【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022京王杯スプリングカップG2 全馬指数

今週は京王杯スプリングカップを予想する。

東京1400mで行われる別定G2だ。

 

全馬指数・前提条件

  • 出走馬12頭の指数を算出した。近4走指数1位はメイケイエールとタイムトゥヘヴンで77。
  • 優勝想定ラインは77と設定する。G2としては平均からやや低レベル。
  • Bコース1日目/4日。開催7日目/20日
  • 近4走逃げ経験あり3/12頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)2/12頭。
  • Bコース開幕週。先週まではAコースだったが、内ラチから数頭空けたところがよく伸びていたので、Bコース替わりで内は良さそう。実際には馬場を見て確認する。
  • 少頭数かつ先行馬も少なく、ペースは落ち着くと想定。
  • 当日の午前中まで雨が降るので、その影響は当日の馬場を見て確認する。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 メイケイエール     77

1位 タイムトゥヘヴン    77

3位 スカイグルーヴ     76

4位 シャインガーネット   75

5位 ミッキーブリランテ   74

5位 リレーションシップ   74

7位 ビオグラフィー     73

8位 ギルデッドミラー    72

8位 リフレイム       72

10位 ラウダシオン       70

10位 ワールドバローズ     70

10位 クリスティ        70

 

 

メイケイエール77

近4走指数ベストは前走の高松宮記念で77。

近4走指数は73→76→76→77。

4走前のキーンランドCでは折り合いはつかなかったが、斤量52kgの恩恵もあり指数73とベスト更新。

3走前のスプリンターズSでも出遅れてかつ折り合いを欠いて、後方から捲り気味に前に進出しており、かなりロスもあったが、それでも指数76とベスト更新した。折り合いを欠いてこのパフォーマンスなら相当強い。ただし斤量は53kgと恵まれている。

2走前のシルクロードSは斤量55kgに対応して指数76と好走。斤量を考えたら実質ベストと言って良い。スタートを決めて折り合いもそれほど悪くなかった。

前走の高松宮記念では状態良化分もあり指数77とベスト更新。やや引っかかってはいたものの、折り合いはそこまで悪くはなかった。また、終始外を回して脚を余しており指数以上に強い内容とも言えるか。

前走は重馬場で折り合いやすいこともあるが、近2走を見る限り、だいぶ折り合いは改善されてきている印象。今回は斤量54kgとなるし、能力も最上位なので、あとは1400mへの距離延長でしっかり折り合うかどうかが鍵。

さて今回だが、状態は前走並み。距離延長だが、馬場は渋りそうで折り合いは付きやすいだろうし、今回のメンバーならスムーズに逃げさせても良い。前走並みの指数77程度を想定し本命とする。

 

タイムトゥヘヴン77

近4走指数ベストは前走のダービー卿CTで77。

近4走指数は67→68→67→77。

4走前のキャピタルSは指数67と低値。

3走前のニューイヤーSはやや先行決着のレースを後方から差し遅れて指数68と低値。

2走前の東風Sは中団から運び指数67と力負け。

この3走はほぼほぼ力負けであり能力的にはこの時点での能力は67〜68程度だった。

そんな中、前走のダービー卿では指数77とベスト大幅更新。ただし差し優勢レースで展開の影響が大きいレースであり、後方から運んで展開利を得ている。それを考慮しても高指数であり、上昇分もあるのだろうが、現状フラットな展開ならどの程度の能力を持っているかは試金石。

また、この馬の特徴としてほぼ100%出遅れて後方からとなるので展開の助けがいるので、前走のように向けば好走は可能。

さて今回だが、前走に引き続き状態は良好。前走は展開利あっての好走なので、今回はフラットな展開では指数74程度を想定し抑え評価とする。

 

スカイグルーヴ76

近4走指数ベストは前走の京都牝馬Sで76。

近4走指数は68→66→72→76。

4走前の晩春Sは高速馬場の東京1400mで指数68とベスト更新。

3走前のしらかばSは差し遅れて指数66と落とした。

2走前の白秋Sでは指数72とベスト更新。最内の経済コースをロスなく立ち回った完璧な競馬だった。

前走の京都牝馬Sでは成長分もあり指数76とベスト大幅更新となった。

さて今回だが、状態は特に変わらず。前走並みの指数76程度を想定し対抗評価とする。

 

シャインガーネット74

近4走指数ベストは2走前のシルクロードSで75。

近5走指数は75→74→71→75→74。

2020年のファルコンSで指数74と当時の自己ベストを更新している。

5走前の京王杯SCでは指数75とベスト更新。折り合いを欠いたし直線もほぼ最後方の届かない位置から上がり最速で末脚を発揮し指数以上に強い内容だった。

4走前のセントウルSでも指数74と好走。

3走前のオーロCでは指数71と落とした。出遅れてほぼ最後方からとなったのもあるが、基本的には力負けか。

2走前のシルクロードSでは指数75と好走した。

前走の高松宮記念でも指数74と好走。

ここまでを振り返ると、3歳春のファルコンSで指数74と好走してから、近走でも指数74程度と極めて安定している。

さて今回だが、状態面では変わり身なしで前走並みの指数74程度を想定し抑え評価とする。

 

ミッキーブリランテ74

近4走指数ベストは3走前の阪急杯で74。

近4走指数はダート→74→72→70。

生涯ベストは11走前の阪急杯で指数77。9走前の京王杯SCでも指数76と好走しており、共通するのは1400mの高速馬場ということ。またこの時期は状態も非常に良かった。斤量はいずれも56kg。

4走前はダートを使ったが大敗。

3走前の阪急杯では完調手前ながら指数74とそこそこ好走。高速馬場の1400mで条件はあっていた。斤量は56kg。

2走前の東風Sでは指数72。休み明け2戦目で状態上向きも、斤量58kgが厳しかった。斤量を考慮したら好走と言っても良いか。

前走のダービー卿CTでは指数70と平凡。

さて今回だが、特に変わり身はなく、最大で指数74程度を想定し抑え評価までとする。

 

リレーションシップ74

近4走指数ベストは3走前のスワンSと前走の阪急杯で74。

近4走指数は70→74→67→74。

4走前の戎橋Sでは指数70とベスト更新。

3走前のスワンSは最内の経済コースをロスなく立ち回る好騎乗で指数74とベスト更新。

2走前のニューイヤーSは指数67と低値。

前走の阪急杯は指数74とベストタイ。差し遅れており能力的にはまだ上か。

指数74を出した2レースは1400mであり、距離適性は1400mか。

また、好騎乗のスワンSと差し遅れた阪急杯では同じ指数74でも後者の価値が高く、この2走だけ比べるとまだ成長していると言える。

さて今回だが、状態は前走に引き続き良好。差し遅れなければ指数75程度を想定し3番手評価とする。懸念点は指数1位の2戦はいずれも阪神だし、関東輸送の2戦はいずれも大敗している点。

 

ビオグラフィー73

近4走指数ベストは2走前の北九州短距離Sで73。

近4走指数は52→68→73→65。

生涯ベストは6走前の京王杯SCで74。大逃げで先行有利の展開も味方につけた。

4走前の信越Sは差し決着を外を回して先行気味に運んだこともあり指数62と落とした。度外視でいい。

3走前の淀短距離Sは指数68と低値。休み明けで過去最高馬体重でありおそらくは完調手前だったか。

2走前の北九州短距離Sは馬体を絞り、先行馬決着のレースというのも味方し、指数73と好走した。

前走のオーシャンSは指数65。シンプルな力負けであり下降線に入った可能性もある。

さて今回だが、特に変わり身はなく、指数70程度を想定し消しとする。

 

ギルデッドミラー72

近4走指数ベストは4走前のTVh賞と3走前のターコイズSで72。

近4走指数は72→72→69→71。

生涯ベストは10走前の中京記念と7走前の京都牝馬Sで指数73。中京記念は斤量51kgと恵まれたので実施的なベストは斤量54kgを背負った京都牝馬Sか。

4走前のスワンSでは指数72と好走。後方から多少脚を余している。

3走前のターコイズSでは指数72と好走した。

2走前の京都牝馬Sでは指数69と平凡。

前走のダービー卿CTでも指数71と好走。

このように近4走は指数69〜72と極めて安定傾向だ。

さて今回だが、特に変わり身はなく、指数72程度を想定し消しとする。

 

リフレイム72

近4走指数ベストは2走前の節分Sで72。

近4走指数は66→67→72→61。

4走前の鷹巣山特別では指数66とベスト更新。

3走前の2勝クラスでも指数67とベスト更新。

2走前の節分Sでは指数72とベスト更新で3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。斤量は54kg。

前走のダービー卿CTは指数61と低値だが、差し優勢レースを逃げており度外視で良い。

ここまで左回りを多く使っているが、だいたい4コーナーで外に逸走気味となるため今回のレースでもコーナーワークの懸念は残る。

さて今回だが、特に変わり身はなく、最大で指数72程度を想定し消しとする。

 

ラウダシオン77

近4走指数ベストは4走前の京王杯SCで77。

近4走指数は70→70→海外→海外。

生涯ベストは6走前の京王杯SCで指数77。

4走前の富士Sでは指数70と低値。完調手前であった。

3走前の阪神Cでは指数70と低値。出遅れて無理に前に出していったのが響いたか。

近2走は海外競馬なので指数は出していないが、2走前のターフスプリントではソングラインとの着差から推定する限り指数73ぐらいか。

前走のアルクォーツスプリントはG1で9着と大敗した。

さて今回だが、特に変わり身はなく指数70程度を想定し消しとする。

 

ワールドバローズ70

近4走指数ベストは2走前の長篠Sで70。

近4走指数は65→68→70→67。

2走前までは安定して上昇傾向であり、2走前の長篠Sでは指数70で勝利しOP入りを決めた。

前走の東京新聞杯では内を上手く捌いて能力は出し切れたとは思うが、指数67と力負け。重賞では足りないか。

さて今回だが、特に変わり身はなく指数70程度を想定し消しとする。

 

クリスティ70

近4走指数ベストは前走の阪神牝馬Sで70。

近5走指数はダート→ダート→55→70。

生涯ベストは7走前の六甲Sで単騎逃げで指数73と好走。

4走前と3走前はダートを使いいずれも大敗だった。

2走前の京都牝馬Sでは指数55と低値。出遅れて最後方からレースに参加できてはいないが、伸びも平凡で力負け。

前走の阪神牝馬Sではフラットな展開で指数70。ここが現状の能力か。

さて今回だが、特に変わり身はなく、指数70程度を想定し消しとする。

 

まとめ

◎メイケイエール   想定指数77

○スカイグルーヴ   想定指数76

▲リレーションシップ 想定指数75

△タイムトゥヘヴン  想定指数74

△シャインガーネット 想定指数74

△ミッキーブリランテ 想定指数74

 

能力上位のメイケイエール、スカイグルーヴの2頭から入りたい。リレーションシップも状態は良さそうで狙いたいところだが、阪神巧者感が強く東京競馬場でのパフォーマンスが気になった。タイムトゥヘヴンも前走は強かったが、展開利の恩恵が大きく、フラットならどこまでやれるかの試金石となるか。

あとは、当日の馬場、馬体重、オッズ等を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。