪神牝馬Sでは指数77。状態抜群かつ斤量も54kgと恵まれていた。

4走前のヴィクトリアMでも引き続き状態良好で、指数74と好走した。斤量55kgの分でやや落としたか。

3走前の府中牝馬Sは完調手前で指数63と落とした。度外視で良い。

2走前のエリザベス女王杯では状態は良化したが斤量56kgということもあり指数73と平凡。レースでは仕掛けが遅く差し遅れてもいた。

前走の愛知杯では指数76と好走した。斤量55.5kgを考えたら実質ベストと言っていい。また内を突いた馬が連対するレースを後方から外を回しての好走であり、差し遅れて能力を出し切れていないことを考えても指数以上に評価できる。

今回、舞台は指数ベストを出した阪神1600mになる。好走しているコースというのは良いが、近2走は距離2200m、2000mで差し遅れて脚を余したことを考えると距離短縮の1600mでは展開待ちになる可能性がある。

さて今回だが、状態はまずまず。今回は先行馬不在でスローペース濃厚なため、後方から脚を余す可能性もあるが、指数75程度を想定し本命とする。

 

ジェラルディーナ74

近4走指数ベストは前走の京都記念で74。

近4走指数は67→72→72→74。

4走前の筑後川特別で指数67とベスト更新。

3走前の西宮Sで指数72とベストを更新。条件戦3連勝で3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。斤量は53kg。

2走前のチャレンジCでは指数72と変わらず。斤量は53kg。

前走の京都記念では指数74とベスト更新。先行有利レースを後方から差し遅れて脚を余しており能力の全てを出し切れたわけではない。斤量は53kg。

ここまでを振り返ると、指数は上昇傾向でありまだ上昇余地はある。また、基本的には後方から差すレースを選択しており、展開待ちなところはある。

さて今回だが、状態は良好。差し遅れの可能性はあるし、斤量も前走から1kg増の54kgを背負うが、それでも前走並みの指数74程度を想定し抑え評価とする。

 

アンドヴァラナウト74

近4走指数ベストは3走前のローズSと2走前の秋華賞で74。

近4走指数は63→74→74→69。

4走前の泉崎特別では指数63とベスト更新。相手も弱く能力を出し切る必要はなかった。

3走前のローズSでは相手強化で指数74とベストを更新。斤量は54kg。

2走前の秋華賞でも指数74と引き続き好走。斤量55kgを考慮したら実質ベスト更新と言っていい。

前走の愛知杯では休み明けの完調手前で指数69と落とした。度外視で良い。

さて今回だが、前走以上に仕上がっており状態は良好。指数75程度に伸ばすと想定し3番手評価とする。

 

メイショウミモザ74

近4走指数ベストは2走前の巌流島Sで74。

近4走指数は66→59→74→67。

4走前の道頓堀Sでは指数66と平凡。

3走前の知立Sでは終始外外を回すロスもあり指数59と落とした。斤量は55kg。

ここまで3勝クラスは12戦勝利なしで足踏みしていたが、2走前の巌流島Sで指数74とベスト大幅更新で勝利しOP入りを決めた。急に指数を跳ね上げた要因として、斤量53kgの恩恵も大きいが、勝ち時計1分7秒3の高速レースも得意だったのだろう。

前走の北九州短距離Sでは指数67と落とした。斤量は54kgとわずか1kg増だったが、稍重で時計のかかるレースだった。

さて今回だが、状態面では特に変わり身なし。ベスト時とは距離も違うし再現性はないとして、指数70以下を想定し消しとする。

 

クリスティ72

近4走指数ベストは4走前の関屋記念で72。

近5走指数は72→ダート→ダート→55。

生涯ベストは6走前の六甲Sで単騎逃げで指数73と好走。

4走前の関屋記念も指数72と引き続き好走した。やや折り合いも欠いておりスムーズならもう少し指数は出たか。

3走前と2走前はダートを使いいずれも大敗だった。

前走の京都牝馬Sでは指数55と低値。出遅れて最後方からレースに参加できてはいないが、伸びも平凡で力負け。

さて今回だが、状態面では特に変わり身なし。最大で4走前並みの指数72程度を想定して消しとする。

 

ラルナブリラーレ70

近4走指数ベストは3走前のユートピアSで70。

近4走指数は68→70→69→69。

4走前の長岡Sでは指数68とベスト更新。

3走前のユートピアSでも指数70とベスト更新で3勝クラスを勝利。OP入りを決めた。斤量は55kg。

2走前の愛知杯では斤量52kgと恵まれ、状態も抜群ではあったが、2000mへの距離延長で折り合いを欠き、さらに早仕掛けで余力を残せなかったこともあり指数は69と平凡。

前走の六甲Sでは指数69と平凡。1600mへの距離短縮でやや忙しい感じが見て取れた。後方から差し遅れて脚を余しており、能力を出し切れたとは言えないレースだった。斤量は54kg。

今回も前走と同じく阪神1600mではあるが、一度経験している分でスムーズに追走できればまだ上昇は可能。

さて今回だが、状態は平凡。ベスト時から斤量1kg減はあるが、それでも能力的に足りないか。最大で指数72程度を想定し消しとする。

 

ムジカ70

近4走指数ベストは3走前の新潟牝馬Sと2走前のエリザベス女王杯で70。

近4走指数は69→70→70→66。

生涯ベストは11走前のローズSで指数73。これが3歳秋でその後指数ベストは更新できていない。

4走前の関ヶ原Sでは指数69と平凡。

3走前の新潟牝馬S、2走前のエリザベス女王杯では指数70と平凡。

前走の豊橋Sでは先行有利レースを後方から差し遅れて指数66と低値。

敗因明確な前走を除けば近走は指数70程度で極めて安定傾向。

また、この馬は基本的にやや出遅れて後方からとなるので好走するには展開の助けが必要。

さて今回だが、状態面では特に変わり身なし。最大で近走並みの指数70程度を想定して消しとする。

 

ローレルアイリス70

近4走指数ベストは2走前のファイナルSで70。

近4走指数は61→65→70→63。

3走前の会津特別では斤量55kgを背負い指数65と好走。

2走前のファイナルSでは指数70とベスト更新も斤量52kgの恩恵が大きいか。

前走の北九州短距離Sでは斤量54kgを背負い指数63と落とした。

さて今回だが、状態面では特に変わり身なし。斤量もベスト時から2kg増えるし、指数70以下を想定して消しとする。

 

テーオーラフィット69

近4走指数ベストは前走の豊橋Sで69。

近4走指数は64→65→61→69。

4走前の西宮Sでは指数64、3走前のノベンバーSでは指数65、2走前の立雲峡Sでは指数61と平凡。いずれも斤量52kg〜53kg。

そこから4ヶ月の休みを挟んだ前走の豊橋Sでは指数69とベストを更新。斤量55kgを考慮してもそれ以前とは大きく成長していると言える。デビュー後最低馬体重ではあったが、レースでは折り合いを欠きそうになる具体行きっぷりが良く、適性馬体重に絞れた結果か。

さて今回だが、状態面では特に変わり身なし。ベスト時から斤量1kg減はあるが、それでも能力的に足りないか。最大で指数72程度を想定し消しとする。

 

クリノフラッシュ 指数なし

近走ダートのため指数はなし。

ダートでは2走前の遠州灘Sで2着に1.1秒差をつける完勝で3勝クラスを勝利しているが、芝の実績はほとんどなし。3歳時であるので参考にはしにくいが勝利は未勝利戦だけで1勝クラスでは通用していない。現状、芝の重賞で好走できる根拠がない。

状態面では特に変わり身なし。最大で指数70程度を想定して消しとする。

 

まとめ

◎デゼル       想定指数76

○アカイトリノムスメ 想定指数75

▲アンドヴァラナウト 想定指数75

△マジックキャッスル 想定指数74

△ジェラルディーナ  想定指数74

 

オッズを見ても上位5頭が単勝1桁台で、6番人気以降は一気に20倍以上に跳ね上がる。指数を見てもオッズ通り5強であり、ほぼほぼこの5頭で決まるだろう。この5頭の能力差は小さく絞り込みは難しいが、デゼルを本命とした。前走が指数76で好走しておりそこを評価した。懸念はスローペース濃厚なメンバー構成で後方から脚を余す可能性だ。Bコース初週であるので、当日の馬場を見て差しが決まらなそうなら評価を落とす。対抗は順当に能力上位のアカイトリノムスメとした。3歳春から成長分はないが、脚質的にも最も信頼できそうか。前が残るような馬場ならこちらが本命になるか。

あとは、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。