【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022日経賞G2 全馬指数

今週は日経賞を予想する。

中山2500mで行われる別定G2だ。

 

全馬指数・前提条件

  • 出走馬15頭の指数を算出した。近4走指数1位はタイトルホルダーで82。
  • 優勝想定ラインは78と設定する。G2としては平均レベル。
  • Aコース9日目/10日。連続開催9日目/16日。
  • 近4走逃げ経験あり1/15頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)2/15頭。
  • 今週がAコース最終週。先週の馬場を見ると時計は平均的にかかっている。今週は雨予報で先週よりタフな馬場となりそう。内外、前後の有利差はほぼないと言って良いか。開催終盤だがまだ内でも伸びれる。

  • 逃げ先行馬が少なく、2500mという距離を考えてもドスロー濃厚か。展開を考えたら前目に付けれる馬から狙っていきたい。後方待機馬は自ら動かなければ差し遅れるので、早めに進出しロングスパート戦のスタミナ比べになることが想定される。スタミナ比べでの好走実績があると望ましい。

 

1位 タイトルホルダー  82

2位 ヒートオンビート  76

2位 ウインキートス   76

4位 ボッケリーニ    75

4位 クレッシェンドラヴ 75

4位 アサマノイタズラ  75

7位 ラストドラフト   73

7位 ディバインフォース 73

7位 ランフォザローゼス 73

10位 エフェクトオン    72

10位 スマイル       72

10位 トラストケンシン   72

13位 ワイドエンペラー   70

指数なし ハヤヤッコ    近走ダート

指数なし サクラアリュール 近走ダート

 

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タイトルホルダー82

近4走指数ベストは2走前の菊花賞で82。

近4走指数は72→60→82→79。

4走前のダービーは指数72と平凡。

3走前のセントライト記念は指数60と落としたが、直線で前が全く開かなかったため度外視で良い。

2走前の菊花賞では指数82とベスト大幅更新。成長分もあるが、短期の楽逃げで中盤でドスローに落とすことが出来、展開が完璧にはまったこともあり再現性はない。斤量は57kg。

前走の有馬記念では指数79と好走。ハイペースで先行馬には厳しい展開を強メンバーの中で5着に残っており内容も充実。有馬記念は指数通り評価可能。ただし斤量は55kgと恵まれている。

さて今回だが、能力は最上位で今回極めて相手弱化だし、展開的にも先行馬が少ないことはプラス。とは言え、休み明けで完調手前。さらに一頓挫もあったし、圧倒的に人気するようであれば狙う利は少ない。斤量も前走から2kg増の57kgを背負うし、指数75程度に落とすと想定し3番手評価とする。netkeibaの想定オッズが執筆時点(金曜夕方)で1.4倍であり、このオッズならば妙味的に本命を打つことはない。流石に先週のディープボンドほどガチガチではないし、2.5倍程度ついても迷うところ。

 

ヒートオンビート76

近4走最大指数は4走前の目黒記念で76。

近4走指数は76→71→74→73。

4走前の目黒記念では指数76とベストを更新した。斤量は55kgと恵まれてはいた。またスローペースで前が止まらない展開となり、前のウインキートスは差し切れなかったが、他の馬と比べたらやや恵まれていたか。

3走前の京都大賞典は指数71と落としたが休み明けの完調手前であり度外視で良い。

2走前のチャレンジCでは叩き良化分があり指数74と好走した。

前走の中山金杯では指数73とほぼ維持。やや差し遅れてはいたがほぼ能力は発揮できた。

4走前はドスローの特殊レースであり、近2走が能力を示していると言って良い。

さて今回だが、近走に引き続き状態は良好。距離延長である程度の位置は取れるだろうし、2走並みの指数74程度を想定し抑え評価とする。

 

ウインキートス76

近4走指数ベストは3走前のオールカマーで76。

近5走指数は79→66→76→70→59。

生涯ベストは5走前の目黒記念で指数79。ただし極端なスローペースを2番手追走で展開に恵まれた面が大きい。さらに、斤量52kgにも恵まれており再現性はない。

4走前の札幌記念では斤量3kg増の55kgを背負い指数66と落とした。ただし完調手前でもあり度外視で良い。

3走前のオールカマーでは斤量55kgの据え置きで指数76と伸ばした。斤量を考えたら実質ベストと言って良く順当に成長している。ただし内有利馬場でインコースをロスなく捌いた好騎乗でやや恵まれた感はある。

2走前のエリザベス女王杯では指数72と平凡。オールカマーほど展開が向かなかったことと斤量1kg増の56kgとなったことで指数を落としたか。

前走の有馬記念は指数59と大敗。タフな馬場でのハイペースのスタミナ比べとなり、適性以上にスタミナが問われ直線で既に余力がなかった。

さて今回だが、状態面は平凡で特に変わり身なし。スローペースである程度の位置は取れるだろうし展開的には向くだろうが、タフな展開にどこまで対応できるかが鍵か。指数74程度を想定し抑え評価とする。

 

ボッケリーニ75

近4走指数ベストは前走のAJCCで75。

近4走指数は72→73→73→75。

生涯ベストは7走前の中日新聞杯で指数76。斤量は55kgと恵まれていた。

6走前の小倉大賞典では斤量2kg増の57kgを背負ったが、指数75で2着と健闘。斤量を考えたら実質的なベストと言っていい。

4走前の中京記念は指数72、3走前のアンドロメダSでは指数73、2走前の中日新聞杯では指数73と平凡。

前走のAJCCでは状態良化分もあり指数75と好走した。馬場が悪く伸びない内側を通ったが、ロスのないコース選択でもあった。斤量は56kg。

さて今回だが、状態は前走程度。斤量も据え置きであり前走並みの指数75程度を想定し対抗評価とする。距離延長に関しては前走ある程度時計のかかる2200mをこなせているし、さほど気にしてはいない。年齢を重ねて長距離適性にシフトしてきたか。

 

クレッシェンドラヴ75

近4走指数ベストは4走前の有馬記念で75。

近6走指数は75→55→62→72。

生涯ベストは7走前の七夕賞で指数77。状態が抜群だったのと内田騎手の完璧な騎乗、そして荒れ馬場を得意とするこの馬に舞台も合っての好走だ。

4走前の有馬記念では得意のスタミナ比べで指数75と好走した。

3走前の大阪杯は重馬場で得意条件だったが指数55と力負け。

2走前の七夕賞も時計のかかる得意条件を指数62と力負け。

この2走は得意条件で大敗しているところを見ると、現状ではピーク時の能力は維持できていない。

前走のAJCCでは指数72と立て直しに成功した。外差し優勢馬場でインコースを通った割には好走と言えるか。それでもピーク時の能力にはないか。

さて今回だが、状態は前走並み。前走は展開面で合わなかったので、その分の上昇余地はある。指数74程度に伸ばすと想定し抑え評価とする。それほど人気はしないだろうし抑えて損はないか。

 

アサマノイタズラ75

近4走指数ベストは前走のAJCCで75。

近4走指数は73→68→50→75。

4走前のセントライト記念で指数73とベスト更新。ただし外差し優勢馬場に恵まれており再現性は薄い。

3走前の菊花賞は指数68と落としたが距離延長で折り合いも欠いていたしそもそも3000mは適性より長いこともあるし度外視で良い。

2走前の有馬記念は指数50と低値。好走したスプリングSセントライト記念はそこまで上がりのかかるレースではなかったが、有馬記念では極めて時計のかかるスタミナ比べになっており適性が合わなかったか。

前走のAJCCでは指数75とベスト更新。ただし外差し優勢レースを最後方からの追い込み競馬で恵まれており再現性は薄い。斤量は56kg。

さて今回だが、状態面では変わり身なし。今回はスローペース濃厚であるが、この馬は基本的には追い込み一辺倒なので展開は向かないか。指数73程度に落とすと想定し消しとする。ある程度人気するだろうし狙う利は小さい。

 

ラストドラフト73

近4走指数ベストは3走前の天皇賞・秋で73。

近4走指数は66→73→70→69。

生涯ベストは7走前のアルゼンチン共和国杯と6走前のAJCCで指数76。斤量は56kg。

4走前の毎日王冠は指数66と低値。基本的に叩き良化型で、6ヶ月半の休み明けであり度外視で良い。

3走前の天皇賞・秋では指数73。叩き2戦目で状態抜群。斤量58kgを考慮したら好走と言って良い。

2走前の中日新聞杯は指数70と落としたが、前で決まったレースで後方から差し遅れており度外視で良い。

前走のAJCCは指数69と低値。やや早仕掛けではあったが、状態も落ちており基本的には力負け。

さて今回だが、状態面では変わり身はなく、現状の能力では指数73程度を想定し消しとする。

 

ディバインフォース73

近4走指数ベストは前走のステイヤーズSで73。

近4走指数は48→58→64→73。

4走前の天皇賞春では斤量58kgもハイペースのスタミナ比べも厳しく指数48と大敗。

3走前の関ヶ原Sでは指数58と低値だが、5ヶ月の休み明けで完調手前であり度外視で良い。

2走前の古都Sでは叩き2戦目で伸ばしたがそれでも指数64と低値。前で決まったレースを物理的に不可能な位置から差し遅れており度外視で良い。

前走のステイヤーズSでは状態良好で上積みもあり指数73とベスト大幅更新。

さて今回だが、状態面では特に変わり身はなく、前走並みの指数73程度を想定し消しとする。

 

ランフォザローゼス73

近4走指数ベストは前走のダイヤモンドSで73。

近4走指数は45→68→65→73。

生涯ベストは2019年の毎日王冠で指数74。ただし斤量は54kgと恵まれていた。

4走前のAJCCは指数45と大敗も極めて時計のかかる不良馬場のため度外視で良い。

3走前のディセンバーSでは指数68と力負け。

2走前の白富士Sは指数65と低値。外枠からロスしながら道中位置を押し上げたこともあり直線で余力はなかった。ジャックドールが作るペースを外からペースアップしながら押し上げては厳しい。

前走のダイヤモンドSでは指数73と好走したが、斤量54kgの恩恵が大きく再現性は薄い。

さて今回だが、状態は前走並み。斤量56kgを背負うことも考慮し指数70程度に落とすと想定し消しとする。

 

エフェクトオン72

近4走指数ベストは3走前の新潟記念と前走の日経新春杯で72。

近4走指数は70→72→71→72。

4走前の阿武隈Sは指数70。3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。インコースをロスなく捌いた好騎乗だった。

3走前の新潟記念では斤量53kgで指数72とベストを更新。

2走前の福島記念では斤量53kgで指数71。

前走の日経新春杯も斤量53kgで指数72とベストタイ。

ここのところ指数は安定傾向だが、いずれも軽斤量で恵まれている。

さて今回だが、状態面は引き続き良さそうだが、前走から3kg増の56kgを背負うし好走は難しいか。指数70以下を想定し消しとする。

 

スマイル72

近4走指数ベストは前走のAJCCで72。

近4走指数は70→66→71→72。

4走前の館山特別で指数70とベスト更新。

3走前の阿武隈Sは長期休み明けの福島競馬場で指数66と落とした。福島は3走していずれも3番人気以内と人気を背負いながらも、いずれも掲示板外と合っていない。

2走前の迎春Sでは指数71とベスト更新でOP入りを決めた。

前走のAJCCでは指数72と再びベスト更新。先行馬が総崩れの中で、中団から早仕掛け気味に進出しながら最後まで伸びており内容は指数以上に評価できる。斤量は56kg。

さて今回だが、状態面では変わり身なし。前走は展開が向かないなりの好走だったので、今回フラットな展開であれば指数を伸ばすことは可能。指数75程度に伸ばすと想定し本命とする。大外枠は嫌だが、道中上手く内に潜れればチャンスはあり。

 

トラストケンシン72

近4走指数ベストは2走前の中日新聞杯で72。

近4走指数は65→70→72→68。

4走前のレインボーSは斤量57kgで指数65と力負け。

3走前の甲斐路Sは斤量55kgで指数70と平凡。

2走前の中日新聞杯は斤量53kgにも恵まれ指数72とベストタイ。

前走の日経新春杯は斤量53kgと恵まれてはいたが指数68と力負け。

さて今回だが、状態は平凡。斤量56kgも背負うし好走は難しい。指数70以下を想定し消しとする。

 

ワイドエンペラー70

近4走指数ベストは2走前の早春Sで70。

近4走指数は62→66→70→66。

4走前の金山特別で指数62、3走前の本栖湖特別で指数66、2走前の早春Sで指数70といずれもベスト更新。中京、東京で時計の出る馬場だった。

前走の湾岸Sでは中山でペースも流れてスタミナを要する展開で、指数66と落とした。中京、東京のスピードの出る馬場で指数を伸ばしたことを考えても、時計のかかる馬場は合わなかったか。

さて今回だが、状態面は平凡。近走を時計の出る左回りで好走していることからも、タフな中山がプラスになるとは思えない。指数70以下を想定し消しとする。

 

ハヤヤッコ 指数なし

近走ダートのため指数なし。

芝は2歳時に3戦使って以降は出走なしで現状の芝適性は不明。

ダートでもOP特別レベルであり、いきなり芝の重賞で好走する根拠がない。

状態面も平凡であり指数70以下を想定し消しとする。

 

サクラアリュール 指数なし

近走ダートのため指数なし。

芝はデビューから初めて使うため、適性は全くの不明。

ダートでもOP特別レベルであり、いきなり芝の重賞で好走する根拠がない。

状態面も平凡であり指数70以下を想定し消しとする。

 

まとめ

◎スマイル      想定指数75

○ボッケリーニ    想定指数75

△タイトルホルダー  想定指数75

△ヒートオンビート  想定指数74

△ウインキートス   想定指数74

△クレッシェンドラヴ 想定指数74

 

今回はタイトルホルダーしか強い馬はいないが、休み明けで完調手前であること、一頓挫あったことを考えたら、圧倒的人気を背負う中で買う理由はない。能力で好走してしまうかもしれないが、タイトルホルダーが来ても問題ないワイド、複勝中心の馬券を組み立てたい。タイトルホルダー以外は能力上位の馬がいないので、あえて人気馬から狙う必要はないし、人気していないスマイルを本命とした。前走は差し優勢レースを早仕掛けで厳しい展開の中、指数72とまとめた。能力的には足りないのだが、展開分で指数を2ポイントほど伸ばせれば足りる。複勝狙いで期待値込みでの本命とした。

最終的には当日の馬場、オッズ、馬体重を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。

 

高松宮記念の指数はこちら

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来週はダービー卿CT大阪杯を予想する。指数はこちらから。

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