【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022阪神大賞典G2 全馬指数

今週は阪神大賞典を予想する。

阪神3000mで行われる別定G2だ。

 

全馬指数・前提条件

  • 出走馬13頭の指数を算出した。近4走指数1位はディープボンドで83。
  • 優勝想定ラインは80と設定する。G2としてはやや高いレベル。
  • Aコース12日目/16日。連続開催12日目/24日。
  • 近4走逃げ経験あり2/13頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)4/13頭。
  • ロングラン開催もいよいよ折り返し。まだまだ時計の出る高速馬場であり、内外、先行or差しはいずれもフラットと言ったところ。
  • いくら何でも、ディープボンドが抜けて強い。ディープボンドを除けばメンバーレベルはOP特別レベルであり、G1馬がOP特別に出てきたほどの力差がある。叩き台でも負けようがないか。
  • 2着を探すレースになりそうだが、指数2位以下は低レベル大混戦でほぼ全馬にチャンスありか。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 ディープボンド    83

2位 マカオンドール    73

3位 トーセンカンビーナ  72

3位 アイアンバローズ   72

5位 シルヴァーソニック  71

5位 サンアップルトン   71

5位 アドマイヤアルバ   71

5位 ゴースト       71

9位 ユーキャンスマイル  70

9位 ダンビュライト    70

9位 キングオブドラゴン  70

9位 マンオブスピリット  70

13位 シロニイ        69

 

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ディープボンド83

近4走指数ベストは前走の有馬記念で83。

近5走指数は82→81→海外→海外→83。

5走前の阪神大賞典では状態良好で指数82とベスト大幅更新。得意条件の時計のかかる重馬場を力で押し切っており、タフな馬場のスタミナ比べが得意条件と言える。状態的にもここで完全に本格化した。距離延長だが折り合いにも問題はなかった。斤量は56kg。

4走前の天皇賞・春でもハイペースでタフな長距離スタミナ比べの得意条件で指数81と好走した。斤量58kgを考慮して実質自己ベストと言って良い。

3走前のフォア賞を勝利し、2走前の凱旋門賞へ挑んだが、斤量59.5kgも厳しいし馬場もタフすぎた。日本なら最強クラスのスタミナを持っていても欧州の重馬場には対応できないし度外視で良い。この2走は海外競馬なので指数なし。

前走の有馬記念ではタフな流れのスタミナ比べになり指数83とベスト更新。エフフォーリアに0.1差で敗れたが、ディープボンドは57kg、エフフォーリアは3歳で55kgを考慮したら、当時時点の能力では現役最強馬と言って良い。

今回、相手は大幅弱化だし、ディープボンドは併せ馬になってからも強く、ソラを使うこともない。休み明けだが、それなりに走れる出来にはあるし、負けようはないか。指数80程度を想定し本命とする。もちろん相手関係的に指数80も出す必要はなく楽勝である。強いて言えば、高速馬場なのでベスト更新まではないと思う。ディープボンドにとってはタフな馬場の方が良い。

 

マカオンドール73

近4走指数ベストは前走の万葉Sで73。

近4走指数は68→66→68→73。

7走前の京都新聞杯で指数71と好走したいる。斤量56kgを考えたらこれ以降を含めても実質ベストと言って良いか。

4走前の木曽川特別では指数68と低値。最後方からレースを運び直線で脚を余して取り零した。

3走前の兵庫特別では指数66と力負け。

2走前の江坂特別では指数68で2勝クラスを勝利。完勝で最後流しておりまだ能力的には上がある。

前走の万葉Sでは指数73とベスト更新。ただし斤量52kgの恩恵を受けているし、直線でロスなく捌いた好騎乗もあり再現性は薄い。

また、近走を見ると、折り合ってはいるのだが、折り合いを欠きそうな雰囲気もある。今回3200mへの距離延長もあるし、何かの拍子でエキサイトしたら折り合いを欠く可能性もある。

さて今回だが、斤量は前走から3kg増であり前走の再現性はない。状態面でも特に変わり身はなく、2走前の指数68程度を想定し消しとする。

 

トーセンカンビーナ72

近4走指数ベストは3走前のアルゼンチン共和国杯と前走のダイヤモンドSで72。

近4走指数は66→72→69→72。

生涯ベストは9走前の阪神大賞典で指数76。出遅れて後方からになったが、後方待機が展開的に向いて漁夫の利的な好走だった。

4走前の丹頂Sでは指数66と低値。前残りレースを後方から差し遅れておりレースに参加できていない。

3走前のアルゼンチン共和国杯では指数72。このレースでも脚を余してはいるが直近では高値。斤量は55kg。

2走前のステイヤーズSでも後方から脚を余して指数69と平凡。

前走のダイヤモンドSでは指数72と直近では高値。このレースでも少し脚を余しているが、割と差しが決まるレースになったことで、他のレースと比べると良く脚を使えた方か。斤量は55kg。

この馬の特徴として、ほぼ全てのレースで出遅れる。そして基本的に道中後方で脚を溜めて、差し届くかどうかの展開待ちという馬である。近4走でもほぼ差し遅れており、脚を使い果たせれば指数以上に能力があるのは間違いないが、展開が向いて能力を出し切る可能性は極めて低い。

さて今回だが、きっちり脚を使えるとは想定しにくい。指数72の2走から斤量1kg増の56kgを背負うことも考慮し、指数71程度を想定し抑え評価とする。

 

アイアンバローズ72

近4走指数ベストは2走前のアルゼンチン共和国杯で72。

近4走指数は70→65→72→71。

4走前の3勝クラス緑風Sを指数70で勝利しOP入りを決めた。斤量は57kg。

3走前の京都大賞典では指数65と落とした。5ヶ月の休み明けで馬体重+18kgと完調手前だったか。

2走前のアルゼンチン共和国杯では斤量54kgにも恵まれ指数72と好走した。斤量を考えたら物足りないが、直線でフライライクバードが前をフラフラしておりその影響でブレーキをかける場面もあったので、そのロスがなければもう少し指数は出ただろう。

前走のステイヤーズSは斤量56kgを背負い逃げて指数71と好走した。

近4走の指数は安定傾向でここのところ成長分は見られない。今回も特に変わり身はなく、前走並みの指数71程度を想定し抑え評価とする。

 

シルヴァーソニック71

近4走指数ベストは前走の万葉Sで71。 

近4走指数は70→68→69→71。

4走前のジューンSを指数70で勝利しOP入りを決めた。

3走前のオクトーバーSでは指数68、2走前のステイヤーズSは指数69と平凡。

前走の万葉Sも指数71と平凡。斤量1kg減の55kgとなった分で少し上げたか。

近4走指数は68〜71と非常に安定傾向。どのレースも前につけてきっちり能力も出し切れており、これ以上の上昇は見込みにくいか。

さて今回だが、前走から斤量1kg増の56kgを背負うし、状態面でも変わり身はなく、指数70程度を想定し消しとする。

 

サンアップルトン71

近4走指数ベストは2走前のメトロポリタンSで71。

近5走指数は75→63→66→71→68。

生涯ベストは5走前のアルゼンチン共和国杯は指数75。この4歳の時期が能力的にはピークだったか。

4走前のAJCCでは休み明けで馬体増で出走し指数63と落とした。物理的に届かない位置からの追い込みだったし不良馬場の特殊レースでもあったし度外視で良い。

3走前の中山記念は指数66と低値。中距離のタフなレースを好むこの馬にとって1800m高速馬場は合わなかったし、後方から差し遅れた結果でもあり度外視で良い。

2走前のメトロポリタンSは指数71とやや復調もピーク時の能力にはなかった。

前走の目黒記念では指数68と落としたが、先行馬決着のレースを後方から差し遅れており度外視で良い。

さて今回だが、休み明けで完調手前。指数70以下を想定し消しとする。近走からさらに能力を落としていることもあるし買い要素はないか。

 

アドマイヤアルバ71

近4走指数ベストは4走前のアルゼンチン共和国杯で71。

近4走指数は71→63→67→63。

生涯ベストは2019年の京都金杯で指数75。内でロスなく脚を溜めた好騎乗だった。斤量は54kg。

4走前のアルゼンチン共和国杯では指数71と平凡。斤量53kgを考えたら物足りない。

3走前のステイヤーズSでは指数63と低値。後方から差し遅れてレースに参加できておらず度外視で良い。

2走前の中山金杯では指数67と低値。後方から差し遅れているが、うながしても追走に苦労しておりシンプルに力負けか。斤量は53kg。

前走のダイヤモンドSでも指数63と力負けだった。斤量は53kg。

近走はスタートが決まらず位置が取れないことも多い。だいたい後方からとなるが末脚も平凡であり能力的にすでにピークの状態にはない。

さて今回だが、状態面で変わり身はない。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

ゴースト71

近4走指数ベストは4走前の丹頂Sで71。 

近4走指数は71→65→67→57。

4走前の丹頂Sは斤量54kgの恩恵も受け指数71とベスト更新。先行馬決着のレースで中団から少し差し遅れている。

3走前のアルゼンチン共和国杯は指数65、前走のステイヤーズSは指数67といずれも力負けで指数も平凡。

前走のダイヤモンドSは指数57と低値。も先行馬には厳しいレースではあったが、それを考慮しても負けすぎか。

ベスト指数が札幌競馬場の丹頂Sであるように、北海道に良績が集中しており洋芝巧者と言えるか。実際、北海道では(1,1,1,1)と好走傾向にある。今回の阪神競馬場は西宮Sで好走しているので悪いということはないだろう。

さて今回だが、斤量56kgを背負うしベスト時の再現性はない。状態面もいまいちであり指数70以下を想定し消しとする。

 

ユーキャンスマイル70

近4走指数ベストは3走前の天皇賞・秋で71。

近4走指数は69→71→70→70。

生涯ベストは13走前の天皇賞・秋で指数81。後方から差し遅れてはいるが、能力としてのピークかつベスト条件である高速馬場の中距離であり高指数を出した。

4走前の札幌記念ではそこそこ時計の出る中距離で舞台は悪くなかったが、指数は69と低値。ベスト時からは明らかに能力が落ちてしまっている。

3走前の天皇賞・秋は指数71と平凡。斤量は58kg。

2走前のジャパンCは指数70、前走の有馬記念も指数70といずれも平凡で安定傾向だ。現状では指数70程度の能力しかないか。斤量は57kg。

さて今回だが、特に変わり身はなく、斤量56kgに減る分だけ考慮し指数72程度を想定し抑え評価とする。

 

ダンビュライト70

近4走指数ベストは4走前の京都大賞典で70。

近4走指数は70→ダート→ダート→68。

生涯ベストは2018年のAJCCで78。

4走前の京都大賞典は指数70と力負け。

3走前と2走前はダートを使ったが結果は平凡。

前走のAJCCは指数68と低値だが、内先行馬全滅のレースを2番手追走から早め先頭に立っており度外視で良い。

さて今回だが、状態は良好。前走度外視可能でこのメンバーならまだやれるか。指数71程度を想定し抑え評価とする。

 

キングオブドラゴン70

近4走指数ベストは前走の湾岸Sで70。 

近4走指数は66→65→68→70。

4走前の尾張特別で指数66とベスト更新。

3走前の連闘で成長分はなかったが、指数65とほぼ維持で2勝クラス勝利。

2走前の迎春Sは中2週で指数68とベスト更新。

ここのところ使い詰めで指数を伸ばしてきた。

そこから2ヶ月空けて前走の湾岸Sでは指数70とベスト更新で3勝クラス勝利。OP入りを決めた。

さて今回だが、近走上昇傾向でまだ上昇は可能。追い切りの動きも良いし斤量も近走から1kg減の56kgとなるため、指数73程度に伸ばすと想定し対抗評価とする。中2週と間隔が詰まっているが、最近のレースで間隔を詰めても問題ないことは示せている。3000mへの一気の距離延長だが、馬場が軽いのでスタミナ面ではそこまで問題はなさそうだし、今回のメンバーなら昇級戦でも十分戦える。

 

マンオブスピリット70

近4走指数ベストは前走の万葉Sで70。 

近4走指数は57→63→66→70。

生涯ベストは11走前の京都新聞杯で指数72。

3歳春にベスト指数を出したが、その後は低値続きでベストの更新はない。

4走前のメトロポリタンSでは早仕掛けで直線で余力を残せず指数57と大敗。敗因明確のため度外視で良い。

3走前のカシオペアSでは後方から差し遅れてレースに参加できず指数63と低値。

2走前のステイヤーズSでは指数66と低値。脚を使い切っており力負けか。斤量は56kg。

前走の万葉Sは指数70と平凡。斤量54kgの分だけ上げたが力負け。

さて今回だが、前走から斤量は2kg増の56kgを背負う。状態面では変わり身はないし、指数70以下を想定し消しとする。

 

シロニイ69

近4走指数ベストは2走前の万葉Sで69。 

近4走指数は57→64→69→59。

生涯ベストは2020年の六社Sで指数70。

4走前の六社Sでは指数57、3走前の古都Sでは指数64と大敗。

2走前の万葉Sでは指数69と近走と比べたら好走しているが、斤量は53kgと恵まれていた。

前走の松籟Sでは斤量56kgに戻り指数59と大敗した。

さて今回だが、斤量56kgを背負うし状態もいまいちで好走は難しい。指数70以下を想定し消しとする。

 

まとめ

◎ディープボンド   想定指数80

○キングオブドラゴン 想定指数73

△ユーキャンスマイル 想定指数72

△トーセンカンビーナ 想定指数71

△アイアンバローズ  想定指数71

 

本命はディープボンド。まあ、いくら何でも負ける相手ではない。こればかりは予想というか確定事項。もちろん単勝はつかないので、2着を探す必要があるが、今回はキングオブドラゴンを最有力候補としたい。キングオブドラゴンは近走上昇傾向でまだ上昇は可能だし、状態も良好。斤量も1kg減であり指数73程度に伸ばせると想定した。

最終的には当日の馬場、オッズ、馬体重を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。

 

来週の予想レースの指数はこちら

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