今週は函館スプリントステークスを予想する。
函館1200mで行われる別定G3だ。
全馬指数・前提条件
- 出走馬16頭の指数を算出した。近4走指数1位はキルロードで77。
- 優勝想定ラインは77と設定する。G3としては平均からやや高いレベル。
- Aコース2日目/8日。連続開催2日目/12日。
- 近4走逃げ経験あり2/12頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)6/16頭。
- 今週から函館開催が始まる。当日の馬場を見るまで分からないが、開幕週のため先行有利想定。逃げ先行馬の頭数も普通であり平均ペースで、前残り想定。
JRA芝近4走最大指数
1位 キルロード 77
2位 ビアンフェ 76
2位 ヴェントヴォーチェ 76
2位 ライトオンキュー 76
2位 レイハリア 76
6位 シゲルピンクルビー 74
6位 ファーストフォリオ 74
8位 タイセイアベニール 73
8位 ナムラクレア 73
8位 ボンセルヴィーソ 73
11位 ジュビリーヘッド 71
11位 ダイメイフジ 71
13位 ローレルアイリス 70
13位 キャプテンドレイク 70
15位 プルパレイ 69
指数なし ペプチドパンプー 近走ダートのため
キルロード77
近4走指数ベストは前走の高松宮記念で77。
近4走指数は74→68→73→77。
4走前の福島TVOPでは斤量57kgに対応して指数74とベストを更新した。
3走前の信越Sでは指数68と落とした。ただし先行馬が総崩れの展開を先行しており度外視で良い。
2走前のオーシャンSでは指数73とこの馬なりに好走した。斤量は56kg。
前走の高松宮記念では指数77とベスト更新。ここへ来て本格化したか。もしくは中京1200mという力で決まりにくいコースでたまたま高値でフロックの可能性もあり今回が試金石。
さて今回だが、状態はまずまず。能力としては前走の高指数を評価する。開幕週の先行有利馬場も良いし、人気もそこまでしなさそうである。指数77程度を想定し本命とする。前走がフロックかもしれないが、想定人気を見る限り、それはオッズに織り込み済みのように見える。
ビアンフェ76
近4走指数ベストは4走前の函館SSと前走のオーシャンSで76。
近4走指数は76→75→70→76。
4走前の函館SSでは成長分もあり指数76と自己ベスト更新。先行有利の展開利もあった。斤量は56kg。
3走前のスプリンターズSでは指数75と好走。斤量57kgを考えたら実質ベストと言っていい。このレースも先行有利で恩恵は受けている。
2走前のシルクロードSは指数70と落とした。ただし休み明けの完調手前であり斤量も57.5kg。さらに差し決着のレースを先行したこともあり度外視で良い。むしろ良く指数70までの下落で抑えた方か。
前走のオーシャンSでは叩いた上積みも斤量56kgもあり指数76とベストタイで好走した。わずかに展開利もあった。
さて今回だが、特に変わり身はない。開幕週の先行有利馬場想定もあり、指数76程度を想定し3番手評価とする。
ヴェントヴォーチェ76
近4走指数ベストは前走の春雷Sで76。
近4走指数は70→69→72→76。
4走前のTVh賞で指数70とベスト更新。3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。
3走前のオパールSではほぼ据え置き。
2走前の北九州短距離Sでは指数72とベスト更新。
そして、前走の春雷Sで本格化したか、指数76とベスト大幅更新。勝ち時計も1分6秒8と極めて優秀。
さて今回だが、状態は前走並みで特に変わり身なし。引き続き指数76程度を想定し対抗評価とする。
ライトオンキュー76
近4走指数ベストは4走前のシルクロードSで76。
近4走指数は76→63→71→71。
生涯ベストは9走前の京阪杯で77。
4走前のシルクロードSでは指数76と好走。
3走前の高松宮記念は指数63と力負け。
2走前の阪急杯でも指数71と力負け。休み明けで58kgを背負ったのもあるが、近2走を見る限りピーク時から下降線に入ってもいるか。
前走の高松宮記念でも指数71と平凡。
さて今回だが、状態は平凡で特に変わり身なし。ベスト時よりは落ちているだろうし指数70程度を想定し消しとする。
レイハリア76
近4走指数ベストは3走前のキーンランドCで76。
近4走指数は69→76→62→67。
3走前のキーンランドCでは斤量51kgの恩恵も受け、成長分もありベストを更新した。
2走前の阪急杯では指数62と大敗した。休み明けで9割程度の仕上がりでもあったし、斤量2kg増の53kgにも対応できなかった。
前走の高松宮記念では状態は良好だったが、斤量55kgに対応できず、指数67と低値。
さて今回だが、状態は変わり身なし。現状の能力では斤量54kgに対応して重賞で好走は難しいか。指数70程度を想定し消しとする。
シゲルピンクルビー74
近4走指数ベストは4走前の北九州記念と前走の鞍馬Sで74。
近4走指数は74→69→73→74。
4走前の北九州記念は斤量52kgで指数74とベスト更新。
3走前のセントウルSでは指数69と落とした。終止外外を回しており道中のロスが大きかった。
2走前の京阪杯では状態良化もあり斤量53kgに対応し指数73と好走した。
前走の鞍馬Sでは斤量55kgに対応し指数74とベストタイ指数で好走。
さて今回だが、前走に引き続き状態は良好。今回、前走から1kg減の斤量54kgもあり、位置を取れるのも良いし、指数75程度を想定し抑え評価とする。
ファーストフォリオ74
近4走指数ベストは3走前のスワンSで74。
近4走指数は70→74→66→68。
4走前の日高Sを勝利しOP入りを決めた。
3走前のスワンSでは指数74とベスト更新。
ただしその後は2走前の淀短距離Sで指数66、前走の鞍馬Sで指数68と平凡。
さて今回だが、特に上積みはなく、近走並みの指数70程度を想定し消しとする。
タイセイアベニール73
近4走指数ベストは2走前のシルクロードSで73。
近4走指数は72→70→73→69。
生涯ベストは16走前のセントウルSで指数76と好走。
4走前のラピスラズリSは指数72と好走。
3走前の淀短距離Sは最後方から差し遅れはしたが指数71と好走。
2走前のシルクロードSでは指数73と直近では高値。ベスト時には及ばず、現状の能力はこの程度か。
前走の春雷Sでは指数69と低値。
さて今回だが、特に変わり身はなく、近走並みの指数72程度を想定し消しとする。
ナムラクレア73
近4走指数ベストは前走の桜花賞で73。
近4走指数は67→66→71→73。
4走前のファンタジーSで指数67と好走。
3走前の阪神ジュベナイルFでは指数66とやや落としたが、2走前のFレビューでは指数71とベスト更新。
前走の桜花賞でも指数73とベスト更新で3着と好走した。
さて今回だが、能力は古馬重賞では足りないが、斤量50kgと反則級の軽斤量を貰えるので、その分の上昇は可能。一方で、前走から400mの距離短縮に対応できるかが鍵ではある。状態は特に変わり身はない。指数75程度を想定して抑え評価とする。斤量50kgでまだ伸ばせる可能性はあるが、人気していて妙味はないし、不安要素もあり抑え評価までとする。
ボンセルヴィーソ73
近4走指数ベストは2走前の東風Sで73。
近4走指数は59→72→73→65。
生涯ベストは2020年の京成杯AHで指数76。先行有利の展開にも恵まれていた。
4走前の富士Sは指数59と大敗も、差し馬で決着したレースを先行しての結果であり度外視で良い。
3走前のニューイヤーSでは指数72、前走の東風Sでは指数73といずれも斤量57kgで指数は安定傾向。ただとちらも先行馬決着でやや展開利はあった。
前走のダービー卿CTは指数65と落としたが、伸びない内を通ったこと、差し優勢レースを先行し逆展開になったこともあり度外視でいい。
さて今回だが、状態面では特に変わり身はない。2走前並みの指数73程度を想定し消しとする。
ジュビリーヘッド71
近4走指数ベストは前走の船橋Sで71。
近4走指数は70→69→67→71。
前走の船橋Sで指数71とベスト更新。3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。
近走は指数67〜71と安定傾向で上昇余地は小さいか。
さて今回だが、特に変わり身はなく、前走並みの指数71程度を想定し消しとする。
ダイメイフジ71
近4走指数ベストは3走前のオーシャンSで71。
近4走指数は65→71→66→70。
生涯ベストは2019年のオーシャンSと2021年の高松宮記念で指数74。
4走前の北九州短距離Sでは指数65と低値も直線ではほとんど追ってない。
3走前のオーシャンSでは指数71と直近では高値。
2走前の高松宮記念では後方からレースに不参加で指数66と低値。
前走の韋駄天Sでは指数70と平凡。現状ではこの程度の能力か。
さて今回だが、特に変わり身はなく、近走並みの指数70程度を想定し消しとする。
ローレルアイリス70
近4走指数ベストは3走前のファイナルSで70。
近4走指数は65→70→63→65。
4走前の会津特別では斤量55kgを背負い指数65と好走。
3走前のファイナルSでは指数70とベスト更新も斤量52kgの恩恵が大きいか。
2走前の北九州短距離Sでは斤量54kgを背負い指数63と落とした。
前走の阪神牝馬Sでは斤量54kgに引き続き対応できず指数65と低値。
さて今回だが、状態面では特に変わり身なし。斤量も引き続き54kgを背負うし、前走並みの指数65程度を想定して消しとする。
キャプテンドレイク70
近4走指数ベストは2走前の淀屋橋Sで70。
近4走指数は61→64→70→68。
4走前〜2走前まで条件戦3連勝でOP入りを決めた。2走前の淀屋橋Sは指数70とベスト更新。
前走の鞍馬Sでは指数68と伸び悩んだ。
さて今回だが、特に変わり身はなく、近走並みの指数70程度を想定し消しとする。
プルパレイ69
近4走指数ベストは2走前のファルコンSで69。
近4走指数は61→63→69→59。
2走前のファルコンSで指数69とベスト更新。斤量は56kg。
前走のNHKマイルでは指数59と伸び悩んだ。
さて今回だが、状態は良さそう。斤量もベスト時から52kgであり、斤量分の上昇は可能。指数74程度に伸ばすと想定し抑え評価とする。こちらもナムラクレアと同様400mの距離短縮に対応できるかが鍵。
ペプチドパンプー 指数なし
近走ダートのため指数なし。
過去に芝レースでは3勝クラスを突破している。
さて今回だが、現時点ではピークは過ぎているし、重賞での好走は難しいか。状態も特に変わり身はなく、指数70以下を想定し消しとする。
まとめ
◎キルロード 想定指数77
○ヴェントヴォーチェ 想定指数76
▲ビアンフェ 想定指数76
△シゲルピンクルビー 想定指数75
△ナムラクレア 想定指数75
△プルパレイ 想定指数74
先行有利想定。能力上位かつ前に位置取れる馬を重視した。キルロードは前走ベスト更新。フロックな可能性はあるが、想定オッズを見る限り、それも反映されているよう。期待値は十分にある。続いて近走上昇傾向のヴェントヴォーチェを対抗。あとは、能力上位のビアンフェ、シゲルピンクルビーを抑えた。
3歳馬2頭は斤量の恩恵が大きく抑えた。人気しそうで妙味はないし、距離短縮に対応する必要もあり、あまり買いたくはない。
あとは、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想（印と買い目1500円分）は、Twitter＠K16005で公開する。
