【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022関屋記念G3 全馬指数

今週は関屋記念を予想する。

新潟1600mで行われる別定G3だ。

 

全馬指数・前提条件

  • 出走馬14頭の指数を算出した。近4走指数1位はダノンザキッドで81。
  • 優勝想定ラインは78と設定する。G3としては高いレベル。
  • Aコース6日目/12日。連続開催6日目/12日。
  • 近4走逃げ経験あり2/14頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)3/14頭。
  • 新潟競馬場は先週は前後も内外もほぼフラットな馬場。また極めて時計の出る軽い馬場だった。今週は雨も降りそうで、傾向も大きく変わる可能性もあるので、土曜日の馬場を見てから判断したい。現時点では馬場はフラットとして、能力通り評価したいところ。
  • また逃げ先行馬は少なく、馬場が軽いままであれば高速馬場の瞬発力勝負。雨がそこそこ降れば上がりもかかってきて、持続力勝負が想定される。現時点では決め打たない。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 ダノンザキッド    81

2位 イルーシヴパンサー  79

3位 ザダル        76

3位 ワールドバローズ   76

3位 スカイグルーヴ    76

3位 エアファンディタ   76

7位 ピースワンパラディ  74

7位 ウインカーネリアン  74

9位 ディヴィーナ     71

9位 リアアメリア     71

11位 エンデュミオン     70

11位 ゴールデンシロップ   70

11位 レッドライデン     70

14位 シュリ        69

 

 

ダノンザキッド81

近4走指数ベストは3走前のマイルCSで81。

近4走指数は72→81→66→76。

4走前の富士Sでは指数72とベスト更新。ただし斤量は54kgと恵まれていた。

3走前のマイルCSは叩き2戦目で指数81とベストを大幅更新。ここで完全に本格化した。斤量は56kg。

2走前の中山記念では完調手前、出遅れ、道中捲り気味で消耗などもあり指数66と落とした。度外視でいい。

前走の安田記念では指数76。斤量58kgを考慮してもまずまず好走と言えるか。

さて今回だが、状態良好で前走以上。斤量も前走から1kg減の57kgとなるし、指数78程度を想定し本命とする。

 

イルーシヴパンサー79

近4走指数ベストは2走前の東京新聞杯で79。

近4走指数は65→70→79→77。

4走前の鷹巣山特別は4ヶ月の休み明けで成長分があり、指数65とベスト更新した。

3走前のノベンバーSでも指数70とベスト更新。OP入りを決めた。

2走前の東京新聞杯では指数79とベスト大幅更新で重賞勝利。斤量は56kg。

前走の安田記念では指数77。斤量58kgを背負い後方から差し遅れており、能力は出しきれずもそこそこ高指数。

さて今回だが、状態は完調手前。能力はあるし斤量も56kgと恵まれているので、状態は平凡でもそこそこはやれるだろうが、今回の出来では指数77程度までを想定し3番手評価とする。

 

ザダル76

近4走指数ベストは3走前の京都金杯で76。

近4走指数は71→76→68→73。

8走前の関越Sで指数78、7走前の毎日王冠で指数77、6走前のエプソムCでは指数78のベストタイと好走している。

4走前の富士Sでは指数71と力負け。間隔が詰まったのが良くなかったか。

3走前の京都記念では状態良好で斤量57.5kgを背負いながらも指数76と好走した。内枠をロスなく捌いた好騎乗もあるが、斤量を考慮したら能力的には実質的にはほぼほぼベストに近い。

2走前のダービー卿CTでは指数68と力負け。斤量は58kg。

前走のエプソムCでは斤量58kgで指数73と平凡。

ここまでを振り返ると、指数76以上で好走したのは4度ありいずれも左回り。また好走時は少なくとも2ヶ月以上は間隔が空いており、最長8ヶ月の休み明けでの好走もある。使い詰めではなく間隔を開けながら使った方が良いタイプ。

さて今回だが、状態は平凡。特に変わり身はなく、斤量も前走から据え置き。前走並みの指数73程度を想定し消しとする。

 

ワールドバローズ76

近4走指数ベストは前走の京王杯SCで76。

近4走指数は68→70→67→76。

3走前までは安定して上昇傾向であり、3走前の長篠Sでは指数70で勝利しOP入りを決めた。

2走前の東京新聞杯では内を上手く捌いて能力は出し切れたとは思うが、指数67と力負け。

前走の京王杯SCでは、指数76とベスト大幅更新。ここで本格化したと言って良い。

さて今回だが、状態は平凡。前走並みの指数76程度を想定し抑え評価とする。前走がフロックな可能性もあり、そこまで重要視はしない。

 

スカイグルーヴ76

近4走指数ベストは2走前の京都牝馬Sと前走の京王杯SCで76。

近4走指数は66→72→76→76。

4走前のしらかばSは差し遅れて指数66と落とした。

3走前の白秋Sでは指数72とベスト更新。最内の経済コースをロスなく立ち回った完璧な競馬だった。

2走前の京都牝馬Sでは成長分もあり指数76とベスト大幅更新となった。

前走の京王杯SCでは引き続き指数76と好走。

さて今回だが、状態は良好で前走以上。斤量も前走から据え置きの54kgと恵まれているし、指数77程度を想定し対抗評価とする。近走は1400mの高速レースで好走しているので、仮に雨が降って時計がかかるレースとなれば1600mは長いかもしれない。馬場は軽い方が良く、渋った場合は試金石であり、その時はやや評価を下げるか。

 

エアファンディタ76

近4走指数ベストは前走の洛陽Sで76。

近4走指数は69→76→60→69。

4走前のキャピタルSでは出遅れて後方から差し遅れて指数69の低値。

3走前の洛陽Sでは指数76とベスト更新。前が止まらないレースを1頭だけ次元の違う脚で強引に追い込んだ強い競馬だった。OP特別だがG3クラスの指数が出ている。斤量は55kg。

2走前のマイラーズCでは指数60と大敗。瞬発力勝負を得意とする馬であり、上がりが少し掛かったレースは合わなかったか。

前走の米子Sでは物理的に届かない位置で運び、レースに不参加。指数は69と低値だが度外視でいい。上がりで強引に掲示板に入り能力の高さは示した。

指数ベスト1,2の洛陽S、元町S(指数73)はいずれも高速馬場の瞬発力勝負が得意条件。

さて今回だが、状態は平凡。斤量はベスト時から1kg増の56kg。高速馬場の瞬発力勝負になれば最大で指数75程度を想定し抑え評価とする。馬場が渋れば好走は難しく、その時は評価を落とすか。

 

ピースワンパラディ74

近4走指数ベストは3走前のポートアイランドSと2走前のキャピタルSと前走の京都金杯で74。

近4走指数は70→74→74→74。

3走前のポートアイランドSでは指数74とベスト更新。

2走前のキャピタルS、前走の京都金杯でも指数74と維持。

さて今回だが、状態は変わり身なし。近走並みの指数74程度を想定し消しとする。

 

ウインカーネリアン74

近4走指数ベストは2走前の谷川岳Sで74。

近4走指数は取消→68→74→73。

2走前の谷川岳Sでは指数74とベスト更新。ただし48.6-45.0の後傾ラップを2番手追走で恵まれてはいた。斤量は56kg。

前走の米子Sでは46.3-46.6のフラットなレースを先行してそのまま押し切り指数73と好走した。斤量57kgと内容を考えたら谷川岳Sより評価できる。

さて今回だが、状態は変わり身なし。近走並みの指数74程度を想定し消しとする。

 

ディヴィーナ71

近4走指数ベストは前走のヴィクトリアマイルで71。

近4走指数は68→65→70→71。

前走のヴィクトリアマイルで指数71とベスト更新と近走は上昇傾向。道中は折り合いを欠いており、スムーズに運べればもう少し能力は上か。

さて今回だが、状態は変わり身なし。近走並みの指数71程度を想定し消しとする。

 

リアアメリア71

近4走指数ベストは3走前の新潟記念と前走のマーメイドSで71

近4走指数は70→71→63→71。

生涯ベストは7走前のエリザベス女王杯で指数74。綺麗な良馬場の瞬発力勝負であり得意条件だった。

4走前のヴィクトリアマイルでは指数70と平凡。

3走前の新潟記念でも指数は71と平凡。荒れ馬場であり合わなかった。

2走前の府中牝馬Sでは指数63と力負け。

前走のマーメイドSは上がりがかかるレースが合わないのもあったが、先行して展開に恵まれたこともあり指数71。

このように舞台が合わないこともあったが、近走は最大でも指数71と低値続き。

さて今回だが、状態は変わり身なし。近走並みの指数71程度を想定し消しとする。

 

エンデュミオン70

近4走指数ベストは前走の桑名Sで70。

近4走指数は68→67→68→70。

近走は指数67〜70程度と極めて安定傾向。

前走の桑名Sでは指数70とベスト更新。3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。

さて今回だが、状態は変わり身なし。前走並みの指数70程度を想定し消しとする。

 

ゴールデンシロップ70

近4走指数ベストは前走の秋色Sで70。

近4走指数は59→61→66→70。

前走の秋色Sで指数70とベスト更新。3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。

近走は順調に上昇傾向だが、今回は状態面で変わり身なし。前走並みの指数70程度を想定し消しとする。

 

レッドライデン70

近4走指数ベストは3走前の初富士Sで70。

近4走指数は66→70→1→24。

3走前の初富士Sを指数70で勝利しOP入りを決めた。

2走前の福島民報杯は外差し優勢レースを先行しており、大敗だが度外視可能。

前走の函館記念は指数24と低値も、ハイペースで潰れたこともあり度外視でいい。

ここまで近2走を除けば、成長中だった初富士Sから半年以上が空く。近2走は度外視でいいので、初富士S以降の成長はブラックボックス

ただ、状態を見る限り大きな上積みはなさそうで3走前並みの指数74程度を想定し消しとする。

 

シュリ69

近4走指数ベストは3走前の京都金杯で69。

近4走指数は62→69→60→65。

生涯ベストは5走前の谷川岳Sで指数74。ただし47.8-46.1の前傾ラップを逃げており、展開的にはやや恵まれた。

4走前のエプソムCは指数62と落とした。出遅れて後方から捲り気味に前に取り付いたがこともあり直線では余力なし。度外視で良い。

3走前の京都金杯は完調手前で指数69と落とした。

2走前のマイラーズCでは指数60と低値。

前走のメイSでも指数65と低値。このレースは道中捲り失敗で消耗しており度外視でいい。

さて今回だが、状態は近走と変わり身なし。近走は能力を発揮できていないので度外視でいいとして、最大で指数73程度を想定し消しとする。

 

まとめ

◎ダノンザキッド 想定指数78

○スカイグルーヴ 想定指数77

▲イルーシヴパンサー 想定指数77

△ワールドバローズ 想定指数76

△エアファンディタ 想定指数75

 

瞬発力勝負か、持続力勝負か、時計がかかるか軽いかで狙う馬は大きく変わってくるので、土曜日の馬場を見てから判断することになるが、現時点では能力面と状態面から評価した。

能力上位で状態良好なダノンザキッドを本命。同じく状態良好なスカイグルーヴを対抗とした。イルーシヴパンサーは能力は上位だが、状態面で評価を落とし3番手評価とした。ただ高速瞬発力勝負になれば今の状態でも十分やれる。あとは1枚落ちるが、ワールドバローズ、エアファンディタを抑えた。

最終的には、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。