【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022アメリカジョッキークラブカップG2 全馬指数

今週はアメリカジョッキークラブカップAJCC)を予想する。

中山2200mで行われる別定G2だ。

 

 

指数一覧・前提条件

  • 出走馬14頭の指数を算出した。近4走指数1位はポタジェで78。
  • 優勝想定ラインは78と設定する。G2としては平均レベル。
  • Cコース8日目/8日。連続開催17日目/17日。
  • 近4走逃げ経験あり2/14頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)2/14頭。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 ポタジェ      78

2位 キングオブコージ  77

2位 マイネルファンロン 77

4位 クレッシェンドラヴ 75

5位 オーソクレース   74

6位 ボッケリーニ    73

6位 ラストドラフト   73

6位 エヒト       73

6位 アサマノイタズラ  73

10位 ソッサスブレイ    72

11位 アンティシペイト   71

11位 スマイル       71

13位 ダンビュライト    70

指数無し キャッスルトップ 近走ダート

 

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ポタジェ78

近4走指数ベストは2走前の毎日王冠で78。

近4走指数は75→75→78→75。

4走前の金鯱賞では相手強化で連勝は止まったが、指数75はベスト更新。

3走前の新潟大賞典でも指数75と引き続き好走した。

2走前の毎日王冠でも相手強化の中、3着と好走し指数78とベストを更新。瞬発力戦でトップスピード不足に泣いたが、まだ能力の底を見せていない。斤量は56kg。

前走の天皇賞・秋では指数75と落としたが、斤量58kgを考慮したら十分高指数だ。

さて今回だが、斤量は前走から2kg減の56kgとなる。相手弱化もあるし馬券は外さない。2走前並みの指数78を想定し本命とする。能力的には抜けているが、良くも悪くも相手なりというタイプなので、頭固定馬券は買いにくいところ。

 

キングオブコージ77

指数ベストは3走前の京都大賞典で77。

近4走指数は76→77→69→73。

4走前の目黒記念は、斤量54kgと後方待機からインを捌いた好騎乗もあり指数76で重賞勝利。

3走前の京都大賞典では相手強化で連勝は止まったが、斤量3kg増の57kgに対応し指数77とベストを更新し能力を示した。

2走前のオールカマー骨折による長期休み明け。指数69と低値だが、完調手前のため度外視で良い。

前走の中日新聞杯は指数73と力負け。叩き2戦目で状態は上向いていたし、先行有利バイアスも受けての低指数であり言い訳は効かない。既に1年以上前のベストパフォーマンスからは下降線に入っていると考えるのが自然だ。

さて今回だが、現状の能力である前走並みの指数73程度を想定し消しとする。

 

マイネルファンロン77

近4走指数ベストは4走前の新潟記念で77。

近4走指数は77→67→67→64。

4走前の新潟記念では指数77とベストを更新した。ただし状態絶好調かつ外差し優勢レースで馬場が味方したこともあり再現性はない。

3走前の毎日王冠、2走前の福島記念は状態落ちで指数67と落とした。

前走の中日新聞杯も状態が上向かず指数64と力負け。

さて今回だが、近走を見る限り既にピークは過ぎているし、4走前の再現性は薄い。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

クレッシェンドラヴ75

近4走指数ベストは3走前の有馬記念で75。

近6走指数は77→74→60→75→55→62。

生涯ベストは6走前の七夕賞で指数77。状態が抜群だったのと内田騎手の完璧な騎乗、そして荒れ馬場を得意とするこの馬にとって舞台も合っての好走だ。

5走前のオールカマーはタフな馬場で得意条件ではあったが、指数は74と平凡。

4走前のJCでは得意のスタミナ比べにならず、指数60の低値。

3走前の有馬記念ではスタミナ比べで指数75とこの馬なりに好走した。

2走前の大阪杯は重馬場で得意条件だったが指数55と力負け。

前走の七夕賞も時計のかかる得意条件を指数62と力負け。

近2走得意条件で大敗しているところを見ると、現状ではピーク時の能力は維持できていない。

今回も休み明けの8歳馬で上積みは見込めないし、近2走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

オーソクレース74

近4走指数ベストは前走の菊花賞で74。

近4走指数は60→69→70→74。

4走前のアイビーSでは指数60で勝利。

3走前のホープフルSでは指数69と伸ばした。

その後骨折もあり9ヶ月の休養を挟んだ2走前のセントライト記念では指数70とベスト更新。

前走の菊花賞でも指数74とベストを更新し2着と好走した。

さて今回だが、前走から斤量2kg減となり斤量分の増加は可能。まだ成長余地もあり指数78程度に伸ばすと想定し対抗評価とする。能力的にはポタジェと同等程度の評価だが、おそらく1番人気で妙味は薄いため対抗までとした。

 

ボッケリーニ73

近4走指数ベストは2走前のアンドロメダSと前走の中日新聞杯で73。

近4走指数は72→72→73→73。

生涯ベストは6走前の中日新聞杯で指数76。斤量は55kgと恵まれていた。

5走前の小倉大賞典では斤量2kg増の57kgを背負ったが、指数75で2着と健闘。斤量を考えたら実質的なベストと言っていい。

4走前の新潟大賞典では指数72と落としたが、極めて上がりがかかる荒れ馬場で能力を発揮できなかった。上がりが早いレースで好パフォーマンスを出せる馬なので度外視で良い。

3走前の中京記念は指数72、2走前のアンドロメダSでは指数73、前走の中日新聞杯では指数73と平凡。この3走を見る限り小倉大賞典が能力のピークと考えて良い。

さて今回だが、約1年前のピーク時の再現性はない。前走から1.5kg減なので斤量分の上昇のみ考慮して、指数75程度を想定し抑え評価とする。

 

ラストドラフト73

近4走指数ベストは2走前の天皇賞・秋で73。

近5走指数は76→70→66→73→70。

5走前のAJCCでは指数76とベストタイ。

4走前の日経賞は指数70と落としたが、完調手前かつ前で決まったレースを後方から差し遅れており度外視で良い。

3走前の毎日王冠は指数66と低値。基本的に叩き良化型だし休み明けは度外視で良い。

2走前の天皇賞・秋では叩き2戦目で状態も良化し指数73と好走した。

前走の中日新聞杯は指数70と落としたが、前で決まったレースで後方から差し遅れており度外視で良い。

さて今回だが、天皇賞・秋から斤量2kg減ることもあり斤量分の上昇は可能。ただ状態は天皇賞の方が良かったし、斤量分の上昇を考慮しても指数75程度までを想定し抑え評価とする。

 

エヒト73

近4走指数ベストは前走のサンタクロースSで73。

近4走指数は67→62→60→73。

4走前の日本海Sは指数67と平凡。

3走前のムーンライトHCは指数62と低値も前が壁であり度外視で良い。

2走前の尼崎Sは指数60と力負け。

前走のサンタクロースSは指数73とベスト更新。インコースをロスなく捌いた好騎乗だった。

さて今回だが、前走は相当上手く乗った結果で再現性は薄いため、斤量1kg減を考慮しても前走並みの指数73程度を想定し消しとする。

 

アサマノイタズラ73

近4走指数ベストは2走前のセントライト記念で73。

近4走指数は50→73→68→50。

3走前のセントライト記念で指数73とベスト更新。ただし外差し優勢レースで展開に恵まれており再現性は薄い。また重賞勝利ではあるが指数自体は古馬オープン特別級の低値。

2走前の菊花賞は指数68と落としたが折り合いがついておらず度外視で良い。

前走の有馬記念は指数50と低値。スプリングSセントライト記念はそこまで上がりのかかるレースではなかったが、有馬記念では極めて時計のかかるスタミナ比べになっており適性が合わなかった。

さて今回だが、近2走は折り合いや適性面で度外視で良いが、3走前並みのパフォーマンスでは足りないか。3走前並みの指数73程度を想定し消しとする。

 

ソッサスブレイ72

近4走指数ベストは2走前の関越Sで72。

近4走指数は72→68→66→71。

4走前の関越Sでは指数72と好走。

3走前の関屋記念は指数68と低値だが、後方から差し遅れており度外視で良い。

2走前のオールカマーも指数66と低値だが、後方から差し遅れており度外視で良い。

前走のディセンバーSは前につけることが出来、インベタでロスなく回した好騎乗もあり指数71と好走した。

さて今回だが、最大でベスト時の指数72程度を想定し消しとする。重賞では能力的に足りない。

 

アンティシペイト71

近4走指数ベストは前走のアルゼンチン共和国杯で71。

近4走指数は68→69→70→71。

近4走指数は68〜71と安定傾向。

前走のアルゼンチン共和国杯はやや折り合いを欠き気味だったが、斤量55kgにも恵まれ指数71とベスト更新だ。

さて今回だが、特に変わり身もなく、前走並みの指数71程度を想定し消しとする。重賞では能力的に足りない。

 

スマイル71

近4走指数ベストは前走の迎春Sで71。

近4走指数は69→70→66→71。

2走前の阿武隈Sは稍重馬場で指数66と落としたが、他の3戦は指数69〜71と非常に安定傾向。

前走の迎春Sでは指数71とベスト更新でOP入りを決めた。

さて今回だが、前走から特に変わり身はなく、前走並みの指数71程度を想定し消しとする。

 

ダンビュライト70

近4走指数ベストは3走前の京都大賞典で70。

近5走指数は75→63→70→ダート→ダート。

生涯ベストは2018年のAJCC(2018)で78。

5走前の京都記念は指数75と年齢の割に頑張っている。

ただし、4走前の日経賞は指数63、3走前の京都大賞典は指数70といずれも力負け。

近2走はダートを使ったが結果は平凡。

さて今回だが、年齢的にも上積みはなく、5走前並みの指数75は難しいか。指数72程度までを想定し消しとする。

 

キャッスルトップ 指数なし

デビューから全てダートを使っており、今回が初芝

芝適性は不明であり、いきなりG2で通用する根拠がない。指数70以下を想定し消しとする。

 

まとめ

◎ポタジェ    想定指数78

○オーソクレース 想定指数78

△ボッケリーニ  想定指数75

△ラストドラフト 想定指数75

 

能力最上位のポタジェを本命とする。近走非常に安定傾向であり馬券外に飛ぶのは考えにくい。続いてキャリアが浅く上昇傾向であるオーソクレースを対抗とする。斤量減の恩恵もあり指数を伸ばせると判断した。馬券的には面白くないレースになるが、おそらくこの2頭の上位人気で決まることだろう。馬連1点でも良いかもしれない。

3連系とするなら能力上位馬のボッケリーニ、ラストドラフトらを3番手評価として絡めたいところ。

当日の馬場、オッズ、馬体重等を見て結論を出す。