【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022札幌記念G2 全馬指数

今週は札幌記念を予想する。

札幌2000mで行われる定量G2だ。

 

全馬指数・前提条件

  • 出走馬16頭の指数を算出した。近4走指数1位はジャックドールで82。
  • 優勝想定ラインは80と設定する。G2としては高いレベル。
  • Cコース2日目/6日。連続開催10日目/14日。
  • 近4走逃げ経験あり5/16頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)5/16頭。
  • 札幌開催も終盤となり、今週からCコースへ変わる。内外前後の有利差は土曜日の馬場を見てから判断する。
  • 先週は雨もあったが、良馬場だとしても平均以上に時計はかかってくる。昨年は開幕2週目で時計も速かったが、今回は5週目。昨年よりも時計はかかってくるし、昨年よりスタミナが必要。
  • 展開はパンサラッサ、ジャックドール、ユニコーンライオンら逃げ馬も多くハイペース想定でいい。前が潰れるか、後続が潰れるかは馬場を見てから決めたいが、少なくとも上がりのかかるスタミナ比べになることは間違いない。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 ジャックドール    82

2位 ユニコーンライオン  80

2位 パンサラッサ     80

4位 ソダシ        79

4位 ハヤヤッコ      79

4位 ウインマリリン    79

7位 アンティシペイト   78

8位 レッドガラン     77

8位 マカヒキ       77

8位 ユーバーレーベン   77

11位 グローリーヴェイズ   76

12位 ケイデンスコール    74

13位 アラタ         73

14位 フィオリキアリ     71

14位 サトノクロニクル    71

16位 アイスバブル      68 

 

 

ジャックドール82

近4走指数ベストは2走前の金鯱賞で82

近4走指数は75→76→82→74。

4走前のウェルカムSでは指数75とベスト更新。単騎の楽逃げではあったが直線でも余力を残しており、まだ底を見せていない。3勝クラスとしては破格の指数だ。

3走前の白富士Sでは指数76とベスト更新で4連勝を決めた。こちらも余力残しでまだ底を見せていない。

2走前の金鯱賞では相手強化で一気に指数82とベスト更新。それでいて後続には影も踏ませぬ完勝でさらに最後は流しており強さの底は見せていない。斤量は56kgと恵まれてはいた。またレコード競馬でありスピード適性は高い。

前走の大阪杯では指数74と落とした。相手強化で指数を落とし能力の底を見せた。馬場が金鯱賞より重く、スタミナが問われる展開となったことが落とした要因か。久しぶりの右回りであり、右回りのパフォーマンスは大したことないことも可能性としてはある。

さて今回だが、状態は変わり身なし。楽に逃げられないのは前走と同じであり、金鯱賞のようなレースにはならない。前走並みの指数74程度を想定し消しとする。

 

ユニコーンライオン80

近4走指数ベストは2走前の宝塚記念で80。

近4走指数は70→79→80→ダート。

2走前の鳴尾記念は指数79と大幅に伸ばし重賞勝利。状態は非常に良かったのはあるが、62.9-57.8と4.1秒後傾の超スローペースを逃げて展開利を受けているので指数ほど評価できず。斤量は56kg。

前走の宝塚記念では指数80とベスト更新。斤量2kg増の58kgに対応し能力を示した。

前走は1年ぶりの出走となりダートを使った。

さて今回だが、好走は1年以上前であり当時の能力が維持できているかは不明。現状言えるのは前走久しぶりのレースでダートを使い大敗していること。それ自体は適性もあるので度外視でもいいが、状態は特に前走から変わり身はないので、昨年の状態にはないと判断し、最大で指数75程度を想定し消しとする。

 

パンサラッサ80

近4走指数ベストは3走前の中山記念で80。

近4走指数は60→80→海外→73。

5走前の福島記念はタフな馬場のスタミナ比べで指数80とベストを更新した。そこそこ時計のかかるレースを大逃げで好走。

4走前の有馬記念は指数60と落とした。流石に距離が長くオーバーペースでもあったし度外視で良い。

3走前の中山記念ではそこそこ時計の出る1800mにも対応し、指数80と好走した。

2走前は海外競馬なので指数は出していないが、G1ドバイターフで勝利し力を示した。

前走の宝塚記念では斤量58kgや2200mへの距離延長に対応出来ず指数73と落とした。

さて今回だが、状態は前走に引き続き良好。前走より距離短縮は良いし、斤量も前走から1kg減の57kgとなる。ただ前走はスタートは微妙でダッシュに脚を使わされたし、今回も逃げ馬多数で前半で消耗させられそうであり、展開的には厳しい。前走よりは伸ばすだろうが、それでも指数76程度を想定し抑え評価とする。

 

ソダシ79

近4走指数ベストは前走のヴィクトリアマイルで79。

近4走指数は67→ダート→ダート→79。

5走前の札幌記念では斤量52kgの恩恵も受け、指数77とベスト更新。距離2000mだが時計が出るレースということで距離は持った。

4走前の秋華賞では時計のかかるレースで距離が問われ、斤量55kgもあり指数67と落とした。

その後は2戦ダートを使った。

前走のヴィクトリアマイルは高速マイルのベスト条件。成長分もあり指数79とベスト更新。斤量は55kg。

さて今回だが、状態は良好。舞台は前走の高速マイルがベストであり、前走の再現は難しいか。また、昨年の札幌記念より時計はかかってくるし、斤量55kgでタフなレースになったら、スタミナ的に厳しいか。最大で指数75程度を想定し消しとする。

 

ハヤヤッコ79

近4走指数ベストは前走の函館記念で79。

近4走指数はダート→74→54→79。

3走前の日経賞では指数は74と平凡。斤量は56kg。

2走前の天皇賞春は斤量58kgも3200mも厳しく指数54と大敗した。

前走の函館記念はレース上がりが38秒と極めて上がりを要するスタミナ比べで好走。状態良化とスタミナ比べへの適性もあり指数79とベスト更新。

さて今回だが、特に変わり身なし。前走は高指数だが渋った函館競馬場であり前走ほどタフな馬場にはならない。展開的にはスタミナが問われるので合うが、馬場要因と展開要因でスタミナが問われるのは厳密には異なる。前走の再現は難しいだろうが、それでも指数77程度を想定し3番手評価とする。

 

ウインマリリン79

近4走指数ベストは4走前のオールカマーで79。

近4走指数は79→53→56→73。

4走前のオールカマーでは休み明けで状態は良好。内有利馬場にも恵まれ指数79とベストタイ。斤量55kgを考慮したら実質ベスト指数と言って良い。

3走前のエリザベス女王杯は指数53と落とした。オールカマー反動で状態は悪かったし、外差し優勢レースを先行しており展開も合わなかったため度外視でいい。

2走前の大阪杯は指数56と力負け。

前走の宝塚記念では指数73とそこそこ好走した。

さて今回だが、特に変わり身なし。オールカマーは恵まれたので再現は難しいが、フラットな展開なら指数76程度を想定し抑え評価とする。

 

アンティシペイト78

近4走指数ベストは2走前の福島民報杯で78。

近4走指数は68→59→78→73。

4走前のAJCCでは馬体重+12kgで過去最高体重。指数68と落としたが、おそらく休み明けの完調手前だった。

3走前のダイヤモンドSでも馬体は絞れず、ややハイペースの2番手追走も厳しく、指数59と大敗。

2走前の福島民報杯では状態良好で指数78とベスト大幅更新。ハイペースのスタミナ比べをロンスパで早め先頭に立って押し切る強い内容だった。斤量は55kgと外伸び馬場の恩恵を受けており、能力以上の指数か。

前走の七夕賞では引き続き状態良好。斤量56.5kgを背負い、有利差なしの馬場で指数73。やや早仕掛けではあったが、この程度がほぼ現状の能力か。

さて今回だが、特に変わり身なし。前走並みの指数73程度を想定し消しとする。

 

レッドガラン77

近4走指数ベストは4走前の中山金杯で77。

近4走指数は77→72→71→75。

4走前の中山金杯では叩いて状態抜群。レースは絶好位から完璧に競馬し指数77とベストを大幅更新した。ドスローからのロンスパ戦を前目でじっとしており展開的にはやや恵まれたか。再現性は薄い。

3走前の京都記念は指数72と平凡で、フラットな展開ではこの辺りが現状の能力か。

2走前の大阪城Sは斤量57.5kgを背負ったこともあるが、指数71と平凡。

前走の新潟大賞典では指数75と好走。道中は終始馬場の良い外を通っており、馬場には恵まれていた。

この馬の特徴として冬場に好走する傾向がある。12〜3月の冬場成績は(4,1,4,4)、他の月は(3,0,1,7)。冬以外の2勝も4月〜5月で、そもそも7,8月は出走すらない。前走の新潟大賞典は暖かい気温の中で好走したが、馬場の恩恵もあるし基本的には冬場に状態を上げる馬ということで良い。

さて今回だが、特に変わり身なし。前走並みの指数75程度を想定し消しとする。

 

マカヒキ77

近4走指数ベストは4走前の京都大賞典で77。

近4走指数は77→67→62→63。

生涯ベストは2016年日本ダービーで指数80。結果的にここがピークだが、息長く活躍を続けている。

4走前の京都大賞典では指数77と近走ではベストパフォーマンス。指数ベストのダービーから時は経ったがまだG2級の能力を維持していることを示した。ここが現時点の能力か。

3走前のJCでは指数67と力負け。

2走前の京都記念は指数62と力負け。

前走の大阪杯では指数63と低値。後方から不参加だが、伸びも平凡であり力負け。

4走前を見る限りまだ重賞での好走できる能力は持っていたが、近3走の力負けを見る限り、京都大賞典が最後の輝きだったか。

さて今回だが、特に変わり身なし。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

ユーバーレーベン77

近4走指数ベストは3走前のJCで77。

近4走指数は61→77→72→海外。

4走前の秋華賞では指数61と落とした。屈腱炎明けで完調手前であり度外視で良い。

3走前のJCでは叩き2戦目で良化し、斤量53kgの恩恵も受け指数77とベスト更新。

2走前の京都記念ではやや折り合いは欠いたが基本的には能力を発揮できており、指数72と物足りない結果となった。状態は良さそうだったが、叩き必須な可能性もある。

前走のドバイシーマCは着差わずかの5着と好走。海外なので指数はないが相手関係から指数77〜78程度のベスト並みと推定。

さて今回だが、特に変わり身なし。近走並みの指数77程度を想定し対抗評価とする。

 

グローリーヴェイズ76

近4走指数ベストは3走前のオールカマーで76。

近4走指数は海外→76→海外→海外。

生涯ベストは11走前の天皇賞・春。斤量58kgを背負いながら84と破格の指数。フィエールマンとの叩き合いには敗れたが超G1級の指数だ。このレースの好走からも綺麗な良馬場での瞬発力勝負を好む馬ということがわかる。

9走前の海外G1香港ヴァースではラッキーライラック、ディアドラらG1級の馬に勝っていおり、2着には0.6秒差の完勝。海外なので指数は算出していないが、推定でベストの84ほどは出ているだろう。

4走前のQE2世Cは2着と好走。海外競馬なので指数はないが、相手関係から指数80程度と推定する。

3走前のオールカマーは完調手前で指数76と平凡。度外視で良い。

2走前の香港ヴァーズでG1勝利。相手関係から指数80以上と推測。2019年の同レースほどではないだろうが十分好走。

前走のドバイシーマCでは見せ場なしの完敗。敗因は分からないが、香港→ドバイのローテがキツかったのもあるだろうか。

さて今回だが、状態は特に変わり身なし。ムラはあるが期待値は十分と判断し、好走時並みの指数80程度を想定し本命とする。

 

ケイデンスコール74

近4走指数ベストは4走前のマイルCSで74。

近4走指数は74→71→60→0。

生涯ベストは8走前の中山記念と7走前のマイラーズCで77。いずれも高速馬場で斤量は56kg。状態も5歳春のこの時期がピークだった。

4走前のマイルCSは叩き2戦目で指数74とそこそこ好走した。

3走前の阪神Cは指数71と平凡。

2走前の東京新聞杯は指数60と大敗したが、先行馬総崩れの展開もあったし、斤量59kgも厳しく度外視で良い。

前走のマイラーズCでは大敗。

ここまで2021年前半のピークは指数77付近連発だったが、休みを挟んで2021年秋以降は最大指数74以下と低値続き。ピークは過ぎた。

さて今回だが、特に変わり身なし。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

アラタ73

近4走指数ベストは4走前の福島記念と3走前の金鯱賞で73。

近4走指数は73→73→69→68。

生涯ベストは5走前のケフェウスSで指数74。ただし斤量は54kgと恵まれていた。

4走前の福島記念では斤量2kg増の56kgを背負い指数73と好走。斤量を考えたら実質ベストと言ってよくまだ上昇途上。

3走前の金鯱賞は指数73。前で決まったレースで、後方からレースに参加できていない。斤量は56kg。

2走前の巴賞は指数69。スローペースで逃げたにしては物足りない結果だった。斤量は57kg。

前走の函館記念では指数68と落とした。極めて上がりのかかるレースであり、度外視も可能だが、近2走含めた考えるとピークを過ぎた可能性の方が高いか。

さて今回だが、特に変わり身なし。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

フィオリキアリ71

近4走指数ベストは前走のクイーンSで71。

近4走指数は64→67→70→71。

2走前の五稜郭Sで指数70とベスト更新。3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。

前走のクイーンSでは指数71とわずかにベスト更新。

さて今回だが、特に変わり身なし。前走並みの指数71程度を想定し消しとする。

 

サトノクロニクル71

近4走指数ベストは2走前の巴賞で71。

近4走指数は70→61→71→50。

生涯ベストは2018年の阪神大賞典で指数は77。ここでの好走からスタミナ適性があるのは明らかだ。

そして、17走前の小倉記念で73を出してから、1年6ヶ月の長期休養に入った。

そして、休養明け後はいずれも71以下の指数しか出ておらず、明らかにピークを過ぎている。

さて今回だが、特に変わり身なし。近走並みの指数70程度を想定し消しとする。

 

アイスバブル68

近4走指数ベストは4走前の小倉大賞典で68。

近4走指数は68→67→66→51。

生涯ベストは2020年の目黒記念で75。

4走前の小倉大賞典は指数68と直近では高値。

3走前のメトロポリタンSでは指数67、2走前の巴賞では指数66と低値も斤量59kgを背負っており度外視でいい。
前走の函館記念では指数51と力負け。

さて今回だが、特に変わり身なし。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

まとめ

◎グローリーヴェイズ 想定指数80

○ユーバーレーベン 想定指数77

▲ハヤヤッコ  想定指数77

△パンサラッサ 想定指数76

△ウインマリリン 想定指数76

 

能力上位のグローリーヴェイズを本命とした。前走はあっさり負けたりとムラはあるのだが、2走前の香港ヴァーズを見てもまだG1級の力は持っている。追い切りを見てもまだ衰えたようには見えないし、今回の条件では能力最上位と判断し本命とする。

続いて前走後方から差し遅れた割には着差わずかに好走したユーバーレーベンも能力上位で対抗評価。スタミナ比べで好走経験のあるハヤヤッコを3番手評価とした。

人気ではパンサラッサは展開的に厳しくなるだろうし評価を下げた。ジャックドールも楽に逃げられないなら好走できる根拠はないし、過剰人気と判断して消す。ソダシもスタミナが要される展開ではいらないだろう。

あとは、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。