【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022金鯱賞G2 全馬指数

今週は金鯱賞を予想する。

中京2000mで行われる別定G2だ。

 

 

指数一覧・前提条件

  • 出走馬13頭の指数を算出した。近4走指数1位はレイパパレとアカイイトで79。
  • 優勝想定ラインは78と設定する。G2としては平均レベル。
  • Aコース2日目/4日。連続開催2日目/6日。
  • 近4走逃げ経験あり3/13頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)6/13頭。
  • 今週が中京競馬場の開幕週でAコーススタート。
  • 逃げ先行馬の数は平均並み。ジャックドールはマイペースで逃げたいだろうが、レイパパレが折り合いを欠いて競りかけたらペースアップもある。ただペースが落ち着けば開幕週の中京2000mなら基本的に前は止まらないか。ペースが上がっても縦長になりそうで、後方からの馬は狙いにくい。中団より前目に付けれる馬から狙いたいところ。
  • 1月前半に使ってから馬場がどの程度回復しているか、内外、前後のどの位置が有利かは土日のレースを見て要確認。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 レイパパレ     79

1位 アカイイト     79

3位 サンレイポケット  78

3位 ポタジェ      78

5位 シャドウディーヴァ 77

6位 ランブリングアレー 76

6位 ジャックドール   76

6位 ショウナンバルディ 76

6位 ステラリア     76

10位 ソフトフルート    75

10位 シフルマン      75

12位 アラタ        74

13位 ギベオン       73

 

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レイパパレ79

近4走指数ベストは4走前の宝塚記念で79。

近5走指数は86→79→75→74→海外。

5走前の大阪杯では指数86とベストを大幅更新。斤量2kg増の55kgに対応して破格の指数を叩き出し無敗の大阪杯馬となった。59.8-61.8の前傾ラップを逃げきっており、マイペースを刻んだとは言え強い内容だった。とは言え、大阪杯は全馬の末脚が削がれる極悪馬場×マイペースの単騎逃げということ再現性が薄い。馬場が悪く折り合いがついたのも好走要因だろう。

4走前の宝塚記念では指数79と落とした。フラットな展開ならここが当時の能力か。

3走前のオールカマーでは指数75と力負け。

2走前のエリザベス女王杯では指数74と低値。近走と比べてもかなり折り合いを欠いていたし、差し優勢レースを先行したこともあるし度外視で良い。

前走の香港Cでは指数は算出していないが、相手関係から見て指数75程度か。

ここまでを振り返るとフラットなレースでも4走前の宝塚記念並みの能力はありそうだが、折り合い難などもありなかなか能力を発揮できていない。また、オールカマーや香港Cは折り合いを欠いていなかったし、能力としてもピークを過ぎた可能性もあるか。

さて今回だが、状態面では近走と変わり身はなく、指数75程度を想定し抑え評価とする。別定戦で斤量56kgも背負うし、さらに人気を考えても妙味はない。

 

アカイイト79

近4走指数ベストは2走前のエリザベス女王杯で79。

近4走指数は71→71→79→73。

4走前の垂水Sでは指数71と好走。外差し優勢レースで展開にも恵まれた。

3走前の府中牝馬Sでは指数71と維持。出遅れて後方からとなり差し遅れており、展開が向けばまだ上昇可能。

2走前のエリザベス女王杯では状態抜群であり斤量2kg増の56kgを背負いながら指数79とベスト更新。ただし差し優勢レースで展開には恵まれていた。

前走の有馬記念は指数73と落とした。やや外を回すロスもあったがフラットなレースでは現状の能力はこの程度か。

さて今回だが、状態面では休み明けの完調手前でほぼ前走並み。2走前の再現性はないし、前走並みの指数73程度を想定し消しとする。

 

サンレイポケット78

近4走指数ベストは3走前の天皇賞・秋と2走前のJCで78。

近4走指数は77→78→78→74。

4走前の毎日王冠では得意の高速馬場でベストタイの指数77と好走。やや後方から差し遅れた。

3走前の天皇賞・秋も得意の綺麗な良馬場で指数78とベスト更新。斤量58kgを背負ってのベスト更新であり、ここがベストパフォーマンスである。インベタでロスなく回した好騎乗もあた。

2走前のJCは引き続き指数78と好走。天皇賞・秋に比べたら僅かに馬場は荒れ気味だったが、斤量1kg減の57kgもあり指数は維持。

前走の京都記念は状態落ちで指数74と落とした。また残り1Fで進路を切り替えるために少し減速しており、最後まで伸びるも脚を余した。指数は落としているが度外視で良い。

さて今回だが、前走を叩いて状態面では上積みあり。良績が集中している左回りになるのも良い。まだ昨年秋の絶好調時には届かないが、斤量56kgなら当時並みの指数は出せる。指数78程度を想定し本命とする。

 

ポタジェ78

近4走指数ベストは3走前の毎日王冠で78。

近4走指数は75→78→75→74。

4走前の新潟大賞典では指数75と好走。

3走前の毎日王冠では指数78とベストを更新。瞬発力戦でトップスピード不足に泣いたが、相手強化の中3着と好走した。斤量は56kg。

2走前の天皇賞・秋では指数75と落としたが、斤量58kgを考慮したら十分高指数だ。

前走のAJCCでは指数74と落とした。斤量56kgを考えたら物足りない。初の距離2200mが長かったか。また、コーナーで手応えが悪く、直線に入ってからは伸びているので右回りに対応できなかったか。前走のAJCCまで古馬重賞では左回りを使い続けて好走してきたことからもベストは左回りか。

さて今回だが、状態面では前走に見劣りするも、左回りと距離短縮は良い。指数76程度を想定し抑え評価とする。

 

シャドウディーヴァ77

近4走指数ベストは3走前の府中牝馬Sで77。

近4走指数は71→77→76→61。

4走前の関屋記念では指数71と低値。

3走前の府中牝馬Sで本格化し指数77とベストを更新した。斤量は54kg。

2走前のジャパンCでも指数76と引き続き好走した。斤量55kgを考慮したら実質ここがベスト。この2走が能力としてのピークか。

前走の有馬記念では指数61と大敗。距離2500m長かったしこの馬の適性よりタフを先行し4コーナーでは余力がなかった度外視で良い。

さて今回だが、休み明けで完調手前。ベスト時から1kg減の斤量54kgは良いが、状態面で評価を落とし最大で指数75程度を想定し抑え評価とする。

 

ランブリングアレー76

近4走指数ベストは4走前のヴィクトリアマイルで76。

近4走指数は76→73→72→74。

生涯ベストは6走前の愛知杯では指数78。ここで完全に本格化した。

4走前のヴィクトリアマイルでは指数76と好走。

3走前のオールカマーは指数73と落とした。休み明けで完調手前であり度外視で良い。

2走前のエリザベス女王杯は指数72と低値。状態は良好だったが、斤量56kgと差し優勢レースを先行したのが厳しかったか。

前走の小倉大賞典は指数74。内全滅の馬場でしっかり外を選択した好騎乗だった。斤量は55.5kg。

さて今回だが、状態は前走以上に良好。引退戦だがしっかり仕上がっており現状の力でどこまでと言ったところ。斤量は前走から1.5kg減の54kgとなるし、状態面での上積みも考慮し指数77程度に伸ばすと想定し対抗評価とする。人気を考えたら妙味はある。

 

ジャックドール76

近4走指数ベストは4走前のヴィクトリアマイルで76。

近4走指数は62→68→75→76。

4走前の1勝クラスは指数62。指数は低値も相手関係的に全てを出す必要はないということ。

3走前の浜名湖特別も同様に力を出しきるまでもなく直線流して完勝。

2走前のウェルカムSでは指数75とベスト更新。単騎の楽逃げではあったが直線でも余力を残しており、まだ底を見せていない。3勝クラスとしては破格の指数だ。

前走の白富士Sでは指数76とベスト更新で4連勝を決めた。

近2走は安定傾向であるが、まだ直線で併せ馬にもなっていない。状態面では前走と変わり身はなく、能力を伸ばすというよりかは、100%の力を引き出したらどの程度の能力かということ。大幅に伸ばすこともあるし、前走から微増で頭打ちということもある。今回、一気の相手強化でどこまで上昇できるかの試金石だ。

ただ、今回圧倒的に人気することを考えても妙味はない。これまでマイペースで逃げて好走しているが、レイパパレに競りかけられたら脆いかもしれないし、折り合い懸念は残る。前走から斤量1kg増の56kgも考慮し、指数76程度を想定し抑え評価とする。妙味も考えて強くは狙わない。

 

ショウナンバルディ76

近4走指数ベストは2走前の中日新聞杯で76。

近4走指数は67→69→76→61。

4走前の新潟記念は指数67と低値だが、差し優勢レースを逃げたためであり度外視で良い。

3走前のケフェウスSは指数69低値だが、これまでで最短の中2週も影響したか。また控えて折り合いもついておらず度外視で良い。

2走前の中日新聞杯ではスローペースで楽逃げを決め、先行有利レースを押し切った。指数76とベスト更新だが、展開利が大きく再現性は薄い。斤量は55kg。

前走の日経新春杯では斤量2kg増の57kgやフラットな展開だったこともあり、指数61と力負け。

さて今回だが、状態面では特に変わり身はなし。斤量56kgを背負うしフラットな展開なら能力的には足りない。指数74程度を想定し消しとする。

 

ステラリア76

近4走指数ベストは前走のエリザベス女王杯で76。

近4走指数は66→61→71→76。

4走前の忘れな草賞で指数66とベスト更新。

3走前のオークスでは指数61と落としたが外差し優勢レースを2番手追走しており度外視で良い。

2走前の秋華賞では休みを挟んで成長分があり指数71とベスト更新。

前走のエリザベス女王杯では指数76とベスト更新。斤量54kgや差し優勢レースで展開に恵まれた恩恵も大きい。

さて今回だが、状態面で特に変わり身はなし。エリザベス女王杯は展開が向いたこともあるので、フラットな展開では指数75程度を想定し抑え評価とする。

 

ソフトフルート75

近4走指数ベストは2走前のエリザベス女王杯で75。

近4走指数は67→70→75→74。

4走前のマーメイドSでは指数67、3走前の新潟牝馬Sでは指数70と低値。

2走前のエリザベス女王杯では斤量56kgを背負ったが、いきなり指数75とベスト更新。差し優勢レースで展開が向いたのはあるが、それを考慮しても好走と言って良い。

前走の愛知杯では指数74。斤量53kgを考慮したら物足りないが、物理的に不可能な位置から上がり最速で追い込んで差し遅れる騎乗ミスもあり度外視で良い。

さて今回だが、状態は引き続き良好。斤量54kgはエリザベス女王杯から2kg減であり、展開の再現性はなくても指数維持ぐらいは可能か。指数75程度を想定し抑え評価とする。

 

シフルマン75

近4走指数ベストは前走の関門橋Sで指数75。

近4走指数は70→63→67→75。

4走前の関ヶ原Sを指数70で勝利しOP入りを決めた。

OP入り初戦の3走前のアンドロメダSでは斤量54kgと恵まれたが指数63と力負け。

2走前の中日新聞杯でも斤量54kgで指数67と低値。ただこのレースは先行馬決着のレースを後方から運んだためであり度外視で良い。

前走の関門橋Sでは斤量56kgを背負いながら指数75とベスト大幅更新。ただし当日の小倉は極めて先行有利な馬場であり逃げて恩恵を受けたこともあり再現性は薄い。

さて今回だが、前走の再現性はないし、フラットな展開では指数70程度を想定し消しとする。

 

アラタ74

近4走指数ベストは2走前のケフェウスSで74。

近4走指数は67→71→74→73。

4走前の駒ケ岳特別で指数67とベスト更新。

3走前のSTV杯でも指数71とベスト更新。

2走前のケフェウスSでも指数74とベスト更新。ただし斤量は54kgと恵まれていた。

前走の福島記念では斤量2kg増の56kgを背負い指数73と好走。斤量を考えたら実質ベストと言ってよくまだ上昇途上。

さて今回だが、状態は平凡で変わり身なし。斤量56kgは据え置きで、前走並みの指数73程度を想定し消しとする。

 

ギベオン73

近4走指数ベストは4走前のマイラーズCで73。

近5走指数は76→73→71→49→ダート。

生涯ベストは2018年の中日新聞杯で指数は77。

5走前の金鯱賞では指数76と好走。ただし重馬場かつ単騎の楽逃げで展開に恵まれており再現性は薄い。

4走前のマイラーズCは指数73と平凡。フラットな展開ならこの程度が現状の能力だろう。

3走前の安田記念でも指数71と平凡。

2走前の新潟記念は指数49と大敗だが外差し優勢レースを先行したためであり度外視で良い。

前走は初のダートを使ったが大敗だった。

ここまでを振り返ると直近では極めて恵まれた昨年の金鯱賞の高値があるが再現性は薄い。マイラーズC安田記念は高速マイルが合わないと考えることもできるが、それでも現状の能力で重賞で好走は難しいか。

さて今回だが、昨年に比べたら状態面では見劣りするし現状の能力で好走は難しい。最大で指数73程度を想定し消しとする。

 

まとめ

◎サンレイポケット   想定指数78

○ランブリングアレー  想定指数77

△ポタジェ       想定指数76

△ジャックドール    想定指数76

△レイパパレ      想定指数75

△シャドウディーヴァ  想定指数75

 

本命はサンレイポケット。前走は進路切り替えのロスもあるし度外視可能で、前走を除けば能力最上位。そこから状態良化分と左回りになる分、斤量56kgとベスト時から2kg減の分で好走可能と判断した。

対抗にランブリングアレー。引退戦だが状態も良好だし斤量54kgも魅力。netkeibaで想定10番人気40倍もあり、期待値的にも高いと判断した。

能力の底を見せていないという点でジャックドールから入る選択肢もあるが、レイパパレが競りかけてきて折り合いを欠く可能性はある。それでいて1番人気なら狙う利はないと判断した。

ジャックドール、レイパパレが友倒れになる展開が馬券的には面白いし、それを想定したい。

最終的には当日の馬場、オッズ、馬体重を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。